何故に千葉県四街道市にアフガニスタン料理店?
答えはそこに日本でも珍しいアフガニスタン人・コミュニティーがあるからです。
ちょっと入りずらい外観のお店ですが、日本人もウエルカム(だと思います)。
シェフはヒジャーブ(布かぶり物)をしたアフガン人の女性。
現地では厳格な部族法等があり、成人女性と気安く会話するは難しいですが、
ここは日本。話しても大丈夫(だと思います。)
コフタコルマ
インド亜大陸のイスラム地域中心で広く食べられるコルマ。
コフタは肉団子を指します。トマトソースで煮込んだもので、現地同様に油が分離するほど
オイリーですがこれがまた旨いのです。玉葱の甘みと肉汁が凝縮された素晴らしい一品です。
プラオ(炊き込みピラフ)にかけてもいいですね。
私も奥さんも「味に深みがあって美味しい~!!」を連発。
ビリヤーニーとはまた違ったインド亜大陸でよく見かけるピラフのような米料理です。
アフガンのものはレーズンやニンジンの入ったものが定番。特にカーブルのものは
地名からカブリ・パラオとも言われます。kashiwanが最初にこの料理を食べたのは
パキスタンのペシャーワル市内のアフガン料理店。その時はレーズンとニンジン
たっぷりのパラオの真ん中に生焼けのチキンが埋まっていて衝撃的でした(汗)
(右)バーデンジャンブラニ
イランにもある揚げ茄子をトマトソースで煮込んでニンニクの効いたヨーグルトを
かけた料理。プラオにもナーンにも合いますよ。
(左)コルマやバーデンジャンブラニをプラオにかけて食べると美味しいです。
(右)チャクニー 青唐辛子ベースのアフガンには珍しい辛いソース。
アフガニスタン人は食後にゆっくりお茶を飲みます。
アフガン以西のチャイはミルクを入れずストレートが好まれます。カルダモンが
効いてました。隣のテーブルのアフガニスタン人グループは砂糖を大匙3杯以上も
入れてました。チャイはやっぱり甘くすると旨いです。
(右)ダリ語で”バーミヤンレストランへようこそ”と書かれています。
テレビではインターネット経由で取り込んだアフガニスタンのテレビ番組生放送が
流されており、店内はアフガニスタン人の男たちで賑わっています。
日本人客は我々夫婦のみ。
いったいここはどこ?と思わせる日本の中のアフガニスタン体験でした。
アフガニスタン料理店「バーミヤン」 千葉県四街道市
※近くに同名の中華料理チェーン店「バーミヤン」があるので要注意(笑)
好きな方は遠くとも食べに行く価値はあると思います。