今日(3月18日)は雨でなんだか出かけにくい日だったが、
アマチュアオーケストラの演奏会があったので出かけた。

このオケを聴くのは3回目なのだが、以前はベートーベンの交響曲を毎年演奏していたそうだ。
それが全曲終わったところで、1回だけシューベルト&モーツァルトの回があり、今回はブラームスの2回目。

<プログラム>

    ベートーベン:歌劇「フィデリオ」
    ハイドン  :オーボエ協奏曲ハ長調
    ブラームス :交響曲第2番 ニ長調

私は、オーケストラのプログラムの組み方はよくわからないが、
なかなか聴き易いプロだったと思う。
このオケは長くベートーベンをやってこられただけあって、「フィデリオ」はここぞというところをしっかり聴かせてくれて、
序曲特有の「期待感」みたいなものを伝えていたと思う。

次の「オーボエ協奏曲」だ。
このソリストの演奏は以前ちょっとロビーコンサートで耳にしたことがあったのだが、その時も「あの人誰?誰?」ときかずにはいられないくらい惹きつけられるものがあったので、大変期待していた。
これが、期待以上だった。
堂に入ったソリストぶり、濃やかな表情、自在な音色・・この方は音楽を専攻しておられたので、アマチュアではないのだけれど、それにしてもすばらしいかった。
先日も、若手のピアノコンチェルトを聴いて大変感心して帰ってきたのだが、
もっともっとこういう若手の活躍の場が広がればいいと思う。
東京などだとホール代も高いし、レベルの高い奏者も数多くいるのでなかなか機会にも恵まれづらいかもしれないが、
幸いというべきか地方はそこまでの過当競争ではない(・・・・と思う)。
地方でじわじわと人気を勝ち得てファンを広げていく方法もありかと思う。

ブラームスの2番。
ブラームスは、私の知る範囲ではピアノ曲では大変音跳びが多く、弾きやすい作曲家とはとても思えない。
そういうことを、以前弦楽器の人にこぼしたならば、弦楽器でもそのような傾向があるとのことだった。
この2番は1番と対比すると、主題の展開という点に共通点がみられるものの、
1番が完成までに20年以上を要したのにひきかえ、こちらは3~4ヶ月、
雰囲気も重厚な1番に比べると、明るくさわやか。
こういう曲は難しい。
演奏は、構成をきちんとふまえ、低音の響きに迫力を持つ、説得力のあるものだった。
ただ欲をいうならば、レガートの伸びや、リズムの軽やかさがもう少しあると、
より「別荘で自然を満喫しながら作られた」というこの曲の良さが聴衆にも伝わったかもしれない。
また自戒をこめて感じたことだが、こういった音の多い曲は「このフレーズはどのパートがリードしているのか?」とか「どういう呼応の構造になっているのか?」とかいうことを常に整理しながら弾いていかないと、特に音量が最大になった部分でボケた表現になりがちだ。

というわけで、自分もいちいち録音をとりながら前へ進む必然性を今更ながらに感じました。
今夜、こんな大変な本番があったというのに、明日はまたこのメンバーの幾人かは室内楽の練習が終日(私もその一部に参加)。
すごい・・・・