ネットでこんな記事を拾った。

「ロシア海軍の黒海艦隊といえば、戦史に名を馳せてきた存在である。だが、今回のウクライナ侵攻ではウクライナ軍の海上ドローン攻撃で、3分の1の戦力を失ったとされ、母港を移転させる事態に陥った。これは、従来の戦闘体系を大きく変える「革命的戦術」とされる。」(勝又壽良のワールドビュー2024-6-23より)

戦場での小型無人機(ドローン)の活躍ぶりはすごいようだ。それに対し自衛隊の小型無人機(ドローン)の配備と対策は全然ダメなようだ。こんな記事もネットで拾った。海上自衛隊は基地へのドローン侵入を探知できなかったようだ。

「海上自衛隊の基地で護衛艦をドローンで撮影したとする映像がSNSに投稿され、実際に撮影された可能性が高いことが分かった問題について、ドローンの基地内への侵入を自衛隊が探知できていなかったことが政府関係者への取材でわかりました。」( NHK)

これが爆弾を積んだ自爆型小型無人機(カミカゼドローン)だったらどうなったのですかね。従来の戦闘機や戦艦の専門家たちにしてみれば、小型無人機(ドローン)の有用を認めて自分の部署・専門分野への予算を減らしたくないから、「小型無人機(ドローン)なんか役立つか信用できない、そんな実績は無い」などと空気的な理由を付けて反対する。敵の小型無人機(ドローン)への対策も打たない。周りもそれに忖度して本格導入・本格対策はしないのだろう。空母や戦闘機やレーダーなどの有用な新兵器に予算や資材や人材を回さなかった結果、敗戦し崩壊した帝国海軍のDNAは健在なようだ。