先日、たまたま目にした記事に、「東京都のちゃんぽんの名店」ランキングTOP10というのがあった📷↓。博多ラーメンや、讃岐うどんと違って、長崎ちゃんぽんは、東京ではそれほどメジャーな食べ物ではない。まして、佐賀ちゃんぽんなんて言ったら、“”はぁ~⁉、何それ⁉”と云われること請け合いである。


ところが、下記サイト記事の東京都のちゃんぽんランキング第1位は、内幸町の『伊万里』。つまり、佐賀ちゃんぽんである。おそらく、佐賀武雄の『井手ちゃんぽん』の流れを汲む店⁉


もともと、ランキング自体がどれだけ信頼できるものなのかという問題はあろうが、佐賀ちゃんぽんとて、侮れないということは言えよう。

その佐賀ちゃんぽん、内幸町の『伊万里』は、かつて、筆者も訪れたことがある📷↓。バイトの黒人のオネエサンが調理していたかで驚いた記憶がある。因みに、📷↓の『北斗の拳』のイラストの焼酎は、魚鹿島肥前浜宿の酒蔵のものである。


ランキング第2位が、三軒茶屋の『来来来』📷↓。佐賀ちゃんぽんの豚骨系スープと異なり、さっぱり系長崎本流⁉のちゃんぽん。しかし、1000円オーバーで少々高い。


ランキング第3位は、同じく三軒茶屋の『長崎』📷↓。こちらも、『来来来』同様、さっぱり系スープ。


第4位は、『長崎飯店 高田馬場店』📷↓。こちらの女将さんは、佐賀太良町出身とうかがった。西九州新幹線開業で、肥前浜から先諫早までは、現在の電化区間から非電化区間になってしまい、鈍行のディーゼル車が1日数本細々と走るだけになるはずだが、女将さんは故郷をどう想うのだろう⁉


ランキング第6位は、東急世田谷線の世田谷駅近くの『長崎ちゃんぽん皿うどん』📷↓。三軒茶屋の『長崎』と縁戚関係と聞いたような気がする。こちらが、三軒茶屋よりこってりで生姜が効いているようなスープである。


ランキング第1位の『伊万里』の源流と目されるのが、佐賀北方(きたがた)の『井手ちゃんぽん』📷↓。昨年の大水害で、再度水没し、再々度、復活営業されたのが📷↓の北方本店。


そして、わが故郷、佐賀鹿島のちゃんぽんから3軒↓。

鹿島西部中学校近くの『松福』のちゃんぽん📷↓。


祐徳稲荷門前の『竹屋食堂』📷↓。鹿島で、ちゃんぽんというと、この店をあげる人も少なくない。東京都のランカーの店にひけをとらない味と言ってもかごんではあるまい。


肥前浜駅前の『金時食堂』📷↓。『竹屋食堂』に似た感のあるスープだが、こちらがさっぱり系。


本場長崎で、筆者がよく食するのは、思案橋にある『思案橋ラーメン』の“バクダンちゃんぽん”📷↓。


最後の4品。筆者作、ちゃんぽん📷↓。
東京では、ちゃんぽんはそれほどメジャーではないと述べたが、スーパーの品揃えもしかり。

そもそも、生麺など売場に、ちゃんぽん麺は置いてないし、ちゃんぽんスープもほぼ置いてない。無論、“ちゃんぽんの具”といった竹輪やさつまあげのスライスセットも、ほとんど置いてない。

あるのは、大メーカーのちゃんぽん袋麺が1、2種あれば良い方である。

その点、佐賀鹿島あたりのスーパーでは、ちゃんぽん麺も、ちゃんぽんスープも、常時、数種類置かれていて、ちゃんぽんをつくるのに事欠かない。




筆者のおすすめは、自家製“爆弾”ちゃんぽん📷↓。“爆弾”は、ラードと、生ニンニクチューブ、鶏ガラスープ顆粒を捏ねて製造する。大抵のちゃんぽんは、これだけで、格段にコクが深まり、味わいが底上げされる。因みに、臭いという自覚症状はない。