Welcome To Marwen
HDDの容量を
また空けなくてはならず
見る作品を探していた
明らかに好きそうなもの
は
もう一度みたい!
となってしまう可能性があるので
そうならなそうなものから順番に見ていく
韓国ドラマは1話が長い
さらに
12話程度で終わらないこともあり
HDDの容量が
ぐんと減るのだ・・・
残量5分・・・えっ?
そんな中で
選ばれた作品
タイトルから
ストーリー内容が全く分からず
撮った記憶すら
ない・・・
再生を押して
しばらく見ても
なぜ
なぜこれを撮った?
うーん
しばし理由が分かるまで
頑張ろう・・・と
見てみるものの
やはり
分からない・・・
そこで
ついに調べてしまった
そして発見した
「ロバート・ゼメキス」の文字
そうだ!
ロバート・ゼメキスは
まだ映画を撮ってるんだ!
見てみよう!
ってのが
録画ボタンを押した理由だった
だけど・・・
ロバート・ゼメキスの作品だと言うことを
もってしても
私の心は動かなかった・・・
実話に基づいているってことで
色々難しいけど
りかちゃんとか
バービーとか
あぁいう系の人形を
人生において
一度も
可愛い!
欲しい!
と思ったことがなく
むしろネガティブな感情を持って
生き続けてきているので
その人形が出てきた時点で
心が止まってしまったわけでして・・・
徐々に主人公の身に何が起きたのかを
明かしていく見せ方だけど
その徐々に明かされることよりも
人形への嫌悪感が勝ってしまって
お隣さん
まだ話したこともない
お隣さんに
恋心を抱いて
似た人形を買って
同じ名前をつけて
写真を撮るって
怖い・・・
怖いよぉ・・・
そして
ハイヒールや女性ものの靴が好き
ってことで
暴行を受けてしまったということだけど
女装が好きということで
「ザ・女性」というルックスに惹かれている
ってことは分かるのだけど
そこと
女性は素晴らしい的な
女性賛美みたいのが絡んでくるのも
私としては微妙だった
女装が好きとか
それは別に他者に害を与えることではないし
それを理由に暴行を受けたということは
間違っているし
暴行によって
記憶をなくしてしまい
さらにPTSDでその時のことが
フラッシュバックしてしまう
そんな彼が
どうやって社会復帰していくか
そこにクローズアップしたものが見たかった
記憶をなくしてしまったこと
絵を描くことができなくなってしまったこと
それでも
ミニチュア世界を作って
芸術の世界で暮らして
現実社会を受け入れていく過程
それが
徐々に何が起きたかを明かしていく描き方で
現在の状態でのスタートだったから
苦しむ姿
起きたことに
過去が消えてしまったこと
その苦しさが見えにくかった
彼の写真展が行われると出てくるけど
その作品の素晴らしさも
正直、人形苦手な人には伝わりにくかった
他の人の評価とか
もっと写真をよく見せてくれるとかしてくれないと
フラッシュバックの辛さは分かったけど・・・
記憶をなくして
ミニチュアの世界に生きて
人形を持ち歩いて
突然叫んだりしてる
そんな人に
現実世界で
恋をしている人がいる現実味のなさ
いや
実話ベースだから
こう言うと
実話の主人公を
けなしてるみたいだけども・・・
あの映画の中では
私は彼が怖い人
怪しい人だったから
なんで彼に恋してるのよ?!と
思ってしまったのだよね
彼を助けたバイト先の女性も
彼のことを好意的に思っている感じだし
お隣さんがふってくれて良かったよ
けど
ふる前に
自分の名前を
自分と同じ髪色の人形につけて
それで遊んでるって知ったら
それだけで
恐怖だけどな・・・
彼の撮影している作品の中の
味方
が
女性だけ
ってのも
怖かったし
現実世界でも
彼の世界に関わる人間は
女性ばかりで
男性VS女性
みたいな図式にも感じて
女性は天使
みたいな描き方が
逆に女性差別というか
そういう感じもしてしまった
やはり
女性として一塊で
女性とはこういう姿である!
こういう存在である!
って語られることに
違和感を感じるのだと思う
すべての女性はこうだ!
って
社会の中で
日本のように女性の方が
女性だからということで
社会的地位が低いとか
教育の機会が奪われたりという状況に
女性として戦う必要があり
そういう場合は
「女性」として
描かれる必要があるけど
この作品は
何だろう・・・
彼が自身の苦悩に立ち向かうのに必要なのは
きっと個々の力であって
女性という団体ではないと思う
まぁ彼の敵は
女装なんて気持ち悪いんだよ!っていう
男性であって
そこは
男性もそれぞれだけど
やっぱりすべての男性が少し怖くなって
ナチのタトゥしてる人は
すべて怖くなるのは分かるのだけど
女性に対しての想いは違う気がする・・・
そもそもあの人形が
女性らしさとは?
みたいなものだし
ハイヒールも
女性で好きな人はいる
「女」をアピールできるし
あのカンカン感(音)で
自信みなぎる感じになる人もいるようで
わざと音立てて歩く人もいるくらいなんだけど
それすらも
所謂男社会に作られた「女らしさ」の象徴なんじゃないかと
そしてそれを女性も受け入れてしまっている
それが「女」的なことになってしまってるものだと思う
だって
あんなに体に悪いもの・・・
女性に制服の一部としてヒールを求めている会社があって
それに反対する声があがったってのを
最近ニュースで見た気がする
そして
その時、どんびいたのだよね
そんな会社あるんだ・・・って
まぁ制服だって
女子はスカートってのが
今もたくさんあるんだし
あり得る話だけど
でも年取ってから
外反母趾になって
歩くのに支障が出て
歩くのがおっくうになってしまったら
もう体を動かすのすらおっくうになる
そんなものになりやすい要因の
ハイヒール
それを女性の象徴的に取り扱うことに抵抗がある
ハイヒールで
女らしさや強さを感じて
喜んで履いている女性のその感覚が
なぜだかハイヒールに惹かれる男性が多いという
要因は全く関係ない!!と言い切れるんだろうか
言い切れる人はいると思うが
言い切れない人もいると思うわけで
そりゃ
動物だって
異性の気を引くために
着飾ったり
ダンスを踊ったりするのだから
本能のような部分もあるのだろうけど
でもさ
あの映画の状況
戦う場面でのハイヒールって
男性の目線だと思うんだよな
戦うときにヒールを履く意味ある?
ハリウッド映画によくある
男性を油断させるために履くって場合もあるだろうけど
そうでもないのに
無駄にヒールって・・・
そして
彼が人形を使って撮ってる話の内容が
私にとっては
感動的な内容には思えず
「何で続きを見たいわ!」
ってことになるのか理解が不能だった
自分を人形に置き換えた主人公を
銃を持って
ヒールやら綺麗な靴を履いた
メイクぱっちりの女性達が
みんな想いを寄せる
みんな俺のこと好きだけど
俺は君のことが好きなんだ!
って・・・
で
その女性達は
彼のことを守るわけですよ
もう
なんじゃこりゃ!
だし
敵のことを「ナチ」「ナチのやろう!」と
もう「ナチ」と出せば
説明いらずの悪役です!的に
ただただ闇雲に「ナチ」と罵り戦う
でもアメリカだよね??
と思ったら
モデルになった人は
おじいさんが第2次世界大戦で
ドイツ軍に従事していたということで
ナチに対して複雑な感情を抱いていた
というようなことを書かれているサイトがあった
それなら分かる
だけど映画の中では
「ナチ」「ナチ」と
空想の世界の中の敵として出てきて
いまいちよく分からなかった
CGや特撮が使われる映画は
その技術を見てくれ!
っていう作品がある
それはそれでいいと思うのだけど
それ以外にメッセージもあるんだよね
みたいな作品だと
その技術を見せたい!という想いと
メッセージのバランスがおかしくなると
何が何だか分からなくなることがあって
この作品も
私的にはそのパターン
うわっ
明らかにあの俳優さんだけど
人形っぽく見える
気持ち悪い!
あぁやっぱり人間に「しわ」って必要なんだな
しわがないと怖いな
髪質も
あぁあの同じ駅で見かける
カツラ君みたいな髪質だと
人間味が減るんだなぁ
とか
そんなことを思って
内容がよく分からなくなるし
作品の世界と
現実の世界を
近づけていって
現実世界を受け入れられるようにするってことで
作品の世界を描く必要はあるのだろうけど
そこは実際の人形のままで良かった気がする
そういうことはおいといて
もっと主人公の苦悩を
見たかった
タイトルも
原題の Welcome to がなくなって
マーウェンだけだと
マーウェン自体が
主人公のマークの名前から作られた
架空の世界の名前な訳だけど
まぁ人の名前にも思えるから
マーウェンだけだと
主人公の名前かな?
何だろう・・・って
印象が薄い
私がどうして録画したのか
全く思い出せなかったように・・・
邦題で
Welcome to の要素を消したのは
なぜなんだろう
そのまま
ウェルカム・トゥ・マーウェン
にしてしまうと
ウェルカム・トゥ界にはには
ウェルカム・トゥ・サラエボ
という強敵がいるので
ダメだと思うのだけど
なんか別の邦題が良かった・・・な・・・