世界と人生、そしてこの世の現象を知って

理解したいという気持ちは

 

いろんな思想や学問に発展してきました。

 

例えば、今でこそ

天文学、科学、数学や現代医療といったものは

大学院レベルで勉強するような学科ですが、

 

神秘学に通ずる考えが根底にあって、

古代に発生しました。

 

天文学といわゆる”星占い”の占星術は

もともと「天の動きを知りたい」

気持ちから芽生えた、起源が同じものでした。

 

鉛を金に変えようとする錬金術の試みは

化学のルーツになりました。

 

今、日本でも流行っている

数秘術という占術と、

数学は発祥が同じで、

 

紀元前600年のギリシャのピタゴラスは

「この世の事象の全てには数が内在していて

数字と計算によって

宇宙の法則が解明できる」と言った

数学の父、そして数秘術の父です。

 

そして「癒したい」「治りたい」「健康を求めたい」という

人の気持ちが、ヒーリングや祈祷や、民間療法などになり、

時間が経つにつれて科学的な現代医療へと発展してきました。

 

つまり、

この世でなぜ、何が、どうしてそうなるか、

何をどうすれば変化が起こるのかといった、

この世の現象の仕組みを知りたいという

好奇心があらゆる学問になってきたんです。

 

 

私達が学校で学ぶ学科も、

日常生活に関わる社会の仕組みも

全て

 

何千年の歴史があって

時間と労力をかけて

先人の叡智がまとめられた研究結果が

枝分かれしたできあがったものです。

 

何千年も前からある

あらゆる学問の「種」になった

この世を知りたいという

知的好奇心に

 

最初から「神秘学」という名前がついていたわけでは

ありません。

 

人がこの世について解明しようとする試みの中

いろんな思想や学問が発展してきて、

そのうちのいくつかが

精神論にも関わる哲学的なトピックにもなって、

 

そんな

アプローチをまとめて呼ぶために

19世紀にフランスで作られた造語が

「神秘学(ésotérisme)」です。

 

そして

エリファス・レヴィが使い始めたことから

一般化された単語になったそうです。

 

(英語ではesotericismと言って、

やはり19世紀に

英語圏にもたらされたそうです。)

 

ésotérisme、あるいはesotericismは

日本語で「秘教」と訳されることもあって

 

「奥義的な」または「深淵なこと」を意味するので

 

タロットカードに関連づけられた

高い精神性を追求する学問の深淵さが

タロットを単に絵が描いてあるだけの

占いカードにはとどまらせない理由でしょう。

 

ちなみに、ここほんの10年ほど、

ヨーロッパでは「神秘学」も

れっきとした学科として

大学レベルで勉強できるトピックになってきましたよ。

 

神秘学が単なるスピリチャル論ではなく、

哲学的な学問であることが強い証拠です。

 

*****

 

(イタリア人のロドさんと対談:タロットともっと仲良くなる話(1)

講師の私すら知らないタロットの外国事情)

 

[https://youtu.be/GT1e5J-20g8] 8:51

 

*****

 

参考文献:

A History of Greek Mathematics From Thales to Euclid v.1: by Thomas Heath、1981

 

アントワーヌ・フェーブル「エゾテリスム思想―西洋隠秘学の系譜」1995

 

竹下節子 『無神論 - 二千年の混沌と相克を超えて』 中央公論新社、2010年

 

*****

 

タロットを本質から知る連載、続きます😃

 

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19世紀、フランスで
タロットカードに深淵さを持たせるために
エリファス・レヴィが関連づけた「神秘学」ですが

「神秘学」と聞いて(読んで?)
まず、なんだと思いましたか?

「神秘」。。。という言葉から連想されることは
"スピリチャル"や未知の世界、
怪しいもの、オカルト、
目に見えない何か。。。などでしょうか?

確かに、神秘学は目に見えないものを扱いますが
摩訶不思議なもの。。。ではありません!

「神秘」なのに「摩訶不思議」じゃないって
どういうことでしょう!?

例えば。。。そうですね、
例えば江戸時代の人に
Wi-Fiの仕組みを説明できますか?

難しいですよね?

だって、その頃は
そもそも電気も家電もないから
最初の状況想定の基盤が違うし、

Wifiは目に見えないものだから
説明しようとしているこちらの方が
怪しいと思われるのがオチでしょうね〜?

つまり、
Wifiは今の私たちにとって
全然摩訶不思議じゃないけれど
江戸時代の人にとっては理解不能の
摩訶不思議な怪しいものだと考えられます。

人は、自分が理解できないことや
知らないことを
「怪しい」とか「怖い」とジャッジする傾向があります。

誰でもそうですし、
どんな時代の人だってそうだったと多います。

けれどもひとたび理解できれば
不思議でも怖くもなくなるので

私達、人間は知識を大切にします。

そして何かを理解することを
「へ〜、そうなんだ〜!!」と
楽しくて嬉しいことだと感じます。

神秘学は、
人類(正確には西洋文明)
五千年以上の歴史の中で
培われてきた考え方です。

現代のような科学がなかった
ずっとずっと大昔を考えてみてください。

人は
「どうして空が青いのか」
「どうして風が吹くのか」
「どうして四季はあるのか」
「どうして生き物はメスだけが妊娠するのか」
「妊娠の仕組みを体の外で行うことができないのか」

こんなシンプルな自然現象を
説明することができたでしょうか?

今ではちょっと調べれば
説明を見つけて
納得することができますが

そんな説明や理解がなかった頃は
この世の全ての自然の摂理が
摩訶不思議にみえて
あらゆることが「神秘」で
「神の御業」だと思われていたでしょう。

だから「神秘学」というのは、
科学のなかった時代に
世界と人生、
そしてこの世の現象を知って
理解したいという気持ちが「種」になって、

ゆっくりと、時間をかけて
いろん「人の好奇心へ対する答え」を
まとめて発展してきた
知識体系の呼び名。。。と言えますし、

「神秘」を研究することは
人が科学で説明できない
自然の摂理と在り方を知ろうとする。。。
というだけのことです。


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18世紀のフランスで
ジェブランが提唱した
「タロットには古代エジプトの叡智が表現されている」
という仮説を

絶対に正しいはずだ、と信じて疑わなかった
エッティラ(エッテイヤ)という作家がいました。

どっぷりとタロットエジプト説にハマった彼は
ゲームだけに使うのは勿体無い、
占いにも使ってしまおう言い出して、

タロット占いをするための手順と
このカードが出た時はこういう意味、と
独自に決めたものを本にして、
占いをするためのオリジナルのタロットカードも作り、

世界で初めて
タロット占いで生計を立てた人、として
記録を残しています。

そこから18世紀以降、
タロットはゲームだけではなくて
占いに使っても良いという考えが
広まり始めました。

ただし、タロットカードは何百年も
ゲームとして使われてきたものだったので
描かれているものの
占い解釈的な意味は
最初から存在していませんでしたし、

絵柄として何が描かれているのかを
知ってる人もいない状態でした。

なぜならゲームに必要なことは
プレイするためのルールを知ることで、
カードの絵柄なんて
関係ないことだからです。

例えば今では世界中で使われるようになった
トランプの遊び方は知っていても

クラブ・ハート・スペード・ダイヤといった
それぞれのスートにも、
キング・クイーン・ジャックといった人物像にも
どこの国のどの時代の誰といった
意味があるのに
知っている人はあんまりいませんよね?

同じように、
タロットカードだって
ゲームとして使われているうちに
一体どんな意味と伝統を意図して描かれたのか
知る由もないものになっていました。

17世紀に原型が作られて
世界で初めて一般に出回るようになって
数百年の歴史あるマルセイユタロットだって

今では占いツールと思われていますが
(むしろ、ゲームとして使う人が
いるんでしょうか?)

占いはそもそもの伝統ではないので
リーディング解釈の言葉は
昔からあるものではありません。

占いのための解釈が
後付けされるようになった発端は
19世紀、やはり引き続きフランスでした。

エリファス・レヴィというペンネームの
「神秘学」という人生哲学を研究していた学者が
タロットカードに神秘学からの思想を
関連づけたことが始まりです。

タロットカードに何が描かれていたのか
はっきりした歴史的な記録がなくても
何か深淵な意図があったことは確かだろうから

神秘学を関連づけてみたら、
さらにタロットが面白くなるんじゃないか、
という試みだったかもしれません。

レヴィーの
タロットと神秘学を
関連づける試みは

その後、今に繋がる
リーディング用解釈と、
カードの構成の基盤になっていきました。

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イタリアにトルコからカード式ゲームが渡ってきて
13世紀から15世紀の間に
タロットが全体的に描き直されて
今でいう「大アルカナ」の原型になる
22枚の切り札カードが付け足されて

それがフランスに渡って
マルセイユタロットに発展したことは確実のようですが、

絵柄としては
どれほど
エジプトの概念から影響を受けていたのか、
エジプト文明からの叡智が組み込まれていたのかは
歴史的な記録は失われていて
今となってはもう全然わかりませんが、

可能性はゼロではないでしょう。

なぜなら、
エジプト文明が始まったと言われるのは
今から五〜六千年ほど前の話ですが、

今の日本の私たちにとっても
無関係ではない文明だからです。

エジプト文明は
ヨーロッパ文明の基盤になった
ギリシャ文明・ヘレニズムそしてローマ文明に
影響を与え、

そんなヨーロッパの西洋思想は
今のアメリカ合衆国やカナダの
北アメリカの社会に受け継がれていきました。

そして明治時代の文明開花の時代から
日本の社会制度は
政治、経済、立法、教育システム、
軍隊や自衛隊の制度など、

例を挙げ出すとキリがないほど
欧米の列強と呼ばれる国々の影響受け
練り直されることになったので、

日本ですら時を超えて
エジプト文明の影響があると考えられます。

ですから
500年ほど前に作られたタロットカードにも
それなりのエジプト文化の影響はあったのでは
ないでしょうか?

「ただの占いに世界の歴史の壮大な話が
関係あるの??」と思われるかもしれませんが、

西洋占星術でも東洋占術でも
伝統ある、れっきとした占い方法には
ちゃんと歴史や論理的な原理が背景にあるので、
タロットカードも例外ではありません。

何千年の間に培われた西洋思想という
バックグラウンドがあるからこそ、
タロットカードは深淵で
知れば知るほど面白いものになるし、

何よりも
相談者さんが納得して
自分自身に向き合って
鑑定師に信頼を感じてもらうための
理論を語れるようになります。

だからこそ、タロットの
バックグラウンドを知らないままに
占いをすることは

カードに含まれているポテンシャルを
知らずに解釈しようとすることなので

薄っぺらい言葉にしかならなくなってしまうんです。

*****

参考文献:


アーノルド・J・トインビー 『ヘレニズム 一つの文明の歴史』 秀村欣二・清永昭次訳、紀伊国屋書店 初版1962年、復刊1975年ほか


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17世紀以降、

フランスで大量生産されるようになって

ゲームとして一般市民の間に広まったタロットは

18世紀になって見方が変わりはじめました。

きっかけは

フランスのジェブランという作家が

 

「タロットの絵柄は

かのクレオパトラですら通ったといわれる

古代エジプトのアレクサンドリア図書館に

収まっていた英知を表わしている」と言い出したことでした。

今まで(の連載記事の中で)

タロットの歴史として

イタリア、トルコ、モンゴル、中国について触れてきたけれど

一体どこからエジプトが出てきたの!?と

唐突なアイディアだと思いませんでした?

でもこのジェブランの説にはちゃんと、

当時の社会的背景があります。 

時は少し遡った17世紀、

イギリスの科学者ニュートンや

フランスの哲学者ベーコンによって

ヨーロッパは客観的に観察して、

論理的に考える

「科学の時代」に突入しました。

それが18世紀の社会に影響を及ぼして

人々は、それまで

キリスト教や封建社会のような

支配者がいることを当たり前としていた

社会システムに疑問を持ち

はじめて

きちんと論理的に人生と自分のことについて考えて、

自主的に行動に移すことを美徳とする

「啓蒙の時代」になったのです。

”啓蒙”という言葉は

いろんな物事の真実の在り方を知って、

「無知から有知になる」という意味です。

だから18世紀、
貧困に苦しんでいたフランスの国民は

「こんな苦しい生き方は人の在り方じゃない!」と気づいて

フランス人としてのルーツを見直して

人としての自由を追求していきたい、

と考えるようになりました。

 

そして当時、

ヨーロッパ全体で流行していた 

「エジプトフィーバー」の波に則って

フランスの文化の原点も

古く尊い神聖なエジプトにある、と結論づけて、

タロットカードを含めた

フランスにあるあらゆるものを

何でもかんでもエジブト起源と言い出すことによって、

絶対王政の社会に反する理由にしました。

つまり、

啓蒙思想から影響を受けた

「フランスのありとあらゆるものはエジプト発祥」説は

 

結局のところ大義名分になり

絶対王政を廃止する

フランス革命にもつながっていったので

あながち

タロットもエジプト説というアイディアも

特別突拍子ない。。。という訳ではなかったのです。

ジェブランも研究熱心だったので

かなり緻密にマルセイユタロットを研究して

「だからエジプト発祥なんだ!」説を

詳細に書き残していますよ。

(それが彼の思い込みなのか、歴史的に正確なのかは横に置いといて。。。)


参考文献:
「Du Jeu des Tarots et Recherches Sur les Tarots: From Monde Primitif Vol. 8 (English Edition)」by Evalyne Hall (2017)

「Du Jeu des Tarots」 by Antoine Court de Gébelin (1781)

 

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イタリアはかなり長い間、
地方の豪族の支配が強い
都市国家の集まりで、


日本で言えば戦国時代のような
小さな「国」の集まりでした。

 

同時に
外国からの侵略や干渉も受けていたので

 

イタリアの国の成り立ちの歴史はかなり複雑で
一言で説明できるものではありません。

 

だから、当時の歴史を見ると
輸入という概念もないままに、
イタリアに他国の文化が入ってきたことも
イタリアの文化が他国へ渡ったことも
自然な流れだったようです。

マムルークカードがトルコからもたらされた
13世紀のあたりでは
アラブ/イスラム圏との交流がありました。
(どれほど友好的だったのかは別の話として。。。)

 

このマムルークカードは
タロットだけではなくて
トランプ"Playing Cards"のもとでもあります。

 

タロットとトランプって、
カードの構成がとてもよく似ていると思ったことありませんか?

 

それは
トランプがタロットから作られた訳でも
タロットからトランプが作られた訳でもなく、

両方とも、イタリアで同時期に発展したものだったからだそうです。

 

つまり、マムルークカードが
イタリアで描き直されるようになった200年の間、

一方では
全部で52枚のゲームになって「トランプ」の原型になって

 

もう一方で22枚の切り札カードが付け加えられた
全部で78枚ある「タロット」の原型となりました。

 

*****

(イタリア人のロドさんと対談:タロットともっと仲良くなる話(2)
講師でも知らなかったタロットの歴史)

[https://www.youtube.com/watch?v=TxRVHWXbguc] 3:29

*****

 

そんなタロットの原型ができあがった
15世紀頃、

イタリアはフランスの影響下にありました。

 

豪族しか手にすることのできなかった
カードが
北イタリアのミラノと同じぐらいの緯度にある
南フランスのマルセイユに渡って

 

イタリア語のタロッチTarocchiから
フランス語のタロゥTarotと
呼び名も変わりました。

 

(英語でもTarotはフランス風に
最後のtを発音せずに
「タロゥ」と言われます。
「タロット」と最後のtまでいうのは日本だけなんですよ)

 

そこで、印刷業が発展した17世紀以降のフランスでは
大量生産が可能になったので
一般民衆にも広まり

マルセイユタロット、として有名になりました。

 

今では占いツールと思われている
マルセイユタロットですが
実はゲームとして使われていた記録の方が
ずっと長いんですね。


ちなみに
現代のイタリア人ですら


タロットカードの原型はタロッチと呼ばれる
イタリア製のアートだったことを知っている人が
少ないらしいし、

 

占う、となったら
数百年前のイタリア作品を使う人は
あまりいなくて

一般に普及しているタロットを使うそうですよ。

 

なんだか勿体無いような、
理解できるような。。。複雑な気持ちがします〜

 

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タロットカードがどうやって
「人の内面を映す鏡」のようなツールになって


運勢や将来を言い当てる
占いツールじゃないのか

そのバックグラウンドを
歴史的な視点から見てみましょう。
 
まず、
タロットカードはもともとゲームでした。

 

ゲームだったものに、
哲学的な思想が関連付けられて、

「だったら占いに使ってもいいんじゃない?」的な
流れになっただけなので

 

最初から「運勢をみるぞ、占いをするぞ!」という
意気込みで作られた東洋占術的な占いとは
成り立ちが全く違います。

 

 今、私たちが知っている
78枚でワンセットになっている
タロットカードは


15世紀あたりのイタリア発祥です。

 

その発端はその数百年前の13世紀、
西洋と東洋の中間地点、
今でいう中東のトルコから
「マムルーク」という
ゲームカードがイタリアにもたらされたところから
始まりました。

 

画像
 

北イタリアの地域を束ねる
豪族の指示でカードが描き直されて、


そこに
大アルカナの基盤になった
豪華絢爛な22枚の「切り札」が
付け加えられたことで78枚になりました。

 

15世紀のイタリアで作られた
イタリア語でタロッチと呼ばるようになった
カードセットは数種類残っているのですが、

 

はっきりとした記録が残ってないので
なぜ「切り札」が22枚と決められたのか、
どうやって絵柄が決められたのか
真相はいまだに謎です。

 

実は使い道すらよくわかっていないようです。

 

どうやらゲームだったようですが
とにかく手描きの希少なものだったから
どうなんでしょう。。。?

私の知り合いのイタリア人によれば
15世紀に
画家に委託して作らせたタロッチは
贅を尽くした「贈り物」だったようですよ。

 

*****
(対談:タロットともっと仲良くなる話(3)


[え、パヴァロッティとタロット!?
講師でも知らなかったタロットの歴史] at 4:02


https://www.youtube.com/watch?v=Vw-wTx62_RA&t=5s
*****

 

ただ、
トルコからやってきたゲームが
インスピレーションになって
イタリアでタロットの原型ができたことだけは確実です。

 

そしてこのトルコのゲーム自体は
ももともと中国が起源という説が強いようです。

 

日本語でトランプと呼ばれるゲームカードには
クラブ・ハート・スペード・ダイヤという
マークがありますよね、

これらのマークを「スート」と呼びますが、
トルコのマムルークカードも4スートで成り立っていて、

 

どうやら中国で始まったゲームが
12世紀のモンゴル人の侵略によって
ユーラシア大陸の西にわたって
トルコに行き着いて、
それがイタリアにもたらされるようになったという説が有力だそうです。

 

そして今もある中国のゲームには
4種類の絵柄タイプ、
つまり4スートで成り立っている
「麻雀」というゲームがあります。

 

その昔、麻雀の原型だったものが
モンゴル人の手に渡り、
アラブ圏にもたらされて
イタリアにたどり着いてから
ヨーロッパ各地に広がることになったと言われています。

 

ゲームの歴史から見ると
麻雀も、マムルークカードも、
トランプもタロットも
全部同じ起源かもしれない。。。と考えると
興味深いですよね!

画像
タロットで麻雀的にゲームしても面白いかも。。。

麻雀のようにタロットもゲームとして遊べるかもしれないし
実は麻雀も占いに使えるんですよ。

画像
友人からもらった麻雀占いの本。麻雀は宇宙の真理と法則をベースに作られたから
九星気学的にリーディングに使えるそうです。


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タロットを本質から知る連載、続きます😃♪

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参考文献:
Mystical Origins of the Tarot : From Ancient Roots to Modern Usage
by Paul Huson

 

 

 


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「タロットの勉強始めたんだ〜」と
お友達や知り合いに
軽く言ってみた後で

 

「わ〜、占って〜」という反応をもらって
カードを引いてみたことって、ありますか?

 

大抵が、なんかよく分からなかった。。。

という体験になったのではないでしょうか?

 

初心者さんで
最初からばっちり占えた、という人って
そうそういないので、

 

質問した人も、
カードを引いた人も
「だから何?」という薄い反応の中で
みんな気まずさを感じて、
特に初心者さんにとっては
自信をなくしてしまう体験になることは
ありがちです。

 

なぜかというと、
タロット占いに対する質問や期待って
「誰々の気持ち」「何々がどうなるの?」と
いった内容が多いからです。

 

タロットでそういうことがみれない。。。
という訳ではないのですが

 

せいぜい解説書からの言葉を
ひとことふたこと言えるぐらいの
タロット初心者さんが


確認ができないことに関して
カードを引いても

言葉が薄っぺらくなってしまって


納得してもらえずに
残念ながら信憑性が出ないんです。

 

納得してもらって
信頼を得る答えを導き出すには
正直言って
カードの知識と会話スキルが必要です。

 

普通に考えても、
人は心当たりがあることだけにしか
納得しませんから、
納得できないなら「当たっている」と思われません。

 

誰に何を言われても
「そうなんだ〜!」と思えないなら
納得できませんよね?

 

ですからタロットは 
確認できることに関してカードを引くとベストです。

でも確認できることは「目に見えるもの」だけじゃなくて
思っていることや考えていること、
それから知っていることや
過去の記憶なども含みますから

 

「あたり」をつけて会話をして
心に向かい合ってもらうことを目的にすると
しっかりカードを使えるようになります。

 

タロットカードは「占いツール」のはずだから
確認のできない物事を言い当てるはず、という
思い込みを持たれてしまってますが

 

78枚しかないカードが
何百億通り以上あるような
人間の機微を
全て明確に言い当てる訳ではありません。

 

タロットの一枚一枚が表すものは
誰にとっても
「そういうこと、心当たりある!」と思える
感情や思考、それから行動の全てを
78通りにパターン化したものなので

 

カードは、あくまでも
言葉を引き出すための
インスピレーションの鍵です。

 

現象そのものをありのままに表している、
という訳ではないので
リーディングはその言葉通り、
読み込んで「解釈」をしていくことが必要です!

 

そして
タロットは「心の鏡」のようなものです。

 

鏡に向き合いながら
身だしなみを整えるように

タロットカードにあわせて
心の状態をチェックして

「自分が自分の人生を生きている!」気持ちを
培うつもりで
今起こっていることを
整理整頓しながら理解して
何が理想で、これからどうしたいかを考えていけば
心にしっくりくるリーディングになっていきます。


*****

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タロット占いは
カードを混ぜて、出して、
解釈をするというシンプルな手順なのに


なぜそれが複雑で
難しいと思われるようになるのでしょう?

それは、タロットカードの原点は
長い歴史ある奥深い哲学なので

実のところ、
絵柄を見ただけで理解できるものだったり
解説書の言葉をひとことふたこと
知るぐらいで深く分かるような
ものではないからです。

そんなタロットのコアにある哲学は
「どのようにより良い人生を生きるか」
「自分らしい人生を生きるコツ」といった


現代の心理学にも通じる
人生の処方箋のような考え方です。

 

カードの一枚一枚が表している思想を知れば
自分自身の人生を大切にする生き方を
学ぶだけでなく

ロールモデルになりながら

あなたと関わる人も
サポートできるようになります。

 

そこで、
タロットリーディングで大切なのは
カードが表している教えや考え方を
自分自身の体験や知識と繋げながら
深く理解することです。

 

そうすれば
「あなたの心から来る言葉」を
紡ぎ出すことができます。

 

心のこもった言葉こそが
インスピレーションになって
人の心を動かすのです。

 

よく、
タロット占いは
霊感がないとできないものだと
勘違いされることがありますが

 

タロットカードさえ持てば
霊感が閃くわけでもなければ
自動的に霊能力者みたいになれる。。。。
というわけではありません。


人類が持つ
情報処理能力のポテンシャルとして
第六感や直感力を否定はしませんが、
元々発揮されていない能力が
紙束一冊手にしただけで
開花されることはありません。

 

 

。。。現実的に考えて、そう思いませんか?

 

実際、
カードからの霊感を信じないとダメ、
と刷り込まれて
タロットカードから受けた自分の印象に
確信も持てないまま占いを続けて
心が疲弊してしまった元占い師も
何人か知っています。

 

タロットカードが
お手伝いできることは
すでにある
知識や能力を言語化することです。

 

言い換えると、
タロットカードは
あなたの中にすでにある言葉を
引き出すお手伝いをするツールです。

 

あなたの知識や体験という
今まで生きてきた証明は
全部、

心の引き出しの中に仕舞い込まれています。
 
タロットカードはそんな引き出しを
開けるための「鍵」です。

 

「人に歴史あり」と言われるように
 
あなたにも
あなただけのユニークな
人生体験のストーリーってありますよね?
 
そのストーリーの中に必ず、
誰かを笑顔にするパワーが秘められています。

 

自分の培ってきたものと
体験してきたものを資産にして
言語化することで
他の人もサポートする。。。

そんなふうにタロットカードを使えたら
人生が楽しくなると思いませんか?

 

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タロットを本質から知る連載、続きます😃♪

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クリックで!

タロットカードに関する
最大の誤解は
タロットが「占いの道具」と思われていることです。
 
あ、でも頭ごなしに
「タロットは占いじゃない」なんて言っちゃったら
混乱しますよね。。!💦

 

だから「占い」が何か、によるかもしれません。

 

「占い」の定義は辞書によっていろいろなので
断言することは難しいのですが 

 

少なくともタロットカードには
東洋占術のように
将来起こることや運勢を見るための原理や
そのベースになるような歴史がないので
初めから占いのために作られたわけではありません。

 

いずれにせよ、
決まった将来なんて存在しないので

 

どんな占術でも
未来で「絶対に起こる出来事」を
ズバリ言い当てることは
そうそうありません。

 

もしも将来で起こることが絶対的に
決まってしまっているなら


あなたがあなたとして生きている意味が
なくなってしまいますよね?

 

それこそ
タロットカードは単に絵が描いてある紙なので、
そんな紙切れが人の人生を決めることなんて
あって良いわけがありません。

 

 

未来は選択次第です。


宿命と運命の違いを知ってますか?

宿命は生まれた場所や誕生日、
親や髪や目の色やDNAなど
生まれながらにして
決まっている事、

そして
運命は与えられているものを
活かして行動することです。

未来はそれまでの行動によって決まるののなので

タロットで出てくる未来も
このままの状態を続けたら
どういう結果になるか、という
可能性に向き合うためのお話です。
 
もしも不満足な答えが出たら
理想の状況について考えて、
その理想を叶えるために
どのような行動を始めたらいいか、
ということを見ていくのが
タロットカードの最善な、
現実的な使い方です。 

 

誰にとっても将来の「一寸先は闇」です。


そして人は未知を怖れます。


だから将来を知りたい気持ちがあることは
仕方ないことです。

 

けれども決まっていない未来よりも、

人は決まった未来の方が嫌なので
決まっていると知った途端に
反発しちゃうんですよ!

 

だって、
「あなたの人生には選択肢がありません」と
言われたらやっぱり
息苦しさを感じてしまいますよね?

大体、
自分の寿命なんか聞く人
いないじゃないですか!?
誰も知りたくないはずでしょう。

 

だから、言い換えると、
人が知りたい未来というのは
自分にとって
都合の良い未来のことだけです。
 
そしてのその根底にある思いは
「安心したい」という気持ちなので

安心を感じるにはどうしたら良いか


「自分の力で人生を切り開くヒント」を
吟味するためにタロットは
大きな味方になってくれます!

 

つまり
タロットは
「自分らしい人生を作るためのツール」なんです。

 

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タロットを本質から知る連載、続きます😃♪

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