入院27日目:「しゅとう」って何? | 膵臓癌になりました

膵臓癌になりました

2016年7月、膵臓癌と診断されました。それから今迄の経過を公開します。癌の症状や経過は患者毎に様々ですが、何方かの参考になればと思います。
尚、頂いたコメントは一応確認の上公開の可否を判断した後、公開致しますので反映は遅れます。悪しからず。

おはようございます。

今朝の天気は晴れ。

体温:36.1℃
体重:77.3kg

消化器外科病棟での週末です。膵体尾部切除の時以来2年ぶりです。しかし、2年前と比べると更に入院期間の短縮化に拍車が掛かっています。DPCの下で利益率を良くする一番効果的手法では有りますが、その為か鎮痛剤や医療麻薬を分段に使います。良いのやら悪いのやら、、、。

キズは随分楽になり、歩くのも苦では無くなりましたが未だ咳は辛い。後数日はどうしようもないですね。

さて、今回、HCUで体験したビックリな事。HCUに運ばれると、先ずはHCUの受入検査です。先ずは顔の頬の皮膚がテープを剥がす際に剥がれた部分の指摘があり、しっかり写真を撮って記録。その後も体の何処かにキズが無いかを調べて、お仕舞いと言うところで、一人の看護師が左の肩に水脹れが萎んだような物を発見。何人もで覗き込んで何だろう何だろうと騒ぎに成ってきました。
看護「ご本人に心当たりは無いですか?」
私「痛くも痒くも無いけど、その辺には種痘の痕が有ったと思うけど」
看護「え!何ですか」
私「種痘!」
看護達「しゅとうって何?ザワザワザワ、、」
はい、最初はからかわれて居るのかと思いましたが後で分かったのは、概ねキャリア5年以下の看護師は「種痘」を知らない。結構ベテランでも針痕が3*3の正方形(1960辺りで変わった)に並んでいないと種痘の痕とは認識しないと言う事実でした。まあ、1980年にWHOが天然痘の撲滅宣言を出していますので、学校で教えなくなっている事が予想されます。国内では1955年が最後の患者の年だった様ですので、ジェンナーの名前も百科事典の中だけの物になるのでしようね。

手術を受けて偶然知った「自分もそこそこ年寄りだった」事実でした。