「世襲議員は『地盤』だけでなく財産も相続税はゼロです。それは国会議員が作る政治団体が法律の抜け穴になっているのです。政治団体に個人が寄付する場合一年間に二千万円まで非課税です。また政治団体から政治団体の寄付も非課税です。こちらは寄付金の上限額はありません。だから親の政治団体から子の政治団体に寄付する形にすれば、何億何十億だろうと無税で相続できるのです。だから世襲政治家が増殖する。この相続税の優遇制度を廃止しないと、世襲政治家の優遇制度は廃止しないと、世襲政治家の増殖は止められない。」
著者が国税調査官だから書けた一文だ。こうして我々庶民の事なんか分からない。庶民のための政治なんか全然出来ない政治家が量産されるわけだ。自民党贔屓のネット工作員や評論家どもは、これをどう擁護するのだろう。2030年前後の政変(reshuffle)で、やはり自民党の政治家さんたちも、公職追放しなければ日本は良くならないだろう。