中村屋のインドカリーはベンガル料理がルーツだった | 世界の食卓  グルメ探求の旅

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エアラインスタッフの食べ歩き日記

「中村屋のカレー」の起源が実は本場のインド料理だったことを最近知りました。

ずっと英国から伝わった小麦粉を使う”洋食”のカレーライスだと思っていました。


インド・ベンガル地方出身のラーシュ・ビハーリー・ボースというインド人が英国から

追われて日本に亡命してきた時に当時の中村屋創業者が屋敷にかくまったのが

きっかけで親交を深め、後にボースは中村屋への恩返しとして”洋食”のカレーではなく

”純然たるインド・ベンガル料理”を中村屋喫茶部で提供し始めました。(昭和2年)

この頃の洋食のカレーライスが10銭だったのに対し、中村屋インドカリーは80銭。

それでも飛ぶように売れたとか。

これが中村屋インドカリーの起こりだそうです。(中村屋ウェブサイトを参考)




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混沌のベンガル  サイクルリキシャーとロンドンバス  (バングラデシュの首都ダッカにて)



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新宿中村屋のインドカリー(柏 高島屋ステーションモール新館9F)


確かに、中村屋のインドカリーはベンガル料理のようにサラサラしてますもんね。

しかもベンガル地方は米をよく食べる地域だったのでライスによく合うカレーは

日本人に受け入れられやすかったのでしょう。