血のつながっている兄弟はいない


でも兄弟だと思っている人はいる


フィリピンに来て痛感した事は

自分が幸せじゃなくちゃ人を幸せになんて出来ないとか

自分が出来る事なんてゼロに近いとか

そんな事

ネガティブっぽい事


でもそれでも自分のことを

「アテに話せてよかった」

と言える人として認めてくれた人がいる事だけで何か意味があったんじゃないかと思える


彼は結構自分の悩みを話してくれた

その闇は私には想像する事しか出来なかった

正しくは想像する事も出来なかった

で、そんな話を聞いて、ちょっとジョークを言い合って笑って、

それだけだった

私がした事は


人間関係がこじれてどうしたら良いか分からなかった時

彼は仕事に出る予定だったのに

「行くから待ってろ」

と言って来てくれた

朝から来てくれてたのに結局、彼抜きで話を出来そうな感じだったので、もめてる人と話をしたりして

なんだかんだ彼は小雨が降る中6時間待っていてくれた

で、その後彼が会いにやって来た

待たせすぎて恥ずかしかった

でも、文句はぜんぜん言わなかった

笑顔で話を聞いてくれた

それで結局その後も12時間は一緒にいた

次の日仕事なのに

ご飯だって、デリバリーは頼んだけど本当にちょっとした物を出しただけだった

で、彼が帰った後にテキストで

有難うね!!楽しかった

って

こっちの方が有難うだ


有難うは伝えたけど、伝え切れてないくらい感謝しているよ。本当。

それと、話をただ聞いてもらうって事だけで楽になるって事もあるんだなぁって思った


他にももう一人いる。


彼は一緒にいる時に悩みを話したがらなかった

それは分かっていた

自分に似てるなぁって思った

悩みをあまり話せない

だから一緒にいる時はくだらない事ばかり言い合っていた


暫くして、彼と毎日会えない状況になり、彼とは暫く話していなかった。

でも、突然夜中に電話が来た。

で、「電話代高いし、また今度会って話そうよ。」という私の言葉もよそに

「いや、今アテと話したいんだ」

と言って話し続けた

彼の過去の話だった

苦しくてどうにもならない話だった

私は聞いてあげる事と、たわいも無い声を掛ける事しか出来なかった

昔、話したくだらない事を彼が思い出し、覚えてる??と言ってきた

勿論覚えてる

辛い時に声を聴いて欲しい人として彼が思い出してくれた事に私は大きな力を得たけど、私はそれと同じだけの力を彼に与えられたのだろうか?

彼とは1年以上会っていないが連絡は来る

いつも「元気か?疲れてないか?」って


有難う


日本人だからこうして対応してくれるのでは無いのだろうなぁと思う

心の繋がりが人としてあると思ってくれたからなんじゃないかなぁって

独りよがりな気はするけど


私の中で血縁関係者は無意識に当たり前のように支えてくれる存在になっていた

そしてその事に気付かずにその状況に甘えていた事に気付かされた

そして、気付いた今、その存在の大きさに唖然とする

その居心地の良さに感謝する


だからその血縁関係者に裏切られた人の気持ちは想像できないことを痛感する

あの心地よさは、安心感は自分が考える以上に自分の奥深くに行き渡っているから

消そうと思っても消せない

一人で生きているなんて思っていても、心の底で頼っている

だからこそ大切にしなくてはいけないと思うのと同時に

その血を超えて出会った人たちを大切にしなければと思う


血の繋がりがあるからこその得体の知れない大きな存在がありつつ

それを超えた関係を気付ける人の凄さに驚く

そしてその両方を持つことの出来る自分

その全てに感謝しなければ・・・