椎名さん(椎名誠)きっかけで

野田さんを知ったのだけど

やっぱり良いよね

野田さん

 

この本は昭和63年に発行されたのだけど

収録されている話は

それよりも前の時代の話だし

今見ると

「それがまさにステレオタイプでしょうが!」

と言ってしまいたくなる文章で溢れているけど

それでも

実際に身一つで

本当に身一つで色々な国を渡り歩いてきた

野田さんの言葉なので

海外に行っても

高級ホテルにだけ泊まって

事前にネット調べて

知った気になってる人が書いてる話しとは

重みと面白みが違う

 

交流するための語彙力もだけど

それ以前のコミュニケーション力

そして

自分の身は自分で守れるという体力面と

精神面での強さがなければ

できない

 

そういった強さがあるから

カッコいいと思うんだなぁ

いやぁカッコいい

 

フィリピンの話が出てきたときは

嬉しくなってしまった

 

女性の容姿について

(フィリピン以外も)貶す言葉には

両手を挙げて賛成することはできないけれども

野田さんは基本的に

それはそれで良いじゃないか

というか

相手の基準で考えてみようというスタンスがあるので

批判をしていても

そこに愛があるというか

そういう見方もあるよね・・・というところがあるので

そうだよね

そういう視点で見てみなきゃいかんねと思わされる

 

私自身もフィリピンで生活して

寒い日本の冬に帰国したときは

あぁ・・・この生きるために寒さに耐える感じ

ずっとなかったなぁ・・・と痛感し

文明は南国で育たないっていうことが

わかるぅ!と思ったりしたのだけど

 

「勤勉」「倹約・貯蓄」などという言葉は、寒い、過酷な風土に住む人間の作ったものだということを、つくづく考えさせられる。彼らを享楽的で乱費家でなまけ者という評があるが、これだけ豊かな自然の中にいて、汗を流して日本人的に働こうとする者がいたら、それは異常性格の持ち主であろう。

 

ってことだ。

 

野田さんが

良いといっている国に行ってみたい

いつ行けるようになるんだろうな・・・