📙本日出版・電子書籍📙 

 

「タロットの本質、魂のセオリー”神秘学”」

 

 初めてのタロット本執筆。 

 

今晩から5日間の無料キャンペーンを始めますので 

後ほどURLをシェアさせていただきます。 

 

お見逃しなく〜!🥳🎉

タロットには「世界の在り方」が根底にあって
「人や人生の在り方」も反映しているので

一枚一枚が人の感情や思考、
それから行動パターンを表した
原型・アーキタイプです。

たった78枚に世界や人の
あらゆるものが詰め込まれているなら

それぞれのカードから引き出せる
情報量のポテンシャルは莫大ですよね?

だからこそ
タロットのリーディング結果は
解説書の言葉をそのまま伝えるのではなく、

自分らしい言葉で、
相談者さんの状況に合わせて
表現していくことが大切です。

だから同じカードでも
場合によって言葉が違っていても良いんです。

むしろ、
誰もがみんな違う人間で
認識や理解によってアーキタイプの捉え方も変わるので
解釈の言葉が違うほうが当たり前です。  

タロットリーディングをマスターするために必要なことは
暗記ではなく、

カードの一枚一枚が示している
宇宙の在り方のパターンと人の在り方のパターンを
自分の体験を反映させながら
深く理解することです。

そうやって自分の体験をを活かすことは、
言葉が生きることにもなって
「当たるタロット」になっていきます。 

「当たるタロット」。。。なんていうと
胡散臭く聞こえてしまうかもしれませんが

「当たる」と聞くときは
鑑定の真っ最中にその場で聞くことがほとんどで
「予言が当たってる」ということではありません。

相談者さんの「当たっている」という表現が表すものは 
・理解してもらっている、
・適切な質問で言葉を引き出してもらっている、
・背中を押してもらっている、
・心に寄り添ってもらっている、 。。。といった

「共感してもらっている」と感じる気持ちなので

最高の褒め言葉です! 

タロット鑑定は
相談者さん(あるいは本人)に
目的をクリアに認識してもらい
目標に向かって一歩踏み出していただくために
サポートをする「心との会話セラピー」です。

だからタロット鑑定師は
自分の経験や知識をカードに当てはめて、
自分が理解している世界観と
相談者さんの世界観を繋げるための
共感を表した言葉を紡いでいくと
親密感のある
心を動かすリーディングを手掛けられるようになります。

ただし、
鑑定師の経験や知識に偏りがあると、
偏ったリーディングになってしまうので
相談者さんに
「笑顔と勇気と希望を持ってもらう」という
心を忘れないでください。

悩みは、
望みと現状の間にギャップがあると生まれます。

だからそのギャップを埋めるための
心の捉え方や行動を見直すことが
解決への糸口になります。

理想の未来を設定して、
そこへたどり着くために
向き合わなければならない課題を明確にして、
行動することで成長につながって、
必然的に人生を変えていきます。 

自分の内にある全ては
鑑定に活かして
人の役に立てることができるので

学びと体験を積んで、
自分磨きをして人生の棚卸をして、
あなただけのストーリーでタロットに
命を与えていきましょう!


*****

タロットを本質から知る連載、今回で一旦終了です😃♪

*****

 

講座開催中! 「90分でタロットを原点の神秘学から学ぶ🔰深読みのコツ体験レッスン」

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現在、占いに使われるタロットには
「世界四大タロット」として
4種類のメジャーなものがあります。

1:マルセイユタロット
マルセイユタロットは数百年の歴史があって
占いタロットの中では一番古いものですが、

ゲームだった時期の方が長く、
占いでの解釈的意味も19世紀に後付けされたものです。

ただし、このデッキがなければ
その後発展していったタロットの基盤となる
神秘学ルールも決まらなかったかもしれないので
歴史的に重要なものです。


世界四大タロットの残りの3つは
そんな19世紀で確立された
タロット神秘学の決まり事をもとに
20世紀になって作らたもので、
どれがどれよりも優れているということはなく
根底にある思想はみな同じところから来ています。


2:ウェイト・スミスタロット

1909年にイギリスのライダー社により出版されたこのデッキは

世界で最も普及しているカードです。

 

19世紀のマグレガー・メイザースがまとめた神秘学ルールを、

ウェイト自身の解釈を

絵師のスミス女史にイラストを依頼して出来たカードです。

大のシェイクスピアファンのスミス女史は、

シェイクスピアの劇のストーリーも考えつつ、

舞台俳優の友人達をモデルに作画をしたカードもあるので、

登場人物は16世紀頃のヨーロッパのファッションをまとっているため、

つい古くからあるカードだと思われがちですが、

近代のデッキです。

(彼が残した

ウェイト・スミスタロットの説明書

”Classics of the Tarot:

The pictorial Key to the Tarot and The Tarot”には

「オリジナルのカードを作ってしまったよ。

スミス女史のスキルのおかげで

とても美しい出来ばえになった。

古い伝統を重んじる人にとっては

けしからんと思うこともあるかもしれないけれど、

私が責任を持とう(意訳)」といった言葉が書いてあります。

今となっては

“伝統”で“定番”とも言える

ウェイト・スミスタロットの作者が

そう感じてたなんて、興味深いですよね。

 

伝統ってなんだろう、って考えてしまいます。)

19世紀に限らず、

タロットや神秘学の構築に関わったような方々は皆、

教養がある論理的思考の哲学者ばかりで、

ウェイトも例外ではありませんでした。

だから

深く人生に向き合う人だったウェイトが手がけた

ウェイト・スミスタロットも

人生の叡智を表すために熟考されたもので、

決して「感覚や霊感で読むアートカード」として

作られたわけでは全くありませんでした。

 

欧米的な視点からすると、

作り手の意図を尊重することは

大切なことだと思うんですけれどね。。。

3:トートタロット

1969年に世に出たアレイスター・クローリー作のトートタロットもイギリス発です。
 
ハリス女史に作画を頼み、古代エジプトチックなモチーフを主にしつつ、さまざまな文化や国の思想も取り入れた大掛かりな原理を練り上げ、クローリーの死後に出版されたカードです。

レヴィ、メイザース、ウェイトの神秘学解釈は時代遅れであるとして(本人がレヴィの生まれ変わりを確信していたこともあり「19世紀の頃のアイディアは古いから、今度はもっとモダンに解釈しよう。どうせ最初から自分のアイディアなんだから変更しちゃってもいいでしょう」と考えたそうで。。。ってツッコミどころが満載です。。。)
 
クローリー自身は生きて体験することはないであろう「風の時代」に合わせてタロット神秘学の決まり事をさらに洗練させました。

そしてさすが、現代占星術の生みの親とも言えるクローリーですから、タロットと占星術のシンクロ具合は素晴らしいです。
  
占いをするにはまずは神秘学を徹底的に理解しないといけませんし、解釈するにも複雑なカードの繋がりの決まり事があるデッキなので、初心者さん向けではないと思いますが、それでもトートタロットが反映する神秘学は実に秀悦ですし、カードが出版される前に書かれた「トートの書」ほど丁寧にタロット神秘学が説明されたこともなかったでしょう。

なにしろ、20世紀半ばまではタロットの神秘学なんてものは、秘義だったので、知る人は知っているものだし、知らない人は敬遠したものでしたから、メイザースやウェイトが残したタロットの説明書は直接教えを受けてない人にとってはかなりざっくりとしか書いてありません。

ただし「トートの書」を理解するにも、はっきり言ってかなりのレベルの神秘学の事前知識が必要なので、英語圏のネイティブスピーカーですら、言語が同じだから理解できるというものではないのですが、メイザースやウェイトが書いたものとは比べ物にならないレベルの知識が書き残されています。
 
私自身もタロット作家ですが、世界的に出しても恥ずかしくないレベルのオリジナルのデッキを作れるほどの知識を得られた理由は、クローリーが発展させた国際組織になった魔術結社に参入し、トートタロットに出会ったからでした。

当時、トートタロットと魔術に関しての第一人者の一人でもある、著名なアメリカ人作家・講師のLon Milo DuQuette氏から直接師事し、占い方法だけではない、宇宙の真理と叡知の結集としてのタロットの原理を学ぶ機会を得ることができて、私のタロット人生の転機になりました



4:黄金の夜明け団タロット
タロット神秘学をイギリスで確立した
メイザースが、その思想を実践するために作った
秘密結社「黄金の夜明け団」で使うように
19世紀後半に制作したタロットがありました。

ウェイトスミスタロットを制作した
ウェイトもスミスも
トートタロットを制作した
クローリーも
19世紀に作られた
オリジナルの「黄金の夜明け団タロット」を
目にしているはずなので
知る人ぞ知る、
実はウェイト・スミス版とトート版の原点のデッキです。

そのデッキが公の目に触れることはなかったのですが、
1977年にアメリカで出版された
「黄金の夜明け団タロット」は
メイザースの弟子であった
イスラエル・リガルディが
1920年代にアメリカへ移住した後
70年代に完全復刻版として出版したものです。

*****

1980年以降は特に神秘学を考慮していない、
アート重視のタロットカードが
たくさん出てきて市場が賑わっています。

いろいろとあるタロットカードの中で
絶対的に「正統」なタロットカードというものはありません。

なぜかというと歴史のどこを見るかで
判断基準が変わるからです。

数世紀前のゲーム用タロットも、
神秘学の解釈をしたタロットも、
神秘学を考慮していないアート的なタロットも
それぞれのジャンルで正統と言えます。

現代のタロットを占いに使うようになった背景は
神秘学があってこそ解釈の意味に繋がったので
タロットの原点はカードそのものではなくて
神秘学という思想のほうです。

つまり、
どのデッキの絵柄が絶対的に正しいか、ということも
どの解釈の言葉が絶対的に正しいか、ということもありません。

その解釈は状況にあわせて臨機応変にされるべきなので
タロットカードには
いろんな種類があって、
本によって言葉が変わります。

タロットカードには
まず絵柄があって意味の言葉がある、
あるいは意味の言葉があって
絵柄に表されていると考えてしまうと、
タロットカードの在り方から外れてしまいます。


*****

タロットを本質から知る連載、続きます😃♪

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オラクルカードはわかるのに
「タロットカードはなぜか難しい」
「タロットが難しい理由が分からない」と
いう声をよく聞きます。

オラクルカードとタロットカードは
成り立ちが全く違うので、
本当は比べようもないのですが
両方ともカード式の占いツールなので
ついつい似ているものなんじゃないかと
思ってしまいますよね〜!

*タロットカードとオラクルカードとの違い*

タロットカード
・古代からの哲学「神秘学」がベース
・「世界と人生の在り方」を包括的に表現している
・78枚でワンセット
・寓意画的に描かれている
・意味の言葉と絵柄の一致感が不明瞭
・どんなデッキ・絵柄でも根底の思想は共通
・占いに特化して作られたものではない

オラクルカード
・デッキごとにテーマが決まっている
・占うテーマがシンプルな分、限定されている
・枚数が決まっていない
・意味の言葉を基に絵柄が描かれている
・意味と絵柄が一致していて分かりやすい
・デッキによって内容が全く違う
・占いに特化して作られる

******

オラクルカードは「オラクル」つまり
”ご神託”カードなので、
占うために作られるものです。

一般的にオラクルカードは、
まずテーマが決められて
テーマに合わせた
キーワードをリストアップして
解釈の意味を考えて
それに合わせてイラストを描くことが流れとなります。

例えば、
オラクルカードのテーマを
「パワーストーン」と決めたら
キーワードを「水晶」「アメジスト」。。。と
パワーストーンの名前を並べつつ
内容とカードの枚数を決めて、
石言葉などを参考にして意味をまとめて
イメージをイラストで表してゆく。。。となります。

オラクルカードでは
意味とイメージがマッチするように作られるので
カードの絵柄からの解釈や
感覚で読むことが簡単です。

オラクルカードのテーマでカバーするテーマは
限定的になりますが
シンプルな分、
解説書の言葉が絶対的に決まっているものとして
暗記するだけで読めるものですが

タロットカードはそうはいきません。

タロットは
古代から語り継がれてきた
人生と世界の在り方について包括的に説いている
「哲学」をベースに作られているものなので
奥深い人生探求の哲学が詰まった図鑑です。

タロットカードは
人生で起こる
ポジティブもネガティブも、
全て含めて、公平に、ありのままに
物事と向き合うことをサポートする
ツールです。

そして伝統的な方法で
タロットカードを作るなら
神秘学を理解して、
そんな抽象的な概念をビジュアル解釈して
絵柄を「寓意画」的に作る必要があります。

暗記したところで読めるものでもないし、
絵柄と意味の繋がりが不明瞭なので

神秘学からの要素から分析して考えてみないと
分かりにくいものですが、

そんな原理さえ理解できれば、
どんな絵柄で描かれてあるデッキでも
深く読めるようになりますし

いろんな状況に当てはめて
あらゆるテーマについて分析して
バラエティーある解釈をすることが可能になります。


違うデッキや絵柄になった途端に
「タロットの解説書がないと読めない」という場合、
実はそれは、
原点からタロットを知らない、というだけなんですよね。

オラクルカードは
デッキによって内容がごっそり変わるので
解説書は必要ですが

タロットはデッキや絵柄によって
根底にある思想が変化するわけではないので
タロットを本質から理解していれば、
解説書がなくても読めるものになります。


******

オラクルカードとタロットカードの違い、
少しはクリアになりましたでしょうか〜?


絵からのインスピレーションで
カードを読む方法は
オラクルカード的アプローチです。

ですからタロットをオラクルカード的に使おうとすることは
一概に間違いとは言えませんが

神秘学を知らずにタロットを読むことは、
本来のヨーロッパの伝統からは外れることになりますから

神秘学の原理を根底から知ると
タロットのもつ深淵なポテンシャルを引き出せるようになります。



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マルセイユタロットやトートタロットなどの
トランプの数札に似ている”ナンバーカード”は別にして、

タロットの絵柄、特に大アルカナは
美術用語でいう「寓意画」スタイルで描かれています。
 
寓意画とは
ルネサンス発祥の15世紀末のイタリアで
発展したアートスタイルで、

例えば
「美徳」「運命」「平和」というような
抽象的な概念を神話に登場するキャラクターで
表現したものです。

 

中世ヨーロッパでは
寓意画は
神話、聖書、文学、歴史、哲学などに造詣が深い、
教養ある裕福層の知的エリートしか
絵柄の内容が理解できない
奥深く難解なものだったので

他の歴史画や宗教画よりも
格が高いアートとして認識されていました。

  
タロットの絵柄は寓意画スタイルで描くもの、
という伝統は20世紀になっても変わらなかったので

この100年の間で作られたタロットでも
理解するには神秘学や西洋文明の歴史などを知ることが必要です。

 

そういったが理解できて
初めて自分の言葉で解釈をして
カードを繋げて深くリーディングできるようになります。 


日本人にとって
タロットカードが難しい理由は
まず、絵画に対する文化的・歴史的姿勢が全く違うからです。

日本文化は絵画を「感性で観るもの」と捉えますが、

 

欧米においては
絵画は各時代の歴史や価値観、習慣、思想、
そして経済状況などが反映されているべきものなので
バックグラウンドを知らなければ
理解できるわけがない、という前提があるからこそ、
アートは「読むもの」として捉えられます。

 

西洋絵画では誰が、どんな想いで、どんな意味を込めて
アートを創作したかという
ストーリーと経緯を知る事がとても大切ですから

 

ヨーロッパ文化である寓意画スタイルを倣っている上に
西洋思想と文化しか反映してない
タロットカードを絵柄だけで分かろうとしても

 

日本人にとっては馴染みのないことばかりなので
深く理解できずに
本質に辿り着けないことは仕方がありません。


タロット占いにトライしてみたけど
「なんだか難しい。。。」
「なんかよく分からない。。。」
「カードの意味と絵柄が繋がらない」と
感じることは、
 
ほとんどのタロット初心者さんが体験する
普通のことです。
 
むしろ「難しい」「分からない」と感じたところが
タロット学習の本当の始まりで、
 
正しい知識を得る方向性をクリアにするチャンスです。

 

参考文献:
「西洋美術史」木村泰司著 2017年
「名画の読み方」木村泰司著 2018年

 


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タロットカードを丸暗記しても
根底から理解していると感じられない理由は
カードの意味は
論理的に組み立てられているものだから

その理論を知らないと
「どうしてその意味になるの?」ということが
分からないからです。

ここで、大アルカナの「愚者」を例として
見てみましょう。

大アルカナの神秘学

大アルカナの意味を構成する
重要な神秘学思想は
まずはカバラの言語、ヘブライ語の
アルファベットです。

なぜ他の言語のアルファベットではなく
ヘブライ語かというと、

カバラという神秘学の伝統と
タロットを結びつけることが前提にあるから、
ということが最大の理由だったと思います。

そのうえ、
他の言語では、アルファベットは
単なる音なので意味がありませんが

ヘブライ語では音の繋がりが
単語になっているので、
意味付けと解釈がしやすいからと考えられたことが
要因の一つだと思います。

一番最初のヘブライ語アルファベットは
「アレフ」と言う音で、牡牛と言う意味があります。

最初のアルファベットなので、
最初のカードの「愚者」に関連づけられました。

でも、ただ単に愚者のカードを
「意味は牡牛」と言っても通じるわけがありませんよね!?

ですから大切なことは「牡牛」を知ることではなくて
牡牛が表す概念を理解することです。

19世紀に神秘学とタロットが関連づけられた時、
「牡牛」は「畑を耕す機材を引っ張る原動力的な力」と解釈されました。

そして「畑を耕す」ということは
土の中に空気を入れて、
新しい命を育むための土壌を作るということです。

また、愚者のカードに割り当てられた
もう一つの神秘学の概念は
四大元素思想からの「気(風)のエレメント」です。

空気を表すので、
明らかに「畑を耕す」ことにも関係がありますし、
空気は呼吸に必要なものだから
「命の源のようなエネルギー」や
「神の息吹」といった概念も象徴しています。

だから「牡牛」が表すアイディアと
「気のエレメント」が表すアイディアを併せて考えると

「どんな形の命でも、これから自由に育む、
新しい始まり」といった言葉で表現できる、と考えられます。

この、「自由」や「始まり」といった、
神秘学の組み合わせから考えられる概念が
カードの意味として解説書に書いてあります。

捉え方次第でいろんな言葉に変化するから
解説書によって違う言葉で書き表されることになるので

初心者さんが
「どの言葉が正しいのか判らない!」と混乱してしまう
理由になるんじゃないかな、と思います。

だからタロットカードの意味の根底にあるものは
形や言葉になっていない概念で、
「このカードの意味はこの言葉」と決まっている訳ではないんですね。

絶対的にカードの意味の言葉が決まっているなら
タロットはもうちょっと簡単にリーディングができるツールに
なったのかもしれませんが、

いかんせん、そのように作られていません。。。

だからタロット学習では
意味を暗記しようとしても埒があかず、
きっちりと言葉を覚えることよりも
なぜその言葉になったのかを理解することの方が大切ですし、

その理解をベースに、自分の言葉で表現していくことが
臨機応変にリーディングができるようになる鍵になります。

神秘学と絵柄の関係
タロットカードの意味のベースに
神秘学というルールがあることは確実ですが

神秘学の概念が
絶対に絵柄に表されてないといけないというルールはありません。

タロットは「絶対にこの絵柄じゃないとだめ」ということはなく、
描き表すべきものは神秘学を解釈した概念なので、
好きなように絵柄に表してオッケーです。



私、かずえ作のエナジータロットには
神秘学のアイディアをなるべくそのまま絵柄で表したかったので

「愚者」にはバックグラウンドに
最初のヘブライ語アルファベットの
アレフが表す「牡牛」

そして上の方に「気のエレメント」を
象徴するために扇子が描いてあります♪




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四大元素思想、カバラ、そして占星術の
3つの思想は発祥の地も時期もバラバラですが

全て「この世の仕組みを知りたい」という気持ちが生み出した
宇宙の在り方を解明しようとする考え方です。

19世紀になってレヴィとメイザースによって

タロットに意味を見出すために
この3つの考え方が組み合わされて
骨組みとして確立しました。

(本当はその前にも後にも
タロットと神秘学を関連づける活動に
関わった人や組織はいますが、
ここでは省略させていただきます)

タロットカードは全部で78枚あって

・22枚の大アルカナ
・16枚のコートカード(宮廷の人物カード)
・40枚がナンバーカード

というグループに分かれています。

それぞれのグループには
神秘学の組み合わせが”公式”のように決まっていて、
それぞれの思想を合わせていくことで
カードの意味が構築されます。

大アルカナ

大アルカにとっての大切な概念は
カバラの言語、
ヘブライ語のアルファベット、22文字です。

ヘブライ語のアルファベットを分析して
タロットに当てはめようとした試みは
500年以上も前に
クリスチャン・ローゼンクロイツによって
設立された秘密結社、薔薇十字団も
手がけられていたようですが

19世紀にフランスのレヴィが
システムを確立した第一人者とみなされています。

ヘブライ語は旧約聖書が書かれた言語ですし、
世界の始まりと発展を伝える言葉なので
崇高な言語だと考えられてきました。

世の中には他にも
崇高と思われる言語はあるのですが
ヘブライ語がタロットに関して
特別な理由はそのアルファベットにあります。

他の言語のアルファベットは
単に音だけで、意味がありませんが

ヘブライ語のアルファベットは
発音すると、一つ一つが
意味のある単語になっています。

ヘブライ語のアルファベットは
22文字あるので、ちょうど
大アルカナ22枚と枚数が合うので、

そこで単語が表す概念を解釈したものと、
四大元素思想の概念を組み合わせたものが
大アルカナの意味の原点になりました。

(四大元素思想は占星術のベースにも
なっている概念です)

コートカード(宮廷の人物カード)
タロットの中のグループで
コートカードが苦手という方は多いですが
きっとそれは

コートカードが「人」を表すと
思い込まれているからだと思います。

確かに、日本では
「コートカードは人物」として説明されている
場合が多いのですが

それだと「状況」や「解決策」といった時に
どうやって解釈したらいいか
分からない場合もありますよね。。。💦

だから、
コートカードが表現しているものは
エネルギーを擬人化したもの、と考えてみてください。

そしてそのエネルギーは
「この世は4つのエネルギータイプでできている」と説く
四大元素思想がベースにできていて

4つのエネルギータイプそれぞれに
4つのエネルギータイプを掛け合わせたら
4x4で
16通りの概念が出来上がるので

それを16枚のコートカードに当てはめて
カードの意味の基盤になりました。

ナンバーカード
ナンバーカードは40枚もあるので
1枚1枚暗記することはとても大変だし、
似たような意味を持つカードもあって、
ごっちゃになってしまう方も多いようです。

けれども原理的にはナンバーカードもシンプルです。

カバラの数秘術的な1から10という、
数字の流れが表現する概念に、

四大元素思想の4つのエネルギータイプの概念を
掛け合わせることで、

10x4で40通りの概念が出来上がります。

それを40枚のナンバーカードにあてがえば
意味を形作る原理になって、

さらにそこに占星術から星座と惑星の要素が
表す概念が加わって
ナンバーカードの意味が深まりました。

このように、タロットカードの意味は
論理的に構築されていると理解できれば
整理整頓して学ことができますし、

四大元素思想や占星術など、
共通点を見出せれば
似た意味を持つカードのニュアンスを把握して
繋げて解釈することが容易くなります。

*****

タロットカードがイタリアで作られたとき
78枚になりましたが

19世紀に神秘学と関連づけられてからは
ますますそのルールが確定して
タロットカードは78枚で、
一枚多くても、少なくてもだめという
決まりの他に
神秘学の理念が根底に表されていなければ
タロットとは呼べないという決まりもできました。

神秘学の理論が、マルセイユタロットに
不思議なほどにぴったりと
フィットして最もらしい意味づけをすることができたのは

偶然だったらすごい確立だと思いますし
努力の賜物だったら相当に考え抜かれたものだと思います。

四大元素思想、カバラ、占星術といった神秘学の学問は
「世界の在り方と仕組み」を解説する理論なので、
これらの思想を反映しているタロットカードは
やはり世界の在り方と仕組みを表現しています。

そして「あらゆるものがお互いに在り方を反映している」という
エメラルドタブレットに表現された原理をベースに
タロットカードと世界の在り方は反映しあい、
世界の在り方と人の在り方も反映しているから
タロットカードが人の在り方も反映している、という
論理が成り立ちます。

だからタロットは
単に当たりはずれのエンタメや、
運勢を見る占いツールではなく
人生と心に向き合うリーディングとして
「考えるために」使った方がしっくりきます。


*****

タロットを本質から知る連載、続きます😃♪

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タロットカードに関連づけられた
神秘学的な思想は色々ありますが、

その中でも特に3種類の思想体系がメインになっていて、
これらを組み合わせた世界観が把握できれば
どんなタロットも深く読むことができます。

その3種類の思想体系は以下です。

・四大元素思想
・カバラ
・太陽占星術(西洋占星術)

四大元素思想

「四大元素思想」は紀元前500年ほどの
古代ギリシャの教えで、
この世界は火・水・気(風)・地という
4つのエネルギータイプでできているという思想で、

世界のありとあらゆるものを
4つに分析して、
世界の仕組みを理解しようというアプローチです。

それぞれのエネルギータイプはあくまでも「象徴」なので
この世界の全てが物質的な火・水・気(風)・地で
出来上がっているというわけではありません。

火は「存在のコア」や「命の在り方」そして「情熱」など
熱く燃え上がるエネルギーを指しています。

水は流れるエネルギーで
「感情」や「愛」そして「人間関係」などを象徴して、

気は「知性」や「情報」など、
拡散して人や物を動かすエネルギーを表しています。

(日本語では”風”と言われますが
英語では"Air"であって"Wind"ではないので
どうして翻訳が違っているか
ちょっと分かりません。

今は「風の時代」言われますが、この「風」というものも
四大元素思想からきています。)

そして地は「大地・地球」をはじめとした
実体のあるエネルギーで「肉体」や「資産」なども表します。

この四大元素思想はタロットに関わる神秘学的概念の基礎で
太陽占星術の基盤にもなっているものなので、
星占いを学ぶ時も、
最初に理解をしていかなければいけない概念です。

タロットカードでは
大アルカナも小アルカナも両方含めて、
78枚のカード全ての意味のベースを形作っています。



カバラ


今でいうイスラエルの地域で始まった
「カバラ」は古代ヘブライ文化の哲学です。

カバラはヘブライ語で
「口伝」という意味があって、
ユダヤ教やキリスト教といった宗教の
聖典「旧約聖書」の密教的な解釈を
口頭で伝えてきたという伝統を指し示しています。

カバラの始まりについては諸説ありますが
旧約聖書に書かれている出来事が
起こった紀元前2000年ほど前と
言われています。

カバラの考え方や実践も歴史の中で枝分かれして
宗教になったものと
哲学になったものがあります。

タロットに関わるカバラは哲学的な側面です。

大アルカナには
カバラの言語、ヘブライ語のアルファベットが
大きな役割を果たしています。

ヘブライ語のアルファベットは
他の言語のアルファベットと違って
音の連なりが単語にもなっているので、
その単語が表す概念を哲学的に解釈したものが
大アルカナの意味として 取り入れられました。

カバラ思想の真髄でもある、
世界の始まりと発展を説明する
1から10の数秘術的な流れは
小アルカナのナンバーカード(数札)に関連づけられました。



太陽占星術(西洋占星術)


占星術は天の徴(しるし)が地上の出来事の
前兆を示すという考えに基づいていて
天空での星の在り方を学ぶことは
この世で起こることを知ること、という思想で、
いわゆる星占いのことです。

世界には様々な占星術が存在しますが
タロットカードに関連づけられたものは
紀元前2千年ごろに、
今でいうイラクのあたり、
古代メソポタミア文明で研究が盛んになった
「太陽占星術」です。

これは現代の日本人にとっても
最も馴染みのあるタイプの占星術で、
交通機関の宣伝スクリーンや
雑誌のひとこと星占いなどで見かけるあれです。

タロット鑑定をするために
星占いができなければいけないことはありませんが、
星が表す概念を理解して、
タロットに照らし合わせた時に、
本当にカードが深く当て理解できるようになります。

大アルカナの一枚一枚が
占星術に必要な惑星と星座の概念を反映しているし、

天体とサインの組み合わせを理解することは
ナンバーカードを知るために大切です。

 

******

ちなみに、
タロットに占星術要素が取り入れられたので

タロットリーディングで
現在の心に向き合いながら

占星術という命術で
その人の持って生まれた性質や傾向を見る、
コンビネーションは的な使い方はとても相性が良いです。


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タロットを本質から知る連載、続きます😃♪

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参考文献:

Understanding Aleister Crowley's Thoth Tarot by Lon Milo DuQuette (2003)

The Crowley Tarot by Akron/Hajo Banzhaf (1995)




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[連載13・魔術抜きでタロットは語れないよね!?]

19世紀、マルセイユタロットに
宇宙の創造の叡智を反映する「神秘学」を関連付けた
フランスのエリファス・レヴィのアイディアは
イギリスに渡り、

マグレガー・メイザースが
タロットカードと神秘学を中心に
この世の真理を追求する組織を
創立するきっかけになりました。

その組織は
「黄金の夜明け団」と呼ばれる魔術結社です。

魔術=magickの語源は
「賢者」という意味のmagiなので

むしろ日本語「魔」術なんて誤訳したの誰よ!?と
憤慨したくなるぐらいです💦

魔術とは
宇宙の真理の中に存在する
自分の在り方を見つめて
人生を自分の手で創造するアート」と
「人生について論理的に考えるサイエンス」の
バランスある生き方を追求する方法のこと
です。

そう聞くと。。。怪しくないですよね?

魔術はしっかりと自分の人生に向き合う生き方のことで、
その実践方法は人それぞれです。

そしてタロットに関連づけられた
「神秘学」は魔術を実践するための考え方、
といえます。

(ちなみにロンドンには「黄金の夜明け団」設立時の、
100年以上前、
メイザースと懇意にしていた方がオープンした
小さいけれども歴史ある、
今も絶賛開業中の
タロット、神秘学、魔術、占術を専門に扱う有名な本屋さん



店内にはメイザースの肖像画と(右端上)黄金の夜明け団が実際に使った魔術道具の数々が飾ってありました、歴史に触れた瞬間、感動です!!)



メイザースはレヴィのアイディアをベースに
神秘学とタロットの繋がりをさらに練り上げ、
タロットカードを神秘学の教科書として位置づけて

ウェイト・スミス(ライダー)タロットや
トートタロットの根源となった
「黄金の夜明け団タロット」を創作しました。

黄金の夜明け団のタロットカードと
タロットの神秘学思想は
出来た当時は結社のメンバー以外
門外不出の秘教でしたが、

20世紀以降、世に出ることになって
ヨーロッパ・アメリカの
英語圏で作られるようになった
「占い」タロットの基盤となりました。

だから、今のタロットの「原点的な決まり事」は
カード(の絵柄)ではなくて、
神秘学の「思想」のほうです。

この、カードの原点にある思想を知らないと
タロットの本質を理解することは難しくなります。

タロットリーディングは
カードを混ぜて、出して、メッセージを読み取ると言う
とてもシンプルな手順のものなのに

「なんだかわからないけれど
なぜか難しい」と感じる方がとても多くいらっしゃいますが

その理由は
タロットカードがそもそも何か、ということを
原点から知らないからなのでしょう。

歴史のある占術には
どんなものでも
占いに使われるようになった背景があって、
原理体系がしっかりしているので
結論がどうしてそうなるか、
理論からの説明と深読みが可能になるので
相談者さんから納得してもらえます。

その反面、
解説書の言葉をひとこと、ふたこと言う程度では
「なんでそういう結論になるの?」という説明が
合理的にできなくて
薄っぺらい表面的な占いになってしまいます。

だから「占いに使われるようになった
タロットカードの原点は神秘学」という
バックグラウンドを知ってカードを理解すれば
深く、臨機応変に自由自在に解釈できるようになりますし、

地に足ついた言葉で「なるほど」と
納得してもらえます。

そして納得してもらうことこそが、
「心に寄り添ってもらっている」
「当たっている」いると感じてもらうことです。

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「神秘学」は西洋文化の中で
神話、宗教や精神論と深く繋り
哲学や芸術とも密接に関わってきた思想で、

その考え方の基礎は
エメラルドタブレットと呼ばれる伝説の碑文に
書かれている事を反映しています。

「伝説の」と言われるぐらいですから
誰も本物を見たことがなくて
どこにあったのか、
いつ書かれたのかも分からないものですが

紀元前500年ほど前にエジプトで書かれた
「これはエメラルドタブレットのコピー」と
記された文書が
19世紀に確認されているので

原本になる、相当に古い何かは
確実に存在していたようです。

そのエメラルドタブレットは

「上なるものの如く、下なるものはあり
内なるものの如く、外なるものはあり
宇宙の如く、魂はある」という文で始まっています。

簡単に言ってしまうと
「宇宙の全ては繋がっていて、
世界のあらゆるものは
お互いに在り方を反映しあっている」という考え方です。

つまり
ひとつのことを理解することは
他のことを理解することにも繋がっていく、
ということで、

この考え方があるから
あらゆる学問が成り立ってきました。

例えば、
歴史を学ぶことで
人の行動パターンを学んだり、

一つの数式を学べば
文章問題に応用することができるように

細かい部分を学べば
大きなことを理解する手段になって

大きな視点から仕組みを理解すれば
詳細を知ることに繋がる、ということです。

勉強をして学ぶ、ということは
本来、
こういった思考回路を育てるためのものです。

そして、このエメラルドタブレットに書かれた
考えが「占い」にも当てはまります。

占いは人類最古の職業の一つです。

人はいつの時代も、
希望のための道標を求めて
未知を知りたいんでしょうね。

占いは学校で学ぶ学問ではありませんが

何かを象徴として見立てて
それが現実世界の何かを抽象的に表している、と
解釈するものなので

全ての学問の基盤の考えになった
「在り方を反映しあっている」という考えは
共通しています。

19世紀、占いに使うためのタロットルールが
決まったのも
神秘学の考え方を応用して
「カードはなんらかの真理を象徴している」と捉える
基盤ができたからです。

だから
タロットリーディングで大切なのは
カードは「象徴」という捉え方です。

タロットは、
出たカードがそっくりそのまま
現実を映し出している、というものではなく
現実の何かを”抽象的に表したもの”です。

例えば「死」のカードが出た時は
誰かの肉体的な死を表していることは
滅多にありません。

「死」という概念が抽象的に表しているものは、
何かが終わる、ということや
終わりを迎えることで新しい始まりになる、
といったことです。

だからタロットリーディングというのは
「こういうふうに捉えてみたらどう?
こういうことに心当たりある?
このカードから何を感じる?」というように
考え方やものの視点を整理整頓して

心と対話することをサポートするものです。


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