「グレートマザー物語」を見た。
今日は荒川静香選手の再放送(2004年放送の再構成)分。
1歳のお誕生日には走り、3歳で逆上がりをし、小3でトリプルを跳び、小6でトリプルのコンビネーションを跳んだ天才児。
5歳で始めたフィギュアスケートに両親は才能を感じ、以来ひたすらバックアップすることになる。
お父さんは地方都市の会社員。フィギュアスケートは経済的にも大変だ。
お母さんはもともと裁縫はできなかったのだが、衣装(市販のもの?)を分解して型紙をとって勉強し、衣装は毎回手作り。
1000個にも及ぶビーズを徹夜で縫い付ける。
靴は一足15万円のものが年に4~5足は必要。
出る大会出る大会で優勝をさらってきた彼女だったが、長野オリンピック以来のスランプは長かった。
音楽の世界でもよくきくことだけれど、「天才」といわれてきた子供たちが、いきなり長期のスランプに入るのは珍しくない。
たまには「二十歳すぎればただの人」とかいわれ、消え去ってしまうことすらある。
これは、いろんな原因があろう。才能の枯渇、わき目もふらず走りすぎたための精神の疲弊、他のジャンルへの興味、家庭的事情、などなど。
荒川選手の場合も、おそらくいくつかの原因の複合したものであったであろうが、そのなかのひとつに「マスコミのプレッシャー」があったという。
お母さんが語る。
「ほんとに一生懸命やったのに<2位におわる>とかいろいろ書かれて・・」
荒川選手は早稲田大学の教育学部に進学する。
卒論は「メディアとスポーツ」に関するものだった。これを書くために、彼女は記者たちを逆取材。
それまで、ただ嫌で嫌でたまらなかったマスコミの複雑さ、その仕組み等を知ることにより、客観的に考えることができ、また取材にも応じることができるようになったという。
「ただの人」どころか、金メダルにまで至ったきっかけはここにあったのではないか?
もしマスコミがそれまでの敵であったとするならば、それによる不毛のストレスを軽減するべく、自らも言語化という行為(マスコミと同じツールによる行為)によって、敵の正体を明らかにすると同時に、敵との融和を図る。
「トゥーランドット」という、<氷><東洋><イタリア>というキーワードに彩られた選曲を見たとき、思わずうなってしまったのだが、
彼女は運動能力のみならず、頭脳的にも優秀な人間であることは間違いない。
かつ、このような長期のスランプから抜け出せる力は、
「いつも誰よりも、大きな拍手をしています。
だって私にはそれしかできないんですから」
という、ご両親の無償の支えがあってこそ湧き上がってくるのだ、
と心から確信をもって思う。
今日は荒川静香選手の再放送(2004年放送の再構成)分。
1歳のお誕生日には走り、3歳で逆上がりをし、小3でトリプルを跳び、小6でトリプルのコンビネーションを跳んだ天才児。
5歳で始めたフィギュアスケートに両親は才能を感じ、以来ひたすらバックアップすることになる。
お父さんは地方都市の会社員。フィギュアスケートは経済的にも大変だ。
お母さんはもともと裁縫はできなかったのだが、衣装(市販のもの?)を分解して型紙をとって勉強し、衣装は毎回手作り。
1000個にも及ぶビーズを徹夜で縫い付ける。
靴は一足15万円のものが年に4~5足は必要。
出る大会出る大会で優勝をさらってきた彼女だったが、長野オリンピック以来のスランプは長かった。
音楽の世界でもよくきくことだけれど、「天才」といわれてきた子供たちが、いきなり長期のスランプに入るのは珍しくない。
たまには「二十歳すぎればただの人」とかいわれ、消え去ってしまうことすらある。
これは、いろんな原因があろう。才能の枯渇、わき目もふらず走りすぎたための精神の疲弊、他のジャンルへの興味、家庭的事情、などなど。
荒川選手の場合も、おそらくいくつかの原因の複合したものであったであろうが、そのなかのひとつに「マスコミのプレッシャー」があったという。
お母さんが語る。
「ほんとに一生懸命やったのに<2位におわる>とかいろいろ書かれて・・」
荒川選手は早稲田大学の教育学部に進学する。
卒論は「メディアとスポーツ」に関するものだった。これを書くために、彼女は記者たちを逆取材。
それまで、ただ嫌で嫌でたまらなかったマスコミの複雑さ、その仕組み等を知ることにより、客観的に考えることができ、また取材にも応じることができるようになったという。
「ただの人」どころか、金メダルにまで至ったきっかけはここにあったのではないか?
もしマスコミがそれまでの敵であったとするならば、それによる不毛のストレスを軽減するべく、自らも言語化という行為(マスコミと同じツールによる行為)によって、敵の正体を明らかにすると同時に、敵との融和を図る。
「トゥーランドット」という、<氷><東洋><イタリア>というキーワードに彩られた選曲を見たとき、思わずうなってしまったのだが、
彼女は運動能力のみならず、頭脳的にも優秀な人間であることは間違いない。
かつ、このような長期のスランプから抜け出せる力は、
「いつも誰よりも、大きな拍手をしています。
だって私にはそれしかできないんですから」
という、ご両親の無償の支えがあってこそ湧き上がってくるのだ、
と心から確信をもって思う。
