僕は陰謀論の肯定派です。理由は、何かの専門家集団イコール陰謀集団だからです。
政治・軍事・医療・教育・報道・商売(カネもうけ)・司法・警察・宗教・学問・創作・興行・諜報(スパイ)など分野を問わず、専門知識の豊富な専門家というのは利害関係者です。国や社会全体の利益よりも、自分と自身の所属する組織や業界の利益を優先しがちです。加えて情報を最もゴマカすことの出来る人たちでもあります。

さらに専門家集団=利害集団だからこそ、集団に内在論理という物が発生する。オモテに出せないホンネを優先して活動するようになる。自分たちの利益のために、いわゆる陰謀に走る。内部に対しては情報隠蔽を恫喝して強要。外部に対してはタカリや詐欺騙し、殺人以下の犯罪行為に走るを良しとすることさえある。だから専門家たちは事実を隠蔽する。自分に不都合不利益な現実は認めない。真実を言わず、常時(いつも)ポジショントーク・虚偽(FAKE NEWS)宣伝に明け暮れる。専門家集団=陰謀集団なのです。
判りやすい実例は、予算欲しさに「島国(sea power)は大陸に深入りせざるべし」という地政学の理論を無視。「満蒙は日本の生命線である!」という虚偽宣伝をして中国大陸侵略をした帝国陸軍と、「国防上必要だから」とウソを言って役にも立たなかった戦艦大和を建造した帝国海軍です。2002-9-17以後の「北朝鮮の日本人拉致などウソ八百だ陰謀だ」などと言ってた日本の親北朝鮮人士たちも同じです。
さらに狡猾に専門家集団を運営するならば、集団を三つの階層に分けて運営する。
一階層目は中核層です。集団の利益のために、見せかけの理想を掲げて活動する。その活動が自分たちの金や出世や、その他表に出せない目的に結びつくよう巧みに内外を制御する。良心は無いが知的レベルは高い。ウソつきで残忍な性格です。
二階層目は利権層です。中核層に従うことで出世する、金や仕事を得ることが目的の人たちです。ウソつきで強欲な性格です。
三階層目は浮動層です。中核層が掲げた理想に共感する人たち。正義感に基づいて行動するが、いい人と思われたいという虚栄心があることも多い。その集団の下劣な実態を知ると、自身の金や生活のために集団に尽くすようになる。利権層に成り下がる。あるいは離反する。内部告発者になろうとして抹殺されることもある。バカで善良な人たちです。
左翼人士の実名を言えば、スターリン・毛沢東が究極の中核層。韓徳銖(朝鮮総連の初代議長)・安江良介(岩波書店社長)辺りが究極の利権層。土井たか子・村山富市が究極の浮動層です。外向けには、悪意の無い浮動層を前面に押し出すことで、自分たちを国や社会のための善良集団だと思わせる。そして裏で薄汚いコトを命令・実行するのです。
 往年の名作漫画である車田正美の聖闘士星矢の登場人物に例えると判りやすい。教皇のシオンを暗殺してなりすまし、聖域(サンクチュアリ)を乗っ取って、女神(アテナ)をも排除。己の力で地上を支配しようとした双子座(ジェミニ)のサガが中核層。ニセ教皇サガの悪を知りつつ忠誠を誓っていた蟹座(キャンサー)のデスマスクと魚座(ビスケス)のアフロディーテが利権層。ニセ教皇サガの正義を心から信じて忠誠を誓っていた乙女座(ヴァルゴ)のシャカや牡牛座(タウラス)のアルデバランら・ニセ教皇サガの正体を知り、造反に走って返り討ちにあった射手座(サジタリアス)のアイオロスと獅子座(レオ)のアイオリア・摺り換った教皇に不審を抱きつつ、「逆らっても返り討ちに遭うだろう」と距離を置いていた天秤座(ライブラ)の童虎と牡羊座(アリエス)のムウなどその他の聖闘士たちは浮動層ということです。
だからいわゆる陰謀論は、断固肯定するべきなのです。ただし個々の陰謀論者たちの主張の真偽の鑑定は別問題です。

自分たちの利益のためにウソ宣伝以下の陰謀に走る専門家よりも、大勢に阿らず自分の目と頭で問題を突き詰めようとする人。国や社会全体の利益を考える私のような部外者や素人(トーシロ)の判断の方が正確(cool)なのです。
「要は『自分に不都合な現実は認めない』ということだ。(中略)専門家とは利害関係者の別名である。国や社会全体の利益よりも、自分や属する組織の利益を優先しがちだ。その上情報を最もコントロール出来る人たちでもある。専門家は専門家だからこそ本当のことを言わないのだ。(中略)(真実を見据えてくれたのは、)大勢に阿らず自分の目と頭で問題を突き詰めようとする人たちだった。利害関係者たる専門家よりも国益を考える素人の判断の方がよほど確かなのだ。」(鈴置高史。『米韓同盟消滅』より)
「人間は自分が見たいと思う物しか見えない。」(J.シーザー)
「人は誹謗(けな)され侮辱されれば怒る。だが最も激しく怒るのは、隠していた不都合な真実を明け透けに語られること。」(鈴木傾城。ルポライター)
「真実を愛する者は多いが、語る人は少ない。」「真実を知りながら、それを無視する計画を立てる者に希望は無い。」(ユダヤ格言)
「大衆は、知識は乏しいが真実を見抜く能力は高い。」(マルクス・キケロ。J.シーザーと同時代のローマの学者・政治家)
「専門知識の豊富な専門家が信用を失えば、日本はもっと良くなります。」(堺屋太一)