免許の更新へ

 いざ行かん

 

 5年ぶり

 

 私は免許を取ったのが

 年取ってからだったけど

 

 それでも

 これで4枚目の免許

 

 前回は

 近くの警察署で

 ちょちょちょいと

 受けれたけど

 今回は

 日曜日にしか

 行くことが出来ず

 免許試験場に・・・

 だから

 前回と場所が違う

 ってのもあるけど

 

 今回は

 うわぁ・・・・!感が

 凄かった

 

 うわぁ・・・・

 

 まず葉書が届いたところから

 マイナカードにくっつけるか

 講習に予約が必要です

 とか

 マイナカードとくっつけると

 講習をオンラインで受けられますよ

 とか

 今までと違うことが

 てんこ盛り

 電話番号もあったけど

 QRコードからのアクセスとか

 こうやって年寄りははじかれていくんだな・・・

 という危機感を感じたりする

 

 私は子どもがいないから

 自分がこういうことについて行けなくなると

 代わりにやってくれる人もいないから

 ついていかないと

 本当において行かれる・・・

 これはレストランでのスマホ注文もだけど

 ひしひしと感じる

 

 そして

 講習の予約

 だったので

 予約した日の朝に突然・・・

 あれ?

 講習の前に

 色々手続きあるよな?_

 予約時間の何分前に行かないといけないの?

 と慌てて葉書を見ても

 「講習の○分前にお越しください」

 って書いてないな・・・

 予約した講習場所のサイトを見ても

 書いてない・・・

 

 結果

 ちょっと早く行くことに

 でも

 電車が遅れたりして

 10分前位しか早く着かなかったのだけど

 

 ついてすぐに

 「床の赤いシールに従ってください!」

 という指示に従う

 多くの人・・・人・・・人

 そして床を見ながら歩くと

 「マイナの人は言ってください」

 「免許だけで良いですか?」

 「予約しましたか?」

 と矢継ぎ早の質問の声が

 至る所から聞こえてくる

 もうせわしない・・・

 ベルトコンベアに乗せられてる気分

 

 そして

 あんなに葉書にはっきりと「予約」と書かれてるのに

 予約してない人が

 ちらほら・・・

 それもおじいちゃんおばあちゃんで

 パソコンでの予約とかが難しくてできなかった

 とかじゃない感じの人たち

 まぁ何度も更新してる人は

 「はいはい、葉書と免許とお金持ってけば良いでしょ」

 みたいな感じだからかも

 

 だって

 私だって

 3回目の更新までは

 そんなに大きな変化を感じてなかったから

 ここに来ての

 コロナからの予約

 マイナカードの連携

 とかが押し寄せての変化だから

 

 そんなん聞いてねぇよ

 

 なのかも知れないけど

 車っていう

 人を殺す可能性のある乗り物に乗るんだから

 その免許なんだから

 ちょっと葉書の文面くらい読んでよ!

 などと思いつつ

 

 初めて対面する機械に

 ドキドキしながら

 免許を置いて

 読み込んで

 予約番号を入れて・・・

 と作業を進める

 

 機械がずらーーっと並んでいるから

 周りがずっと動いてて

 本当に落ち着かない・・・

 周りのスピードについていかなくちゃ・・・と

 焦る

 

 このスピードに

 5年後はついて行けるかしら・・・

 と言う不安

 

 4桁の番号を2つ考えておく

 と言うことも

 事前に予習してたから

 そこも無事にクリアし

 前にも番号が書かれた紙を保管してたから

 それが今回も機械から出てくることは

 予想が出来たので

 紙を受け取り

 そそくさをその場を去ろうとすると

 

 「はい、紙、受け取って!」と言われる

 えっ・・受け取ったけど・・・と思って

 機械を見ると

 番号が書かれた紙が出てくるのとは別の下部に

 何か紙が出てくるっぽい場所がある・・・

 とそこを見つめると

 動き始めて

 A4サイズの持ってきた免許が印刷された紙が出てきた!

 

 この指示は

 スクリーンにきちんと出てなかったと思う・・・

 出てたかな・・・?

 だから

 おばさまが

 「紙出てくるから」

 「紙、とって」

 などと叫ばなくてはならないのだ

 

 そして

 再び床の線を見ながら歩くと

 今度はおじさんに

 「はい、あそこで紙に記入して」

 と選挙の投票所のような場所に誘導される

 もう何を書いたのかも覚えていないけど

 

 この行程は

 5年後には無くなっていることを

 願う

 

 記入したら

 また床を見て歩き

 「次は後ろでお金払って」の

 声に導かれ

 窓口に並ぶ

 

 そして

 ここでも変化が・・・

 QRコード払いが出来る!

 これはありがたい

 

 払い終わると

 「はい、後ろで視力検査ね」

 

 その時点で

 私の手には

 更新のお知らせ葉書

 機械から出てきた暗証番号の紙と

 大きな紙と

 支払ってもらったレシート

 更には支払いで使ったスマホまでが

 握られており

 もう・・ぐちゃぐちゃ

 でも

 流れを止めないように

 歩みを止めないように

 動き続けるのです

 

 3つのブースに分かれて並ぶ

 

 その間にスクリーンに

 一瞬出てきた

 「ここで出すのは申請書類です」

 「葉書はいりません」

 のメッセージを見て

 色々なものをしまう

  

 部屋に入っていくと

 両目で視力を測られる

 視力の低下を感じていた私は

 一抹の不安を抱えながらも

 1つの検査をミスり

 「上?」と聞き返されるも

 その後は問題なく答えられ

 良いとも悪いとも言われず

 「判定」は別の場所らしく

 また矢印に従って歩いて行くと

 カウンターに座るお兄さんに

 「めがねでの検査であってますね?」

 「はい」

 だけのやり取りで

 「判定=OK」

 

 この「検査」と「判定」と分けるシステムは

 何なんだろう

 決して検査をした人のデータが

 判定係の人に送られてるなどは無く

 書類に書いたものを見ての

 再確認

 というシステム

 

 うーむ

 

 更に床の線に従って移動する

 

 たどり着いた先は

 ディズニーランド?

 並の

 ロープで仕切られた

 あのうねうねの道へ・・・

 

 そして

 思う・・・

 あれ?講習の予約時間過ぎてるのに

 平気なのか?

 予約って講習の時間だったよな・・・

 これは講習の時間が来たら

 勝手にこの流れを外れて

 各々講習会場に向かわないといけないのか・・・

 などと

 考えつつ

 

 ここでも

 何を出せば良いかが張り出されているので

 先ほど詰め込んだものを整理したりしつつ

 あぁ時間過ぎてくなぁなどと考えながら

 

 はっ

 とする

 

 この人たち

 たまたま今日来たってだけじゃ無く

 誕生日が近い人だらけなんだ・・・

 と

 そう

 もしかしたら同じ誕生日の人もいるかも

 そして

 同じスケジュールで動いている人が多いから

 5年後に再会することもある人なのだ

 にしても

 人が多い

 こんなにいるのか・・・

 そして全員夏男夏女!

 そう思って見渡せば

 確かに熱い感じ

 夏に強い感じの人たちだ・・・

 

 などと思いながら

 窓口へ

 そしてされたことは

 口頭確認と

 古い免許への穴開け

 そして

 葉書はもう使うことはないので

 しまって良いと告げられる

 マイナにくっつける方は

 ここでも別途申告が必要

 

 慌ただしく進む会話の中で

 慌てて

 「予約の時間が過ぎてて・・・」

 と口を挟むと

 「入場の時間なので大丈夫」

 と言われる

 

 予約の際

 「入場の時間」なんて

 書かれてたかな・・・

 

 そして

 写真撮影へ

 ここで3つのブースがあるのだけど

 どこまで中に入って良いか分からず

 コンビニの

 レジが開いたら先頭の人が

 そのレジに向かうシステムに慣れた我々は

 礼儀正しくドアの前で待っており

 度々

 「中に3~4人は入れるから止まらないで

 はいっちゃって

 どこでも一緒だから」

 と言われる

 

 そして

 3つのドアを入っても

 中は同じ部屋

 

 なんだ

 この扉・・・

 

 で

 撮られる様子が丸見え

 自分の列以外の人の写真まで

 丸見え

 

 3~4人入っちゃって!

 と入った人に

 次の順番の人は含まれてないから

 写真撮ってる人1人

 待ってる人5人ほど

 そして3列

 でも一番端同士は見えないとしても

 少なくとも隣の列の人には見られる

 私は真ん中の列に並んでしまったから

 両隣の列の人の様子が見られると同時に

 両隣から見える列だった

 

 これは

 あまり良くないよね

 

 顔を決めてる感じとか

 見られちゃう

 撮られた写真も丸見え

 もっと髪が目にかからないように

 などの指示も丸聞こえ

 

 それに

 鏡が一切無かったように思う

 案の定

 できあがりの写真で

 私の右側の髪は

 ぼわっっとなってた

 

 思えば

 電車が遅れて

 バス停が改札から少し離れてて

 遅れたらやばい!

 と灼熱の中

 軽く走って

 バスに揺られて

 その後は

 ベルトコンベアに乗せられて

 (自分で歩くけど)

 慌ただしく動き続けたのだから

 そりゃ

 髪乱れるわ!

 

 自撮りがこんなに普及して

 スクリーンを見ながら撮ることが増える中

 自分がどんななのか分からないまま

 「はい、ここ見て」

 と言われて

 撮られた写真

 

 ここは昭和感が満載だった

 5年後には

 何か変化が欲しいところです

 

 せめて鏡を置いてくれ

 できれば

 プリクラのように

 映ってる自分を見せてくれ

 

 私は

 目をつぶり

 2回撮影になりました

 

 でね

 毎回

 「顎を引いて」って

 何回か言われるんだよな

 顎出してるんだな・・私

 

 写真が終わると

 「次は講習です」

 と言われ

 

 またまた床を見つめて歩いて行くと

 小さなカウンターの前でまた並ぶ

 

 そして

 小さなカウンターの中のおじさんに

 「はい、優良は4階ね」と言われる

 

 そう

 ここで優良じゃ無い人はバレる

 何かやらかしたんだな・・・・と

 

 でもね

 なぜか優良は4階に行かされ

 他の人は2階とか3階だ

 

 優良が一番遠くに飛ばされるのかい!

 

 そして

 「この赤い線に従って

 エスカレーターか階段ね」

 と言われる

 

 エスカレーターとエレベーターが

 どっちがどっちか

 はっきりと覚えていない私は

 矢印に従って歩いていて

 驚く

 

 エスカレーター!!!

 そう私はエレベーターを思ってたから

 

 多分

 最初の更新とか

 ここに来たとき

 まだエスカレーターは無くて

 皆で階段を使っていた気がする

 

 にしても

 古めかしい階段に

 エスカレーター

 なんか不思議な空間だった

 

 垂直移動するエレベーターなら

 どっか1箇所を上下に潰せば入れられそうだけど

 エスカレーターを入れる方が

 場所が必要

 そして

 下るためには

 更に別のスペースが必要

 

 だから私は

 エレベーターを想像していたのです

 

 なんか役所のエレベーターって

 不思議な空間

 

 エスカレーターをのぼると

 「はい、優良ね。

 あの坂を上って左ね。」

 と

 

 講習の前に

 トイレ行っておきたいな・・・

 と思ったら

 私の前の人も

 言われた部屋に行かずに左折したので

 こりゃトイレだな・・・と

 なので

 おじさんには

 「トイレに行く時間ありますか?」とは

 聞かずに

 そのまま前の女性の後をついていく

 

 そして無事にトイレにつき

 会場に戻ると

 結構席が無い

 あいてない

 

 スタッフのおじさんの

 「どんどん詰めて座ってくださいね」

 の声が聞こえる

 

 2人並びの席が

 2つともあいてる机はもうなくて

 すでに人が座ってるところに座らなくてはいけないのだけど

 それも後ろの方はもう空いてなくて

 ちょっと前に移動して

 1人で座ってる人のところに行くと・・・

 荷物を置いてる人がいるんだよね


 おじさんの声も聞こえるし

 聞こえなくても

 周り見れば分かるだろ

 おまえもこれまで長蛇の列に並んでただろ

 

 察せよ

 おまえのバッグを

 椅子に座らせるな!

 

 ここでバッグを平気な顔して

 隣の椅子に置いてる人とは

 絶対に友達になれない

 なりたくない

 

 隣にバッグを置いていない人を発見し

 そこに座る

 

 少し待つと

 スタッフの人が

 「はい、優良の人たちね」

 と

 講習へ導かれた途端

 やたらと

 「優良」を連呼される

 

 「優良なんで30分だけで終わりますからね」

 の連呼

 その裏には

 「(30分だけなんだからちょっとくらい説明聞いてね)」

 と言うメッセージが含まれていると思われる

 何度も何度も言っていたし

 

 ここでもマイナの人は

 別の紙がついている

 免許の受け取りの場所も

 他とは違う

 などなど

 マイナ連携(または2枚持ち)面倒だなぁ感

 と共に

 皆にマイナ連携の人とバレる感じ

 

 そして受講後の流れを

 まず聞く

 「下りはエスカレーターがないのでね

 階段で降りてくださいね」

 

 この高齢化社会に

 なんたる・・・

 降りる方が膝に来るっていうのに・・・

 けど

 運転する人は

 健康でいるべし!

 だから

 これっぽっちの階段

 自分で降りれなきゃいかんのだ!

 ということだと

 思うことにしました

 

 そして

 ついに始まるビデオ

 そしてそして

 皆さんご存じの

 交通事故でご家族を無くした方の話が始まる

 もう泣きそうになる

 前回の警察署では

 動画を見てるときは多少暗転していた気がするのだけど

 今回は電気がしっかりついている

 泣いてるバレたら

 恥ずかしいじゃないか・・・

 でもそんなことで

 この動画を見ないなんてことはしてはいかん!

 この思いを受け止めねば!!

 という心の格闘

 

 しかし

 その格闘は

 前に座る男性の

 涙を拭う姿に

 1人じゃ無かった!という安心感で

 終了する

 

 ほっとした瞬間

 別の人も涙を拭う姿が・・・

 良かった

 良かった

 私一人じゃ無かった

 そして

 これを見て

 慎重に運転する人が増えれば

 このビデオの意味があるというものよ!

 という安堵感

 

 と同時に

 スタッフさんが

 受講の証としてテーブルの上に置かれた紙に

 スタンプを押していく

 

 しかぁし

 そのご家族の話が終わり

 ルールを中心とした動画になったら

 隣の人が

 明らかに寝てる・・・

 明らかに・・・

 

 さっきの席にバッグを置く人もだけど

 こういう所で寝れる人も

 友達になれないなぁ・・・

 なんでこの30分間だけに集まった

 「優良」の人たち

 なのに寝るかね・・・

 

 そして気づく

 そうだ

 この「優良」は

 本当に優良な人もいるけど

 単純に「ペーパー」な人もいる

 そして

 今後も「ペーパー」で生きていこと思っている人には 

 関係ないことかも知れない

 だって

 乗ることは無いんだから

 

 なら

 良いんだけどね

 

 乗るなら

 この30分くらい見ようよ

 大人なんだし・・・

 

 まぁ職場でもいたな

 ミーティングの時に

 普通に寝てる人・・・

 嫌いだったなぁ

 

 そんなこんなで

 30分が経ち

 ビデオの前にあった説明通り

 「階段」で降りていこうとしたら

 その時にのぼってきたおじさんが

 間違えて4階まで来てしまったらしく

 「ここじゃないよ」 と言われる

 「ここは優良の人だよ」と言われたら

 「違反はしてないんだよ、俺」

 という遠吠えが聞こえた

 

 3階なのに4階まで来ちゃうっていうミスを犯すってことは

 そういうことだよ

 おっちゃん・・・

 さようなら

 

 と階段を降りて

 受け取る部屋に入ったら

 「優良の方は・・・」と

 またここでも「優良」コール

 

 しかし

 ここまで散々

 「優良=わずか30分だけの講習」と

 言っておいて

 

 「講習が30分だけと短いので

 免許の発行が間に合わない人もいますので

 ご了承ください」

 という衝撃の発表

 

 えっ?何それ!

 

 あんなに

 「優良の人」と

 「30分だけ」と

 持ち上げておいて・・・

 発行が間に合わないとは・・・

 あの建物でただただ待つのは

 酷だよ

 

 そう思いながら

 前から詰めて座っていく

 

 そして

 しばし待機

 

 そして

 そして

 「今回は〇番までの人の免許が発行されます。

 それ以降の人は

 次の回になるので

 30分後になりますので

 それまでに戻ってきていただければ大丈夫です」

 

 よかった・・・

 私はぎりぎり発行された!

 確か私の番号の10番後位で

 30分待ちになるところでした

 

 ここで

 約束の時間より前に来ると

 良いことがある

 遅刻なんて

 言語道断

 ギリギリじゃなくて

 余裕を持ってきましょう

 そんな教訓を受ける

 

 でもさ

 優良の人は30分の動画って決めたのは

 あなた達じゃん

 ましてや

 事前予約なんだから

 人数だって

 分かってるじゃん

 

 と腑に落ちませんでした

 

 更に

 発行を待ってる間にも

 「今、入ってきた人たち

 今は優良の方たちに発行してるので

 後ろに座ってください」

 と何度か言っていた

 

 その度に

 「そんなこと言っても

 30分待たせるくせに・・・」と

 思ってしまった

 (私は待たなくて良いけど)

  

 受け取った後にも

 機械で確認作業を行うわけですよ

 これ気づかないで

 そのまま出て行く人

 いそうだな・・・

 

 でさ

 この機械も廊下に一列に

 いかにも

 ここにしか場所がないんです・・・

 と並んでいる訳だけど

 本籍確認とかなのに

 丸出しでやるんです

 セキュリティ・・とは

 と思いつつ

 確認を終えて

 出口へ

 

 献血

 いつもやろうと思うのに

 生理なんだよね

 その前の時も

 そしてその前は

 フィリピンに住んでた人は

 何年かしないと献血できないと

 お菓子だけもらって出てきたし・・・

 (今は大丈夫になったらしい)

 すまん・すまん

 と思いながらバス停に向かって

 帰宅しました

 

 

 今は

 機械が入ったばかりで

 人間もばんばん機械のサポートで入らなくてはならない

 過渡期

 次は機械がうまく機能して

 この人間の叫び声と

 確認作業により増える立ち寄り場所と

 焦らされる感じが

 軽減していて欲しい

 

 そして

 私も

 階段でしっかり降りれるように

 忙しい流れにも乗れるように

 身も心も健康であろう

 そう思ったのでした

 

 できることなら

 有休をとって

 近くの警察署で

 ぱぱっと終わらせたいです