ステージ上では特に事故もなかった一昨日だが、
実は出番ちょっと前に、椿事が出来していた。

私は3歳児と母子室にいたのだが、
荷物をちょっと整理しようとかがんだ瞬間、軽やかな気分になった。
「なんだ、この風通るような爽快さは?」
最初はなんだかほんとにわからなかったのだ。
が次の瞬間に背中から「ジリジリ」という音が聞こえハッとした。
はたして・・・・
まさにセミの脱皮状態。
ブラウスのジッパーが途中からおバカになり、背中が割れていた。
うわっッ・・・まもなく出番なんですけど・・・

自分でなんとかしようとしたのだが、これがちゃんとチャック下りないんですよ。
ううっっ・・
受付にいたスタッフの一人、友人に声かけた。
「Mちゃん、ちょっと・・ちょっと・・」
なに、なに、とやってきてくれたMちゃん。
「わっ、背中割れてますよ。ちょっと待ってください。
・・・ああ、いちばんの下の留めのところがずれてますよ(下までざっくり開くタイプのブラウスだった)。
ここをちゃんとやらないと、っと。これでいいんじゃないですか。」
「あ、ありがと(泣)。でも弾いてる途中、脱皮して羽生えたらどうしようかね」
「いや~それいいですね。私は個人的には<山の魔王(デュオ曲)>で割れるの期待です」

結局何事もなく過ぎたのだが、こんなことコンペで起きなくてよかった(涙)。
いくらなんでも見知らぬ他のコンテスタントに「チャックなんとかして~」と泣きつくわけにもいかないし。

たしかピアノものの漫画で、国際コンクール時、女性コンテスタントの肩ヒモが演奏中プツッと切れ、あわや胸が・・・・
という場面があったが、たかが衣装、されど衣装、念には念を入れる必要があるのだった。
そういえば息子も、本番前にズボンのゴム(子供用なので、調節できるようアジャスター式になっていた)がひゅるひゅるっと中に入ってしまい、ボールペンで必死に取り出したことがあったっけ・・・