吉野さん・・・

あちらも再婚だったとは・・・

知らなんだ

 

吉野さんが

ゆっこのことを

ゆきちゃんって言うのも

なんか

引くよね・・・

 

親戚でもないし

看病のために滞在してた時に

仲良くなったのかもしれないけど・・・

私なら

ゆきこさんって

呼ぶもんだと思ってたので

ゆきちゃんって

言った時に

ドンびいた

 

でも

ゆっこの言う通りだよ

上司の病院だとしても

愛してる人の容態が良くならないなら

なんとしてでも

直して欲しい

どうにかしたい

そう思うんじゃないだろうか

 

奥さんを一度亡くしてるなら

なおさらじゃないか?

 

 

純君の

死んじゃった者には

会ってもしょうがない

そう思ってるのかな・・・

ってのは

考えさせられる

 

私は

中間の考えだから

確か

樹木希林さんが

お葬式には行かないって

そう言ってたのを聞いて

そうだよな

だから死ぬ前に

会って

思い出作らなきゃ

そう思ったのだ

 

死ぬ側としては

死ぬ前の思い出を抱いて

旅立っていくのだろうし

お葬式の様子なんて

分からないと思う

 

お葬式は

遺された者のためにするのだと思う

だから

残された側としては

この想いは通じないと思っても

やっぱり

側にいたいと思う

 

 

人が亡くなったのに

テキパキしてる人がいるのは

寂しい

 

お骨になってしまって

もうお母さんの

目や

細い眉なんか

二度と見れなくなってしまう

 

そう言うのが

お葬式を

思い出させる

 

同じこと思ったな・・って

 

 

でも

清吉おじさんさんは

やっぱり最高だよね

 

正吉君のおじいちゃんのお葬式でも

言ってくれたよね

 

にしても

ゆっこの飛行機代も

五郎さんが工面したのかい?

ゆっこ

働いとるやん・・・

ゆっこ・・・

そりゃ

子供2人を連れて行ってもらうんだから

全額出せとは言わんが

ゆっこの代わりに

五郎さんが来たって

良かったのを

優先してくれたわけじゃない・・

ゆっこが

せめて一部は自分で出したと

信じたい・・・

 

 

そして

何より

運動靴

 

良い話だよ

 

でも

あれぐらいの年齢の子が

1年履き続けるって

結構

きっつきつになってそうだけど

昔は

きっと大切に

多少親指が曲がってたって

履いたんだよね

靴を縫って直したことがないってのは

恥ずかしく思わなくちゃいけないことだよね

 

うーん