スピンオフ～女医ﾏﾏの術中～

病室に戻ってからしばらくの記憶はﾅｼ。

手術日に勤務だった看護師さんが

術後２日めに病室に来たとき

看｛痛み、もう引いたんですか

せ｛あ、おかげさまで。いやあんまり覚えてないんですけど、痛い痛い騒ぎました？

看｛いえ、痛みなんて忘れてた方がいいんですけど。でもそうとう痛がっていたんで、見ている方が辛くなっちゃうぐらい…。

せ｛そうなんですか

看｛はい。でもﾖｶｯﾀ


* * * * * *

ｱﾀｼの記憶は

美人麻酔医に病室で呼びかけられているところからで。

｛せいたさーん、痛いの？

せ｛ｲﾀｲですぅ～

｛あんまり痛そうじゃﾅｲんだけどな、痛いの～？

せ｛ｲﾀｲですー(ﾁｮｲ盛り気味に言ってるのバレてる？)

｛うーん。…脂肪が☆＃◆◎だからね、脂肪があると☆＃◆◎で…、痛み止め使いたくないのね。

せ｛(脂肪のことばっか言われてる)わかりました～

｛ﾅﾆか他にして欲しいことある？

せ｛靴下脱いじゃﾀﾞﾒですか？

｛今脱ぐのは心配だからね。

せ｛わかりました～(全部ﾀﾞﾒか)

｛この人ｽｺﾞｲわ、こんな状態なのに話全部理解してる！

(ほ、ほめられてる？)


* * * * * *

美人麻酔医先生、短時間にｱﾀｼの性格を見抜いたらしく

誉め殺し作戦に切り替えたようでした。。。

スピンオフ～スナック手術室～

手術日は

執刀の先生が回診に来たり。

うん、じゃ後でね(￣∀￣)ﾆﾔ


おー

ちょいワル～。

(後で、ってｱﾀｼは意識ﾅｲはずだけど)


弾性ストッキングはいたり。

(下肢静脈血栓症予防の白いハイソックス)

安定剤みたいなのを飲んで。

(前回の手術のとき、このテの薬飲んで、すっかりテンションが上がってしまい、手術室までのｽﾄﾚｯﾁｬｰでしゃべり続け、家族に恥をかかせたので、気をつけた)


予定時刻どおり13:30にｽﾄﾚｯﾁｬｰで手術室へ。

あー、ﾄﾞﾗﾏみたいだ、と思ってるうちに手術準備室みたいのに到着。


いらっしゃいませ～

と。

美人の麻酔医先生と看護師さんが

なじみのスナック風にお迎え。

せ｛よ、よろしくお願いします。

｛なに？ｶｸﾃｷだったの？

せ｛へ？

｛子宮筋腫。核だけ摘出したのね。

せ｛あはい。

｛いや、みんな同じぐらいの歳だからね、GK医大で？

せ｛Y田先生に。

｛Y田先生(看護師に)Y田先生ってゆーのはね、産婦人科の名物教授で、こうゆうので(ハサミ)学生とかを殴るのよ、『なにやってんだー！』って。

せ｛ｱﾀｼの手術中も補佐の先生をずっとドヤし続けてました。

｛え？脊椎麻酔？目開けてたの？

せ｛取ったｺﾌﾞ見たかったんで。

｛あらま。あ、じゃ麻酔するわね。


*～*～*～*～*

一瞬で、眠りました。
寝付きの良さが自慢のｱﾀｼもﾋﾞｯｸﾘの瞬間催眠 。


次に気づいたのは

｛せいたさーん、喉に管が入ってるからね～！管入ってるよ～！

せ(そか、じゃ唾のんじゃﾀﾞﾒなんだ、寝よ。

～～～～～～

再度目覚めたときは
病室に戻ってました。。。

術後４日め①～偉大なる先生たち～

いや～毎日いい天気ですね

* * * * *

さてさて
術後４日めとなり

微熱も下がりました

点滴の本数も減って
身軽でいられる時間も増えたし

たぶん予定どおり明日退院かな。


実はｱﾀｼ、手術は人生２回め。

１回めは地元の大学病院で
子宮筋腫の手術でした。

このとき執刀してくれた外科部長のｴﾗｲ先生と

今回入院した病院の院長先生はなんと大学の同期


*～*～*～*～*

入院初日に病室に来てくれた院長先生、診察しながら

院長｛筋腫はどこで切ったの？

せ｛GK医大です

院長｛Y田M？

せ｛そ、そうです

院長｛おー、同期だ。72歳(｀▽´)！

*～*～*～*～*

ｱﾀｼのお師匠さんである先生も72歳。

ﾌｧｻﾞｺﾝを自認するｱﾀｼにとって

３人ともｽｷなタイプ。

信頼できる、大きな先生たち。

ついてるんだ、ｱﾀｼ。

* * * * *

今日の朝ご飯も
おかゆさんでした。

お腹の調子もだいぶ良くなってきたので

ぼちぼち

パンが食べたいな。

◆おかゆ
◆白菜のおみそ汁
◆ジャガイモの煮物
◆甘い炒り卵
◆ミルク