佐賀有田の陶器市は、今年で120回目であったか、拙宅の食器のほとんどが有田焼である。

これに対し、同じ佐賀県の唐津焼は、有田焼とは全く趣が違うが、筆者の好む焼き物である。佐賀の拙宅では、十四代中里太郎衛門窯の皿などをよく使っている。

ところが、鹿島と唐津では、佐賀の南北で、往来は不便で、なかなか行く機会がなかった。しかし、今年は意を決して、“第12回唐津やきもん祭り”に行ってきた(2024.4.30)。


筆者の滞在する鹿島市の肥前鹿島駅から唐津に行くには、いったん、長崎本線を佐賀方面に上り、久保田で唐津線に乗り換え、唐津へ行くのが通例だが、久保田の2つ先の佐賀駅まで行って、唐津線始発駅の佐賀駅まで行って、列車に乗ることにした。

“有田陶器市”とまではいかないだろうが、佐賀駅から唐津までは鈍行しか走っておらず、60分ほどかかるので、混雑した列車に立ちっぱなしはかなわんと思ったのである。

📷↓は、佐賀駅唐津線ホーム。

あれっ⁉️、誰もいない。列車は13分後くらいに発車のはずだが⁉️ しかも、“唐津やきもん祭り”開催中なのに⁉️

解せぬ思いで、ホームを進み、ふと、左手の線路を越えた向かい側ホームに停車している派手な車体の列車(📷↓左手)を見てみると、西唐津行きとなっている。

何でじゃー。唐津行きの列車が、唐津線ホームでなく、別のホームに居るんじゃ~、と慌てて、階段を降りて、走って行った。


駅の案内をよくよく見ると、唐津行きは時間によってホームが異なるとあった。

紛らわしいことすんじゃない‼️

と思いながら列車に乗り込むと、そこそこ乗客はのっているが、混んでいるとはいえなかった。

“唐津やきもん祭り”に行く人はあまりいないのかな⁉️

と、解せぬ思いが増すなか、唐津行き列車が発車。

佐賀駅から、鍋島、久保田と来て、小城(おぎ)駅で、ドサッと客が降り、車内はガラガラに。

唐津やきもん祭りは………⁉

今から100年地学前の1930年に建築されたという唐津線の厳木(きゅうらぎ)駅舎📷など↓。

「厳木」を「きゅうらぎ」と読むことができるのは佐賀県人だけではなかろうか。


唐津駅📷↓。


改札は1ヵ所。佐賀駅のそれに似ている📷↓。


改札正面の風景📷↓。
時間は、正午過ぎころ。

えええっ、人が居ない…………。
“唐津やきもん祭り”は………………⁉

事前に日程は調べてきた。唐津駅近くの市街地などでやっているのは間違いない。

とりあえず、観光案内所(📷↓左手)に行って、祭りのパンフレットをもらい、メイン会場の場所を聞いて行ってみることにした。


やきもん祭りの前に、東京でも直営店食べている『川島豆腐店』を確認📷↓。



その後、いざ、やきもん祭りメインストリートへ‼

メインストリート、五福の縁結び通り📷↓。

“………………⁉”

有田陶器市のイメージをもっていた筆者は、面食らわざるを得ない光景であった📷↓。




メインストリートの展示販売所をとっくり見て歩いて、昼めしは、『竹屋』で鰻丼📷↓。


鰻は小ぶりであったが、なかなか美味しい逸品であった(食べログ鰻 百名店のひとつ↓)。

 









結局、メインストリートで購入することは見送り、駅の逆側の中里太郎衛門陶房へ📷↓。


ここで、2品を購入📷↓。


唐津より帰宅し、早速、使ってみた📷↓。