可能性へのPregnant P9 | 風合瀬のブログ

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    2020年頃から中国による宇宙開発が活発となり独自で月の探索などに成功をしていた。その後インドも宇宙開発に参加し、アメリカやロシア、ヨーロッパ、日本などと宇宙開発についてのルール作りが話し合われる。まず、地球の成層圏には宇宙ゴミが散乱していて、その処理で大きく揉めた。中国やインドの宇宙開発をはじめたばかりの国々は、宇宙ゴミに関する知識が少なく、アメリカやヨーロッパ、日本などの進んだ知識を持った国々は最新の方法論で宇宙開発を進め、宇宙ゴミに関してもなるべく少なく出来るよう技術開発を行いそれを実行した。その部分に対しアメリカなどが中国やインドの無法を注意したが、中国などからすれば今までの宇宙ゴミの問題を無視しておいて、技術提供もなく文句だけ言われる謂れはない!と、なかなか話が進まなかった。


    そのような中、中国製ロケットの切り離されたロケットゴミがサウジアラビアに落ち、数十名の死者と100人を超える重軽傷者を出す事故が起きる。これは、世界中の衛星が捉えており中国としては言い訳が出来なかった。だが、中国はこれを宇宙開発の失敗例として世界に認識させつつ、独自のルールを作ってしまった。世界に対してのルールでありながら、他の国々になんの相談もなく決めてしまったことに、世界は反発。また、中国はサウジアラビアに大金を支払いことで鎮めようとしたため、それに怒ったサウジアラビアとの関係も悪くなってしまった。


    宇宙開発は、アメリカ、ヨーロッパ、日本と中国との間でギシギシとしていた。インドはヨーロッパや日本との関係性を強め、中国はしばらくの間孤立してしまう。


「中国は月の裏側で勝手に開発をはじめている!これは国際問題だ!」


    中国は月の裏側にある、坑道に基地を作り実質的支配をする方法を宇宙でも行ったのだ。日本やフィリピンなどと領有権を争う際、人工の島を作りそこを中国の領土だ!と言い張るようやことをして揉めていた。だが、


「先ほど、中国が月の裏側に作った基地が隕石落下により爆発した模様。死傷者は不明とのことです」


    月は地球に対し垂直に自転しながら公転している。地球から糸を伸ばして、月の中心に繋いでグルグル回しているようなもの。だから、月の裏側は地球からは観ることが出来ない。その月の裏側は隕石がよくぶつかり、表面よりもクレーターが多い。地球に落ちるはずの隕石を月の裏側で盾のように防いでくれてもいる。そのため、宇宙開発は地球と月を結ぶ線上にコロニーを建設することが決まっている。