当院院長が逆子手術の「外回転術」の件でテレビ取材を受けました。 | 京都市右京区 柏木産婦人科のブログ

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京都府内の病院で執刀医が適切な医療措置を怠ったとして、業務上過失傷害の疑いで京都府警に告訴状を提出、というテレビ放送にて、当院院長が逆子手術の「外回転術」の件でMBSテレビ取材を受け、7/10日に放送されました。

 

逆子について

 

・自然に治ることもあります。

・7割ほどの人が逆子体操で治ります。

 

 

外回転術」の現状は?

 

逆子の場合、大半は帝王切開をすすめています。

 

「外回転術」を実施しない理由

 

1.簡単ではない(成功率が約40%)

2.リスクが伴う

3.若い産科医は知らない

 

「外回転術」を希望する妊婦さんの多くは経腟分娩で赤ちゃんを産みたいと望まれています。

 

 

■京都産婦人科医会 柏木智博

 

 

「外部から力を加えるわけですから、非常に危険な状態が生じる可能性もあるので、エマージェンシー(緊急事態)に対応できる設備があるところでやるのが原則です。
徐脈になるとか、早期に胎盤が剥離するとか、子宮が破裂してしまうとか、出血、あるいは破水などの可能性・リスクが伴いますから。お腹の中で回転させて頭位を変えるというのはそんな簡単なことじゃないんです」と意見させていただきました。

 

以下は今回の刑事告訴内容のリンクです(MBS)。