さて、2時間半のセミナー中ちょっとだけ休憩があった。
うしろの方にCDやら本やらが並んでいたので、手にとって眺めてみた。

<ショパン2月臨時増刊号 「第15回ショパンコンクール」>
というもの。
写真集としても、たまらない。
イム・ドンミン氏が完全に真横(つまりピアノと直角方向。客席の方)を向いて弾いているものとか、
山本貴志氏が額で打鍵している(いや、違う・・・鍵盤から3センチほどのところに汗だくの顔がある・・)ものとか、
次々と、ほっておけないものが出てきて、「おおっ、これは買う!買う!」
と騒いでいたら、
「・・出られたのですか?・・・」との声。

!!!!!!泣く子も黙る有名人、K先生ではありませんかっ。
「いえ、あの・・・、その・・・、この写真があまりにも・・・・」
とバカ丸出しの答えをしてしまったのだが、
考えてみれば、今日ここの文脈で「・・・出られた?」というのは
少なくとも「お弟子が」ということであり、
出場年齢上限をはるか下方に見る私めが「出る」などということはありえない話であり、
さらに「お弟子が」となると、あの世の話であっても確率ゼロの話なのであった。

このままでは、K先生との出会いがあまりにも衝撃的に終わってしまうので、
Oさんに紹介の労をとっていただいた。ありがとうございました


今日は、有意義なお話をたくさん聞いたのだが、その中からひとつ。

<いよいよ、ピアノの世界は「驚くようなテクニック」はあたりまえのこととなり
「印象に残る音の良さ」の時代となってきている。
それは今回の覇者ブレハッチをみても、明らかなことである。

そういう演奏家になるためにはどうしたらよいのか。
もちろん才能といってしまえば、それまでなのだが、
逆に才能があるといわれている子供たちは、小さい時から数多くの舞台にたち、
自分の音が舞台でどう聴こえるか、表現されているかを経験的に学ぶ。

少なくとも小・中学校までに数多くのステージに立ち、
「自分の音を聴ける」センスを身に着けることが大変大切なことである。
さらに「自分の音」を聴けるようにするためには、テクニック的に精一杯の曲ではなく、
じっくり音を聴けるような、余裕のある選曲をすることが長い目でみても良い結果につながる。

あのブレハッチですら、浜松国際コンクールでドビュッシーの「ベルガマスク」を弾いたのだから・・・・・。>


ここまで読んでいただいたみなさん、ありがとうございました。
またこのような機会がありましたら、ご報告したいと思っております。