ジャレさんが出てるから
それだけで録画したけど
ジャレさんがすぐに殺されるってことや
斧で残虐に殺されるってことは
知っていたので
怖い映画だな・・・と
タイトルもタイトルだし・・・

と長いこと放置していたのだけど
HDDが足りなくなってきたという現実が襲いかかり
見ることに

なんか時代を感じる・・・
時代設定ということだけでなくて
撮影方法というか
画角というか
何だろう・・・
なんか昔の映画だな・・・と感じて
2000年の作品と知り驚く
もっと古い感じがしてたので

オープンニングで
主人公がパックを剥がすシーンがあって
それはきっと
仮面的な意味合いもあって
象徴的というか大切なシーンなのだろうけども
パックって
上から下に剥がすの?
下から上じゃない?
なんてことを思ってしまったのですね

そしてもっと衝撃なのは
主人公が
自分のことを語るときに
27歳だと言っており
それを見ながら
見えねぇよ・・・と思っていたのです
まぁ若い人物を演じることは
よくあることだし
アメリカ人って
日本人より年上に見えるし・・・
いや・・・でも見えないなぁ
そう思っていたら・・・
クリスチャン・ベールは
1974年生まれ
映画は2000年1月に公開
ということは
遅くとも1999年に撮影されたということで
25歳ということになるのですね
27歳よりも実年齢が若いという衝撃・・・

えっ?

見えません

そして
年齢に関していえば
ジャレさんは1971年生まれなので
クリスチャン・ベールより年上なのですね
見えねぇ・・・

まぁ
私の頭は
映画のかなり前半で
この27歳って無理あるよな
外見だけじゃなく
27歳でこの生活?っていうのも含めて
違和感を感じていたので
その辺そわそわして見続けていたのだけど

もぉ
途中から
えっ?
この人殺されてないの?
えっ?
何で人出てこないの?
えっ?
それで殺すの無理でしょ?
という
えっ?の連続になり

あぁ
妄想と現実がぐちゃぐちゃで
本人もわからんくなってるんやね・・・


でも
サイコパスって
そうなんだろうなと

殺人鬼は
殺人をすることで
そこに興奮を覚えたりするらしいし
もう殺すことへの欲望が止められない
自分でもどうしたらいいのか分からん
っていう
その怖さ

自分でもそれがおかしいと思ってるのに
止められない
そう思うと
サイコパスだって
被害者というか
簡単に抹殺できなくなる難しさが出てくるけども

何だろう
ホラー映画とは違う怖さって
現実に
あの人も
実はサイコパスで
殺人欲求があるのかもな・・・ということを
考えさせられる怖さがある

でもって
サイコパスってなると
自分とは違うというか
そういう主人公と自分を重ね合わせてしまう怖さっていのは
ないのだけども
でも
あの空虚な世界
誰も相手を信頼してないというか
相手の中身を知らないままに
持ち物とか名刺とか
どんだけいいレストランに予約が取れるかとか
そういうことだけに執着してる虚しさってのもあって
あの映画に出てくる全員が
見事に相手のことを知らないのだよね
あぁこうなってはいけないけど
なってないかな?とか考えて見たり
まぁ映画のような
競い合えるようなものは持ってなくても
相手のことを思っている以上に知らなかったり
自分のことを知ってもらえなかったり
相手の見た目とか持ち物で判断してるってことは
多少なりともあるわけで
その虚しさに気づいて
空虚を感じたとしても

でもやっぱりそれで
あんな殺人を起こしたりするのは
かなり限られた人だと思うし
そういう空虚さとは別のものじゃないかと思うので

何だか
この両方を
同時にグイグイと見せられるのは
重かった

役者さんは
ジャレさんだけじゃなくて
ウィリアム・デフォーとか
クロエ・セヴィーニとか
リース・ウィザースプーンとか
好きな人が出てて
良かったんだけどね

心置きなく
HDDの容量を空けられます!