先日、第一回目のベルマークの作業があった。

それぞれがハサミを持参しての作業だったのだが、こんなに困ったことはなかった。
というのは・・・・いつも普通に使っているハサミが切れない・・・
紙はまあ普通に切れるのだ。ところがベルマークがついているのは紙の外包装ばかりではない。
マヨネーズの透明の袋・・これはまだいい。
もうどーにもならなかったのが、お砂糖の袋だ。
あのなんだかミョーな手触りのビニール袋だ。
刃をかませればかませるほどぬるぬるとすべり、
ハサミが食い込むのはこちらの手のほうだ。
「バカとハサミは使いよう」というではないか・・と、
それこそ角度から力の入れ具合から、研究に研究を重ねました・・・なにやってんだ、私。
周囲を見てみると、みなさん、快調なご様子。
もしやこれ、
「バカにハサミは使えない」の間違いか?

ううっ・・・
ついにお隣は作業終わり。
「すみませんが・・・・ハサミ貸してもらっていいですか?」
「いいですよ」
・・・ 切れるじゃないですか!なんだ私のせいじゃないんだ。

正面でその一部始終を見ていたある委員さん、
「今度、うちから切れるハサミ持ってきてあげるよ。
うち、おじいちゃんが、手術用の刃物研ぐ仕事なもんで、
うちのなかには切れないハサミないのよ」

手術用の刃物を研ぐお仕事!
そういう、聞いただけでしびれるようなお仕事があるのですね。

「刃物を研ぐ人

黙って刃物を研いでいる。
もう日が傾くのにまだ研いでゐる。
・・・・(中略)・・・
この人の袖は次第にやぶれ、この人の口ひげは白くなる。
憤りか必死か無心か、
この人はただ途方もなく
無限級数を追ってゐるのか。
              (高村光太郎)」

ハサミも貸していただきたいけど、
私その「おじいちゃん」にお会いしたいです。
あの・・・真っ白に燃え尽きておられたり(殴)・・なんてわけはないですよね?