もし、あなたが無意識のうちに
周りの人を傷つけてしまっていたり、
周りからの信頼を失っていたら
経営者の方が多かったり、
理事長を務めさせていただいている
日本経営気学協会にも
経営者やリーダーの方から
ご相談やご質問をいただくのですが、
先日、「残念だな……」というご相談が
とある経営者さん(Aさん)からありました。
といっても、
残念なのはAさんではなく、
Aさんと関わっていた
個人事業主の人(Bさん)について。
話を聞くと、
Aさんは美容系のスクールを
運営されているのですが、
そこに通っていたBさんが、
Aさんのスクールに通う生徒さんを、
自分が新たに始めたスクールの生徒として、
引き抜いていってしまったそうなのです
Aさんのスクールでは、
卒業してから、Aさんと同じように
教える側になる生徒さんもたくさんいますが、
今回のように、ほぼ根こそぎ、
現在のAさんのスクール生を
引き抜いたBさんのようなケースは
初めてだったそうで、
Aさんはかなりショックを受けたようです
Aさんは、自分の元を巣立った生徒さんが、
自分のメソッドを広めていってくれることは
とても嬉しいと感じているし、
そうした生徒さんとは今でも
良好な人間関係を築いていると言います。
でも、Bさんとはそうすることができなかった。
この違いって、なんだと思いますか?
それは、
相手に対してしっかり
仁義を切っているか否か、
徳をもって相手に接しているか否かです。
Aさんと今でも良好な人間関係を
築いている元・生徒さんたちは、
自分が教える側に回ることを、
事前にAさんにお伝えしていました。
だから、Aさんも彼らを応援をしてきたし、
元・生徒さんたちも、教える側になったことで
得たことをAさんに還元したりという、
とても良いご縁の循環が起きています。
でも、Bさんは、
独立することをAさんに伝えなかったばかりか、
Aさんの元で学んでいるときから、
周りの生徒さんを、自分が新たに立ち上げる
スクールに来てもらえるよう
コソコソと根回しをしていたそうです。
そしてそういった一連の話はすべて、
Aさんと今でも良好な人間関係を
築いている元・生徒さんたちから
Aさんに伝わったそうです……
それはAさん、ショックですよね
実際、スクールの売上も
大きく減ってしまったそうです
(それを立て直すためのセッションを
今、私と一緒に続けています)
もし、Bさんが一言、
Aさんに対して仁義を切っていたら、
徳をもってAさんに接していたら、
Aさんは気持ちよくBさんを
応援することができていましたよね。
人間というのは、つい慢心してしまう
こともありますよね
だから、折を見て、
「今の自分があるのは
誰のおかげなんだろう?
と確認してみると、
無意識のうちに
自ら敵をつくってしまうことは
避けられるでしょう
お彼岸も近いことですし、
ぜひこの機会に立ち止まって
確認してみませんか?