【別大マラソンレポ ~Finish後】
フィニッシュラインを抜け、一息。
手元のガーミンの表示は、2時間50分54秒。
1年前、東京マラソンでのPBから3分半の短縮でした。
正直、今回は記録は狙えないだろうと思っていました。
6月に足首を捻挫し、夏場はあまり走りこめていない。
秋~冬のレースも、昨年同時期の記録に及ばない。
まずは、サブ3できれば十分との思いでした。
その気持ちが、逆にある種の開き直りになっていたのでしょう。
何より、3年ぶりに別大を走れることが、本当に嬉しかった。
故郷を離れ、気が付けば30年以上。
自分が生まれ育った地を走るのは、格別な思いです。
フィニッシュ後にフィニッシャーズタオルを設け取り、ランナーの流れに沿ってスタンド前へ。
今回はスタンドに一般の方も入れるようになっている。
家族は来ているのか?
事前には、特に確認していなかったが…。
と、考えながら歩いていたら、スタンドから聞きなれた声。
まさに、家族が応援に来てくれていました。
「お疲れ様~」
「記録更新だね!」
自分のことのように喜んでくれている。
本当に、有難いことです。
今回は記録よりも、無事にフィニッシュする様子を見せることが、最大の目標でした。
なにしろ、前回はフィニッシュ後、車いすで医務室送り。
家族に、無用な心配をかけてしまいました。
レース後も、無理なく、壮健であること。
どんな記録よりも、それが一番です。
トラックには、ランナー達が次々と入ってくる。
周囲には、走り終えたランナーが、声を上げる。
「もう少しだぞ!」
「まだ行ける!ラスト!!」
そして、3時間経過を告げる計時。
同時に、周囲のランナーから一斉にため息があがりました。
多くのランナーが目標とする別大。
そこを共に走ってきた分だけ、我が事のように思う。
どのランナーも気持ちを同じにしていることが伺えました。
フィニッシュ後は、舞鶴高校へ向けて歩く。
今回、カテゴリー2は舞鶴高校が荷物受け取り&着替えでした。
体育館には、ナンバーごとに荷物が分けて置かれている。
しかし、その分け方は、かなり幅がある。
それ故、自分の荷物を探し当てるのが、非常に大変。
自分の荷物が分からず、右往左往している間に、
結局、他のランナーさんが見つけてくれました(汗
荷物探し後は、大急ぎで着替え。
着替え完了後は、競技場入り口近くの土手へ。
家族と待ち合わせです。
ちなみに、舞鶴高校側では目的地別のバスが並んでいました。
私は利用しませんでしたが、時間によっては大行列だとか?
それ故、大分駅まで歩くランナーの姿もありました。
私は家族と合流後、親族の家へ。
そこでお風呂を借り、慰労会。
もう、食事もお酒も、気にする必要はない(笑
さらに、その後は車で空港まで送ってくれる。
お世話になりっぱなしでしたが、
「こっちも、楽しい一日だったよ」
と、嬉しい言葉。
何から何まで、有難うございます。
大分空港は、見るからにランナーだらけ。
羽田行きの最終便だったのですが、保安検査に随分並びました。
はたして搭乗時刻に間に合うのか、ヒヤヒヤ。
次回以降、要注意点です。
因みに、空港には今日のレース結果が、その日のうちに大きく掲示されていました。
大分空港職員の仕事の早さに、感嘆です。
さて、今回の別大マラソン。
予想以上の走りに、自分自身でも驚きです。
各通過時間は、次の通り。
安定した集団についていたおかげで、
5kmごとのラップが20分前半で揃っています。
そして、最後の35km以降のラップが19分台。
ガチで走ったレースの中で、後半に上げられたのは初めてです。
ここは、一つの自信となりました。
「30kmまでは、無理をしない」
そのことを常に肝に命じ、自分の調子を確認しながら、
慎重に走った結果だと思います。
次の目標は、サブ50か??
と考えたいところですが、それは目安でしかないと思います。
レース前もレース中も、決して焦ることなく、地道に積み重ねていくのみ。
そうすれば、結果はついてくるものでしょう。
何よりも、これからも好きなマラソンを続けていきたい。
そのためにも、健康に気を付け、毎日走り続けるのみです。
今回、別大マラソンを走ったランナーの皆さん、お疲れさまでした。
運営スタッフやボランティアの皆さん、有難うございました。
そして、我々が走るために交通規制などに協力してくれただけでなく、
沿道から多くの応援をくださった大分県の皆さん、本当に有難うございました。
また1年後、この地を走るのを楽しみにしています。