先日レッスンを受けた曲の一部。

画像が見にくくて恐縮なのですが(クリックすると拡大されます)、
一番下の段の「ソッファー、ファ・ミ・レ・レ」というところが問題なのです。
どう問題かというと、冒頭からの一連のものをここで爆発させるべく(しかしパシャっと叩かない)和音をつかまなければならないのですが、これがなんというか迫力に欠ける。
レッスンでは「最初の和音を勢いつけて弾き、次の和音は手が落ちてくる重さで弾く」といわれたわけです。しかもその次々の小節のPP(両手スタカート)は、「音量は絞っても鍵盤の底をしっかりと押さえた響きのある音」で弾かなければならない。
このコントラストに今頭を悩ましています。

こういう時は、だいたい呼吸が出来てないです。
前の小節からのつながりからいくと「ソッファー」で吐き、「ファ・ミ・レ・レ」で吸うようになるかなと思うのですが、
どうも「ソッファー」の「ファー」にパンチがいかない。

ああでもない、こうでもない・・と弾いてるうちにある言葉が。
「ショッカー、よ・わ・い・ぞ
ああ、これならいいです(笑)。PPの感じもでるし。
かくしてこの曲は「プレスト・パショナート・ショッカー」というわけです。

この曲はヴェデル二コフと伊藤恵さんのものを持っているのですが、かなり演奏は違ってます。
冒頭がまず全然違う。
ヴェデル二コフが霧の中からさまよい出たように始まるのに対し、伊藤さんは硬質な音がきらめくように弾かれる。
今日、最初にヴェデル二コフを聴き、次に伊藤さんを聴こうとしたら始まったとたんに3歳児が怒り出しました。
「さっきのにして。これ、かわいくない!!」
えっ、かわいくない?
伊藤さんジャケットの写真ものすごくかわいらしくて、髪をひとつに垂らし手を顔の脇で組んでおられるのに?
たしかに、硬質なだけでなく、確固たる意志みたいなものが始めから漂ってはいるようですが。かつて朝比奈御大が「伊藤君は男です!」とおっしゃったというエピソードもなるほどな感じの・・。
言葉以前の3歳児にはなにか感じるところがあったようです。

この3歳児評論家、私の演奏にはどういうご感想を?
まだこわくて聴かせられないです・・・・
いちおう私「かわいい」方の演奏を目指しているのですが