例のイベントの3日間で思ったことは「なんでこんなにたくさんの種類の楽器があるのか」ということと、「なんでこんなにたくさんの医療関係者がいるのか」ということ(笑)。

たぶんこんなことを考えたのは私一人だと思う。
なぜなら、もともとが「医療関係者のオーケストラ」だからだ。
でも、実をいうとかなりミョーな気分だった。
「えっと、先生・・」と誰か呼んでるので、「みんな先生だもんな」と無視していたら、なぜかそれが私のことだった(爆)。
つまり、先生以外の人間はごく少ないので、よく知らない人(いちおうネームカードは下げているものの職業まではチェックしない)には、とりあえず「先生」とよんでみるのだった。
逆に私なんかは、人の名前のあとに「先生」とつけることは授業参観に学校へいったり、ピアノを習いに行く時以外(でもレッスン中に先生と呼びかけることなんてあまりないですねえ)、まずありえないから、
意識しないと普通に「○○さん」と呼びかけてしまうので、それはそれでなんだか失礼だったかもしれない。

それと、これだけ人間がいるのに、鍵盤楽器の人間が私一人であること。
これはまったく非日常だった。
普段は近所で数人集まっても、コンクールなんかで何百人集まっても、みんなピアノを弾ける。いや、極言すればピアノしか弾けない。
それがなんでこんなに人間がいるのに、みんなピアノじゃないんだ!?
まるで国外へ出た気分だ。
それはもちろん「実は弾けます」という方は結構いるのでは・・と思うのだけど、
鍵盤楽器が、山のようにある楽器の中のただのひとつ・・に成り下がった(爆)経験は初めてだった。
しかも、本来はオーケストラには鍵盤楽器はいらないのだ。

う~ん・・・
今までも頭ではわかっていたけれど、
実際に目の当たりにするとこれは結構キョーレツ。
「全員三味線が弾けます」よりもたぶんキョーレツ。
そうするとですよ、私たちが当たり前のように語ってるショパンだって
「ああショパンってだいたいピアノ曲ばかりでしょ?名前は知ってるけど、ちゃんと聴いたことないなあ」
とここにいる私以外の全員にいわれたって、それは十分ありうる話なわけですよね。
考えてみれば、私だって、パガニー二やクライスラーの曲をあげろって言われても、自信持ってどれだけいえるか・・・

音楽に関してだけでも、まだまだ世間は狭いようです。