本日3/10(土)15時より、J1リーグ第3節サンフレッチェ広島戦が行われます。

予想メンバーはこちら。
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シドニー戦から中2日。移動も含めると遠征組はほぼ中1日で迎える広島戦。連戦に強い、脩斗、聖真、植田は起用されるでしょう。個人的には優磨を連戦でのスタメンで観たいのですが、まだ連戦でのパフォーマンスが不透明なことやシドニーFC相手に相当効いていましたから中2日での3/13シドニー戦の計算まで考えるとそちらを優先になるでしょう。
またACLでの巻き返しが難しくなったシドニーが次戦でメンバーを落として来日するという報道も上がっており、この過密日程の中で一つ息を抜けるポイントができました。この広島戦は無理のしどころといったところでしょう。

広島もミッドウィークにルヴァン杯をこなしていますが、スタメン11人をターンオーバーしておりコンディション面では間違いなく向こうが上でしょう。広島は監督が城福浩になっており、ハードワークが一つのキーワードになっているため、ここは一つのマイナス要素と言えそうです。

鹿島としても大岩サッカーにおける攻守のハードワーク、攻撃に変化をつけるといった部分に対し、SHへの依存度が高く、そのSHが丸々2人共連戦であること、怪我人が出ていることが気になるところ。今の選手状況を考えると復帰したばかりの大伍や安部がベンチ入りして来てもおかしくはないと思われます。

この状況を考えてると、満男の存在がかなり大きくなってきます。SHに一度付けることなしにペドロや金崎の裏抜けに対して正確に蹴ることができるため、SHの負担を減らすことができるでしょう。サイドチェンジも効果的な判断の中で蹴ることができますし、SHをより優位な状況でプレーさせることができるはずです。

これだけプレビューにおいて前の話ばかりで済ませられるのは後ろの昌子、植田、健斗のトライアングルの安定感が余りある程にしっかりしているから。広島で最も警戒すべきはトップ下に入る川辺ですが、彼がトップ下にいてくれる内はこの抜群の安定感を見せるトライアングルが見ているためにむしろ好都合。そうなると広島はボールが回らなくなるでしょうから、川辺をボランチに下げる判断をされた時が厄介です。川辺がボランチに下がった後にSHが見るのか、金崎が落ちてきて見るのか、その辺をはっきりさせておく必要があるでしょう。

あとは安西vs柏のところがどう出るか。スピードでは互角の勝負、しかしながら安西の守備が良いかと言われるとまだ疑問が残るところで、簡単にクロスを許す展開が多く、広島にはパトリックという特出したターゲットマンがいるだけに安西の敗北がイコール失点に繋がりかねません。
この試合も押し込む時間が多くなるでしょうけど、90分間全てが攻撃なわけではなく、間違いなく広島は最終的に優位に立つことができる可能性が高いこのサイドの1vs1に賭けて来るところがあるはずで、そのワンチャンス、ツーチャンスで確実にやられないということが無失点に抑えることに繋がるはずです。

やはり勝つには得点を挙げること。今のペドロと今の聖真はシナジーが良さそうなので、最後の精度さえ悪くなければ早い時間帯にこの2人からの得点には期待できそうです。

また今季はミドルの意識が高いですね。ポストプレーができる選手が出て来たことや裏抜けを警戒してくれること、相手にボールが渡ってからすぐに奪い返せていることで相手のDFラインを押し込みながらの攻撃が多くなっている証明でもあります。バイタルが空いているならば聖真、充孝の真骨頂。彼らのアイディアがこの試合を決するでしょう。
そのためには冒頭にも書いたように、連戦になる彼らの攻守における負担をどれだけ軽減することができるかどうか。攻守を最前線で引っ張る背番号10にかかる期待も大きくなりそうですね。

今季公式戦全勝と調子が良い広島を叩くことで力を誇示しながら、ここからの残りの過密日程に勢いに与える勝利を挙げたいです。