戦争と自然災害(流行り病含む) | 風合瀬のブログ

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戦争を語る際、政治的な話や文化の違い、宗教の違いなどが語られる。しかし、実際の戦争の引き金は自然災害や流行り病などの流行が原因になることが多い。

例えば日本で言えば、明治維新も、豊臣秀吉による天下統一もその後徳川の世になったのも原因は自然災害だ。明治維新は、坂本龍馬やら西郷隆盛やら人間的な知的なストーリーが面白かったりするが、江戸後期から始まる天候不順(雨が多くとても寒く稲作が不作になった)が大きな原因となった。維新のメンバー云々より多くの一般庶民が生きることが出来ず、その不満が徳川幕府に向かった。

豊臣秀吉の天下統一は、日本で記録に残る最大の地震の天正地震が大きい。京都、岐阜、福井、三重などを一斉に揺らした地震は太平洋、日本海両方から津波を呼び海岸線の形を変える程で、もちろん城なども大きな被害を受けた。それにより豊臣軍の敵であった軍師たちは戦どころではなくなった。

家康の天下統一は秀吉の地震災害対応の不味さにあった。秀吉は天正地震の際、人々の復興より大仏殿の建築に力を入れた。大地震は信仰でどうにかなる?と考えた秀吉は奈良より大きな大仏を京都に建ててしまった。しかし、天正地震から十年後その京都で余震が起き、大仏殿は崩壊。その際秀吉は「この役立たず!」と大仏に言い放った。天下分け目の戦いなどというが、実のところ豊臣軍の敗けは決まっていた。当時の日本は神頼み的思想が高く、今で言う占い大好きギャルみたいのが武将であり侍であり庶民であった。その神に見放された豊臣軍を国のトップとして認められない…だから関ケ原の戦いも、農民が山の上から弁当持って観覧するほどで、映画のような切迫感はなかったのだ。


世界で言えば、フランス革命を機にヨーロッパに拡がった革命もヨーロッパを襲った大寒気が農作物の不作になり、食べられなくなった庶民が立ち上がった結果であるし、二度の世界大戦も寒冷化した地球の気候問題と、インフルエンザの大流行にあった。


今回の新型コロナウイルスのパンデミックで最も危惧しなければならなかったのが、暴動やクーデター、そして戦争であった。プーチン大統領は"核兵器"まで口にしている。


私が個人的に気になるのは、プーチン大統領の体調だ。やけに老けてみえる。もし病などで自暴自棄になった国のトップなど危険極まりない。特にプーチン大統領は随分と前に離婚もしていて孤立無援なのではないか?そもそもプーチン大統領とは旧ソ連時代KGBというスパイ機関にいて、ギリギリの経験をしてきているという。そんな経験をしてきた人間が家族もなく孤立無援で、もし病ならば…核兵器すらためらいなく使う。


何より平和であってほしい。