アエロフロート機内食① SU582 成田/モスクワ | 世界の食卓  グルメ探求の旅

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エアラインスタッフの食べ歩き日記

SU582 NRT(12:00)/SVO(17:25) A330-300 エコノミー  飛行時間 約9時間5分


アエロフロートが最近導入したエアバスA330は超満員で成田を出発。

私たち夫婦は真ん中の列の真ん中席。モスクワまでの長い道中、トイレに立つのが大変です。


キャビンクルーは全員ロシア人。4年前はいた日本人のCAさんは乗務しなくなったようで

代わりに昔のようにロシア人クルーがロシア訛りの巻き舌で日本語のアナウンスを担当します。

また、機内では離陸直前まで、かなり大きな音量で音楽がかかっています。


今日の記事は往路のエコノミー機内食についてのレポートです。成田のケータリングが

作っているので復路のようなロシアっぽさは無く、日本人を意識した機内食です。



1食目 ランチ 離陸して1時間30分後 日本海上空
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メイン:シーフードドリアの選択 白身魚・帆立・海老をふんだんに使った豪華ドリア。

これはかなり美味しかったです。寿司には贅沢にもスモークサーモンが添えられています。

唯一ロシアっぽいのはケーキ。クランベリーソースがかかっています。


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(左)最初のカートでドリンクサービスがあり、飲み終わったら回収されます。

   しばらく間が空いてミールサービスとなりますが、食事のときにはドリンクサービスは

   ありません。(食後はコーヒー、紅茶、日本茶のサービスがあります)

   ジュースはロシア製「J7」ブランドのオレンジ、アップル、トマト。

   ウォトカ(ウォッカ)は有料で2ユーロです。


(右)和食の選択。成田で積んだとは思えないほど肉が硬い。




アイスクリームのサービス  離陸して約5時間後
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果てしなく続くシベリアの大地を北上し、バイカル湖の北側を飛行。

ここでアイスクリームが配られます。


(右)アエロフロートのA330はパーソナルTV完備。日本語の最新の映画もあります。




2食目 夕食 着陸の2時間30分前にサービス
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ウラル山脈を越えるとヨーロッパ側のロシアです。

ここで夕食のサービス。2食目はコールドミールが多い欧州系キャリアの中で珍しく

太っ腹のホットミール


ミートソーススパゲッティーシーフードあんかけうどん(河粉みたいな麺)の選択。

半分づつ食べましたがどちらも旨いです。


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パーソナルTVのチャンネルの中にはアエロフロート・チャンネルなるものがあって

アエロフロートのイメージ映像が流れています。ソ連が崩壊してエアバス(A310)が導入された

90年代から放映されていますが、同社の宣伝も当時に比べてずいぶん洗練されました。



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(上)モスクワに到着したSU A330 「ボリス・パステルナーク号」


夕方5時にモスクワ・シェレメーチェボ空港の新しいターミナルDに到着しました。

夏のモスクワは夜10時頃まで明るいので夕方の空はピーカンです。


ターミナルDは最近オープンし、主にスカイチームが利用するターミナルです。


ここでアルメニアのエレバン行きにトランジット。00:10の出発まで待ち時間は7時間です。

トランジットカウンターもピカピカでスムーズ。以前のように係員がいなかったり、

カーテンを閉められたり、鍵がかかっていて閉じ込められるという心配をしなくて

済むようになりました。厳しい手荷物検査とスタンプは押さないもののパスポートチェックが

あります。


モスクワではドモジェドボ空港に後れをとっていたシェレメーチェボ空港ですが、以前より

免税店やカフェも増えてトランジットがとっても快適になりました。一挙に名誉挽回です。

ただし以前から使っているターミナルFは相変わらず暗くて係員も古いです。



2011年8月搭乗