不思議の国のアリスは

2冊持ってて

こちらは

 

ポプラ社文庫

蕗沢忠枝 訳

中島潔 絵

 

であります

 

アリスは

ディズニーと

原作?と言うのだろうか

あの版画調のイラストのイメージが強いので

なんだか

中島さんのイラストに違和感を覚えてしまう

特にチェシャ猫

 

そして

私はいつも

チャシャ猫って言ってしまう

チェシャね

チェシャ

 

不思議の国のアリスの不思議なところって

結局どんな終わり方だったかとか

どの順番で何が起きたかとかって

正直覚えてないところだ

何度も読んだり見たりしてるのに・・・

なんだろう

あのアリスの世界観に包まれる感じ

それで良いやと言うか

それに包まれたら

良しとする

 

昔(小学生の頃)は気になってなかったと思うので

それで良いのだと思うけど

今見ると

原文はどう書かれてるんだろう・・・とか

やっぱり訳すのって難しいよな

特にこの作品の場合は

実際にはない言葉が溢れてるだろうし・・・と思ったり

そして

時代が関係してるのだろうけど

「くわばら、くわばら」

「へんちくりんだわ、へんちくりんだわ」とか出てきたり

王様のする動詞が敬語になったり、ならなかったりとか

言葉の言い回しが当時は普通だったのかもしれないけど

妙に引っかかったりするものがあったり

しゅーんと静まり返る・・・シーンじゃなくて?

アリスが突如男言葉になったり

これは小学生には理解できたのか?

陪審員とかボンボンとか水ギセル

クロッケーも分かるかね?

コーカス・レースって・・・

 

などなど

訳し方が気になってしょうがなくなってしまった

悲しいことだ

 

子どもの時はただただ

アリスの世界に入っていたと思うのだけどな

それで

あまり意味がわからない言葉があっても

想像力で十分に補えていたのだと思う

 

でも今回久しぶりに読み返して

一番の衝撃は

蕗沢さんによる巻末の解説だ

 

作者は女性だと思っていたら

それはペンネームで

本名はチャールズ・・・

そして

34歳で13歳の子に求婚

その相手が

お話を聞かせてあげていた

アリス・・・と言う衝撃

ルイスは10歳以下の子しか愛せなかったと言う伝説がある

とまで・・・

Wikiさんだと

なんだかその辺は色々あるようで

何が真実なのかは

はっきりしていないような感じだけど

女の子に変装させたり、ヌードの写真を撮ったりって

今だとかなり怖いおっさんだと思うので

なんか

知らなきゃ良かった・・・と思ってしまった

 

この解説

子ども向けの本には書かない方が良いのでは?と思ってしまった

 

当時の子どもの私は

すっ飛ばして読んでたから良いけど

読んでたら

ちょっとしたホラーになってしまったかも知れない・・・