キリスト教は

フィリピンで暮らす上でやっぱり関わってくるものだ


無神教的な

マザーアース的な

そんな感じの私に特定の宗教を傾倒することは多分これからもないと思うのだけど、

やはり宗教は死に対して

死に対する問いと恐怖に対して答えてくれるものなのだと強く思う


Markyの死に際して

彼へのメッセージとして

「どこにいるとしても、幸せですように」

とか

「どこにいるとしても、幸せだって知ってるから」

という表現が多い

中には「天国にいるって知ってるよ」という人もいますが、

人数としては少ない

で、何故「良い人」とさんざん言っておきながらどこにいてもという表現なのか??

と思っていた

天国ってはっきり言ってあげればいいのに

そしたらそれに対して

「私たちは最後の審判をする権利はないから。

たとえいい人だと思っていても、すべてを知っているわけではない。

神の判断は私たちの考えを超える。

神が最後の決断はするのだから、私たちが天国にいると決めつけて言う事は出来ないの。」

という回答が来た。

そうなのだ。

私は彼のすべてを知らない。

そして、前にも書いた気がするが

人の事を100%理解する事も出来ない

それが人としての悲しさであり、同時に幸せであると

だからそのすべてを知っているのは神だけである

という考えはなんだかすんなりと私のなぜを解決してくれた


また、彼が亡くなった直後にお母さんが

「マーキー、あなたがまだここにいるのは分かっているわ。

あなたが私たちがこの試練を乗り越えるための力をくれると分かってるわ。

神様があなたの犯した罪を許してくださるように祈ってるわ。」

と言っていたので

「罪を犯したってことは自殺ってこと??」

と思ったら

「私たちは誰もが罪を背負って生きている。

だから別にこの罪は死ぬ直前の何かを指している訳では無いと思う。

誰もが罪を背負い、罪を犯し、生きている。

その罪を最後に判断するのは神だから。」

と。

これもすんなりとしたのだ。

私はこのおかあさんのインタビューを聞いて

まだ彼が亡くなってすぐであったから

ショックのあまり自殺を隠しておかなくちゃいけないと思っても、

この時は悲しさでついつい言ってしまったんじゃないか?

本当は自殺なんじゃないか?

って思っていたので、なんだかこの答えを聞いて安心した


ただ未だに死因は気になるのは事実だ

けど、何が死因でも彼は二度と帰ってこない

永遠の眠りについた

その死をどう受け入れるか、

同納得するか

それは人それぞれであり、

今は彼をもっとも愛していた母親と、妹が納得できるように協力するべきだ

彼女たちは死因を知っているのだし、

彼女たちが彼の死を受け入れられれば

それが真実になる

私はそれを信じて、

彼の死により考えた事を生かしていくしかない

死後、その死をどう扱うか、

それは残されたもののために行われるのだ

そう思う

死をどう解釈するか

誰も行ったことのない

いったら戻って来ることのできない世界へ旅立つことへの恐怖をどう理解するか

愛する人との永遠の別れをどう受け入れるか

だからお母さんたちの気持ちが一番大事だ


殺人的なスケジュールに疲れてしまったのではないか

という不安や

彼は静かに生きる事を望んでいたのじゃないか

などと考えていた私にお母さんは

「彼が芸能人になったことは後悔してない。

彼は踊ることが大好きだったから芸能人になったの。

彼は楽しんでいた。

多くの人に会う事も出来たし、私たちの民族を助けることにもなった。

それは素晴らしいこと。

彼のミッションは終わったの。」

と言っていた。

その事が何より私をほっとさせた。

そうお母さんが思える事は大切なことだ。

息子が好きなことをして生きる事が出来たという事。

その上で、多くの人の心に触れる事が出来た事。

この2点は生きる意味なんじゃないかと思うから、

彼のお母さんが息子が生きる意味があったと感じていたという事だから


「神様、ほんの僅かでも、彼と時を共に過ごせ、友達になるチャンスを与えてくれたことに感謝します。」


「神様。彼を私に授けてくださり(貸してくれてというようなニュアンス)、ありがとうございました。

20年間彼と一緒に過ごせたことはとても幸せなことでした。

本当にありがとうございました。」

彼は、神様からの借り物。

すべての命は一時の借り物。

彼は帰るべきところに帰ったのだ。


彼は本当にほとんどの人が20年で出来ない事を成し遂げたのだと思う

彼はミッションを終えたのだ

それは私の心を軽くする

キリスト教じゃないけど、

「彼は今幸せな場所にいるはずだから

悲しむのはやめよう。

受け入れるのは難しいけど・・・

彼のためにも前を向いていこう。

そしてありがとう。

彼は今、私たちの天使になった。」

その言葉を信じる


Marky Cielo