§イジワル? | なんてことない非日常

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スキビ非公認二次創作サイトです。
駄文ばかりの辺境館ですが、広いお心で読んでいただける方歓迎しております。

《先日お知らせしたとおり、アメンバー申請200名様突破記念でこちらのお話しをフリーにしたいと思います!!


こんな感じが好きなんだよな~というザックリ書いたものですが、よろしかったらお好きに扱いくださいww


これからもこんな偏った駄文だらけのお話しですがよろしくお願いしますw》




§イジワル?





 最近、敦賀さんの意地悪が酷い・・・・と思う。



先日・・・・




「最上さん、少し・・・髪、伸びた?」



そう言いながら、だるまやまで送って頂く車中で毛先をくんくんと指で引っ張られた。



「え・・・そ、そうですね?そろそろ切りそろえても良いかもしれませんね・・・」



私が敦賀さんの指から逃れるように髪を動かして車を降りようとすると、腕を掴まれた。



「危ないよ?ちゃんと見ないと」



そう言われて、開きかけたドアの向こうを見ると一台の自転車が走り去った。



「す、すみません!!・・・ありがとうございます」



青ざめながら頭を下げた私が見たのは、例の帝王で・・・・。



「今度からは気をつけないと・・・ここから降ろせないよ?」



「!!!!??っす、すみません!!以後、肝に銘じて気をつけますから!!どうか、どうかお許しくださいませ~~!!!」



お代官様~~!!とつけると、敦賀さんはすっごく笑った。

それをみて、またからかわれたと気がついた・・・・。




この間だって・・・・・。




「最上さん、ここ・・ついてるよ?」



そう言いながら、私の頬についていたクリームを掬い取って・・・そのまま口に!?



「うん、こっちのクリームも美味しいね?」



なんて社さんが横できゃあきゃあとうるさく騒ぐくらい神々しい笑顔でなんという行動を!?


もう!一緒に昼食をとっていた他のスタッフさんや共演者の方たちの前で何たる辱めをっ・・・・・。




昨日だって・・・。



「最上さん、今日はもう終わり?」



ラブミー部で帰りの準備が出来た私にタイミングを計ったように現れて、いつものお夕食のお願いにいらしたはず・・・なのに・・・。



「・・・・もしかして・・・少し・・疲れてる?」



なんて私の肩を軽くもみもみ・・・・・・・・。



「だっ!!イジョウブデス!!ゲンキデス!!!」



急に掴まれた肩が熱くて、大慌てで体操をしてみせると少しつまらなさそうに敦賀さんは肩から手を退かしてくれたけど、上に振り上げた手首を掴まれて、きゅっと握られた。



「こんなに細いのに本当にパワフルだね?君は」



「!!!」



また!?またなの!?人を目から脳を壊死させるのが最近の敦賀さんのストレス解消法ですか!!??


きらきらと放たれる光の欠片に怨キョたちが苦しんでいるのも知らずに敦賀さんは涼しい顔で私の荷物を勝手に持ち上げ、ラブミー部を後にしようとしていた。



「!!ま、待ってください!!」



「うん、待ってあげるから早くおいで?」



扉を開けながら振り返った敦賀さんは優しい笑みで・・・・・意地悪な感じは・・・ないけど・・・・。


なんだか・・・・・


すごく・・・・・


勘違いしそうになる笑顔を向けるのは・・・・やめて・・・・いただきたい・・・・・。



「最上さん?」



立ち止まって固まっている私に気がついた敦賀さんが扉から手を離し、私に近づいたかと思うと心配そうに屈んで顔を覗きこんできた。


さらさらと敦賀さんの髪が目の前で揺れて、端正な顔がすぐ傍で心配そうに眉根を寄せていて・・・・・。


心臓が嫌な音をたてる。



「本当に大丈夫?・・・・今日は、送ろうか?」



「だ、大丈夫です!!すみません、ボーとしてしまって!!」



大きく一歩後ろに後ずさって頭を下げると、心底深いため息が敦賀さんから聞こえたけど、私は下げた頭を上げることが出来ずにどんな表情をしているかなんて知らなかった。



「行こうか?」



「は、はい!!」



結局その日は敦賀さんとお買い物をして、夕食を一緒にしてだるまやまで送って頂いた。



帰り際、敦賀さんが少し寂しそうに見えたのは・・・・気のせい・・・よね?




***********





ここまでスルーされると鈍感を通り越して意地悪をされているんじゃないかって思う。



さりげなく君に触れて、君が俺の傍にいるのを確認していた。


髪や頬、腕や肩・・・・・。


全部俺の中に閉じ込めてしまいたいほどに柔らかく頼りなくて・・・・でも元気を装って・・・・・・。



久しぶりに君に一歩引かれて、激しく凹む俺は全然、成長していないんだな・・・って思ってついため息をついてしまったり・・・・・。



君に俺の心が少しでも寄り添えるのはいつになるのかと帰っていく君の背中が酷く遠くに感じた。



そんなある日、最上さんが神妙な面持ちで俺に詰め寄ってきた。



「敦賀さん!!私・・・・何かお気に障る事などいたしましたでしょうか?」



・・・・・・・・・・・。



相変わらず・・・俺の気持ちに一ミリも気がつかないで、苛められていると思って鬼気迫る顔は呪われそうだけど・・・。


そうだな・・・ここら辺りで遠回しな表現はやめて素直にでもなってみるか・・・・・。



「・・・・・・最上さん・・・・・」



「はっ!はい!?」



「今夜も・・・・俺のところに来てくれる?」



頷く君を見ながら誓うよ?意地悪なんてしないから・・・・もう、俺から逃げないで?










end