クラシカ・ジャパン「今週のピアニスト」で有名な評論家、I氏の講座
<ショパンコンクールに学ぶ~2005年速報と世界のピアノ教育の現状~>
を聴講してきた。

2時間半の間に「ショパンコンクールの一次予選のダイジェスト映像」を見、
「実際の今回のコンクールの演奏を収めたCDを使っての模擬審査」をやり、
「すぐれた演奏家を育てるためにはどのような教育をしたらよいのか」という考察をきく、
大変盛り沢山、かつ有意義な講座であった。

特に「模擬審査」はドキドキもんだった。
これは実際のコンクールの演奏のCD(もちろん演奏者名はわからない)
に収められた15名のエチュードを出席者みなで審査する。
点数を入れるわけではなく「15名のうち、通過させてよいと思われる5名を選ぶ」というものだ。

別に私は、しろーとだし、結果がかけ離れていてもそんなに気にすることもないのだが、
なにしろまわりにおられる先生方は、実際のコンクール等で審査員をつとめておられるような方がただ。
時たまコンクールに出る身としては、やはり、あまりにもトンチンカンな結果は自分としても・・・だ。

エチュードは15人さまざまな曲がチョイスされていたが、
やはりというかどうしてもというか、10-1、10-2を弾いたものがおそろしくウマイという印象はあった。
ただ、私は弾いたことのある曲が少ないので、
「実際に弾いて難しいところをどのように弾いているか」というよりは
「CD等で聴く演奏とくらべてどうか」という基準にかたよってしまったので、審査員としては失格であろう。

5人ほど聴いた。
いずれもミスなどはなく「甲乙」どころか「甲、甲´」付けがたいような演奏が続き、
「う~~~」と思っているところに、
突然のアナウンス
・・・・・・充電が終わりました!
えっ??

10人くらい終わって「この調子では5人はオーバーしてしまうよな・・」と思っているところに、また突然
・・・・・・・かじいもとじろう
なんすかっ?<かじいもとじろう>って、『檸檬』の<梶井基次郎>氏のことなんでしょうか?
ショパンコンクールにはたしかそのような方のお名前はなかったと・・・
それにしてもどういういきさつで、ずらずらっと演奏だけが続くなかにまぎれこんだのか?
私の後ろの席のかたは「朗読??」とつぶやいておられたが・・。

この突然、曲の合間に出現した「かじいくん」によって、
私のペースは完全に乱れた。
曲が終わるたび「いぶせますじ」とか「ありしまたけお」とかを期待してしまい、
その後の審査に支障をきたした。

さて結果は・・・
ほぼ当たっていたが、たったひとつ
私のセンサーをかすりもしなかったものが最高得点をマークしていた。
作品10-4
はい、今弾いてます。。。出直します。。。。。。。