旧ポルトガル領のアフリカ・モザンビーク。独立後は疲弊した社会を立て直す
ために社会主義を採り入れたのですが、現実はモスクワ留学帰りの高級官僚による
机上の空論ともいえる経済政策に過ぎず、国の経済はさらに低迷。
首都マプトの高層ビルはメンテナンスが行き届かずに荒れ果て、80年代後半は
まるでソ連の末期のように街には物が無い状態に。
最近は長く続いた内戦も終結し国のシステムも一応正常化され、美しいビーチを
持つモザンビークはリゾートとしても注目されつつあります。
首都マプトへのアクセスは南アのヨハネスブルグか、ポルトガルのリスボンからの
フライトが一般的です。(南アフリカ航空、TAPポルトガル航空、LAMモザンビーク航空)
東アフリカの小国は最近コーヒー・紅茶栽培の新興国としても注目です。
希少なモザンビーク紅茶(輸出用)。箱が潰れているのはご愛敬。
公用語のポルトガル語表示です。
ティーバッグにしては香りはまずまず。
ペリカンハウスに持ち込んでオーナーに淹れてもらいましたが、葉の香りというよりは
木のにおいです。枝が混じっているのでしょうか? 味もあまり感じられず
表現するならばお湯に近い感じか。
モザンビークはタンザニアやマラウイの地溝帯と接し、コーヒーや紅茶の生育環境は
整っていると思うのですが、生産技術はまだまだ未熟なのでしょうね。
出展: モザンビーク大使館