「深夜の音楽会」の5月3日放送分録画を主人の実家より送ってもらい、
さっそく見てみました。

今回は、Y田裕史氏指揮&読売交響楽団でプロコフィエフ作曲「ロミオとジュリエット」。
Y田先生については以前も書きましたけど、昨年1月にコンチェルトのコンペに出たときにエレクトーンアンサンブル(オーケストラパート)の指揮をしていただき、
出番直前に舞台袖で、少しですがお話させていただいたので、それ以来勝手にファンを名乗らせていただいてます。

今回のビデオでは、演奏前のインタビューが大変興味深いものでした。
Y田氏は、準・メルクル、ネッロ・サンティ、チョン・ミョンフンのアシスタントをこれまで務めてこられましたが、
インタビュアーの関心は、そんな大指揮者のアシスタントにどうやってなれたのか・・ということ。
ネッロ・サンティ氏の時は「私は、ずっとあなたのファンでこれまで指揮も拝見してきた。どうかアシスタントにしてください」というと、その場でOKがでたのだそうだ。
チョン・ミョンフン氏の時。これは、サンタ・チェチーリア管弦楽団のバチカンのホールにおけるコンサートでのできごとだったらしい。
マーラーの5番の一楽章を、ミョンフン氏はそれは激しく振っておられたのだそうだ。
そのとき指揮棒が宙を舞った・・・・・
そして、最前列かぶりつきで聴いていたY田氏の前にストン。
一楽章が終わってミョンフン氏は「僕の指揮棒どこ?」とオケのメンバーにきかれたらしい。
コンマス氏、「たぶん、あの若いものが持ってますよ」。
Y田氏、コンマス氏に指揮棒を渡そうとしたところ、コンマス氏「直接渡したら?」と目で合図。
Y田氏からマエストロへの指揮棒贈呈式(?)に、場内拍手で大盛り上がり。
この日、Y田氏は演奏後マエストロに直接「アシスタントにしてくれ」と頼みに行くつもりだったらしいのですが、指揮棒が見事ふたりを結びつけたというわけ。
翌日の新聞には、
<マエストロの弟子である韓国人の若手指揮者が最前列で聴いていたところ、
指揮棒が降ってきた。さぞ、これで二人のきずなも深まったことだろう>
という、妄想にもとづいて書かれた記事(笑)が掲載されていたらしい。

Y田氏の生き生きとした話ぶりにインタビュアーは
「まるでイタリアの人と話しているみたい。<Allegroな生き生きとした曲>といった表現といい・・」と言っておられました。
Y田氏いわく、
「イタリアの人は<Allegro>を<速い>なんて思ってません。
やんちゃな子供に、お母さんが<Troppo Allegro!・・生き生きしすぎ>と言うんですよ。
タクシーに乗って<Presto!>というと、<OK!>ってびゅーんですから」。

・・・ということは、<Presto>は<とばして!>だな。