十二支の刑・冲・害について(1) | 開運と幸福人生の案内人/ムー(MU)さんの日記

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十二支の冲、害について
 
十二支の配置、組み合わせには合、三合など良い組み合わせ以外にも、冲、害、刑など良くない意味合いが強い組み合わせがあります。
今回はそのうちの冲と害について述べます。
 

 
冲は刑、害など十二支のあまり良くない組み合せの中で、最も注意しなければならない組み合せです。
これは十二支の六つ離れた対向する支どうしの組み合せになります。
図に示すように、六つありますので、六冲ともいいます。
 
 
子(陽水) ⇔ 午(陽火)
丑(陰土) ⇔ 未(陰土)
寅(陽木) ⇔ 申(陽金)
卯(陰木) ⇔ 酉(陰木)
辰(陽土) ⇔ 戌(陽土)
巳(陰火) ⇔ 亥(陰水)
 
このように十二支の陰は陰どうし、陽は陽どうしになっており、
土気以外はすべて相克の状態になっています。
特に 子午の冲卯酉の冲は要注意で看命する人の命式に
この冲がある場合は慎重に推命する人があります。
 
年と月が冲した場合は先祖代々引き継いできた祖業を離れるか、父母と離れて生活するという象意を示します。
年と日が冲すれば親と和することが出来にくいと言われています。
月と日が冲すれば忘恩、病気で長患いの傾向があるとも言われます。
もちろん、この冲のみで判断するのではなく、命式全体を眺めて
冲の意味する象意の軽さ、重さを観る必要はあります。
 
また、丑と未、辰と戌の冲は、土気どうしですのでお互いの尅し方は軽度と判断します。
この冲には、十干の相剋とは少し異なり、刺激するという意味合いもあります。
例えば子は午を水剋火と激しく剋し、午の働きを弱めますが、
午は子を冲起し(刺激し)その働きを加速する場合もあります。
ちょうど冷たい水が火によって熱を加えられ、お湯になって水にはない働きをするような場合です。
 
害について
害は冲の偏則的なもので、人間関係の不安定性を示しています。
この害は支合に由来するもので、支合にあたる十二支の対冲を
いいます。
害の図に従って説明します。
 
 
例えば、子は丑が支合にあたる十二支ですが、その丑の冲にあたる未と害になります。また寅は亥と支合しますが、その亥の冲にあたる巳と害になります。
このように合するものと冲することから害という名称が出ましたので、
条件的にあまり良くないことは言うまでもありません。
この害を持つ場合は、健康状態に影響してきて病弱、怪我や不具などの現象が現れる場合があったり、永年連れ添った配偶者と何かのおりに離婚するといった破局が訪れる象意があります。
 
害はそれほど強い凶意はなく、補運(十二運)の組み合せによっても
軽重の差が出てくるとされています。補運が強ければ害の現象は出て
こない場合が多いです。
 
以上、冲と害についてのお話でした。
次回はもう一つの凶意の組み合わせの刑について説明します。