九州五行歌会第一回インターネット歌会ざっくり感想 | 栢瑚(kashiko)五行歌部

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五行歌人4人(白夜、南野薔子、水源カエデ、水源純)のブログです。

こんにちは。南野薔子です。

新型コロナウィルスの影響が世界中でいろいろとたいへんになっています。
感染された方、影響で困難の中にある方にお見舞い申し上げます。
どうかあらゆるものごとが良い方に運びますように
一刻も早く事態が収拾しますようにと祈っております。
白夜さん素音さん私のいる福岡県も、水源純さんがいる東京都も
緊急事態宣言下にあります。
落ち着いて、できることをして、してはいけないことはしないで
過ごそうと思います。

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私は九州五行歌会という歌会に参加することが比較的多いのですが
新型コロナウィルスで外出もままならない状況下
インターネットで歌会をしよう、ということになりました。
甲斐原梢代表のもと、事務局の紫野恵さんがとりまとめを行ってくださり
インターネット関係などに詳しい伊東柚月さんが
スマホからでもPCからでもアクセスできる掲示板を整えてくださいました。
掲示板はメンバーのみがアクセスキーを知るクローズドな環境に用意されました。

流れとしては紫野さんに歌提出→
プリントをメール添付(一部の方はファクス)で参加者に送付→
採点を紫野さんにメール→掲示板に点数発表、コメント開始→作者コメント開始
という流れで行われました。
掲示板に書き込めない方はファクス等でコメントを紫野さんに送り、紫野さんが掲示板に書き込みました。
一つの歌にスレッドを一つ使い、その歌についてのコメントがつらなってゆく形です。
17首の歌が出ました。ほぼ通常歌会と同じくらいです。

楽しかったです。
もちろんリアルに顔を合わせて直接に声を聞けないというデメリットはありますが
掲示板には掲示板なりの楽しさがあると思いました。
まず、通常の歌会だとどうしても時間の関係で
コメントの数や量が限られますし
云いたいことがまとめきれなかったりもありがちですが
掲示板への書き込みだと、都合のいい時に、考えてから書けます。
あと、自分が点数を入れなかった歌についてもコメントがしやすいという
利点があるなと思いました。
さらに、作者が発表されて、作者コメントを読んでからも
またそれについてのコメントもしやすい、という利点もありました。

ただ、今回は歌の提出と採点以外ははっきりした〆切りを設けず
状況をみながらの進行だったので
人によって掲示板に書き込むテンポ等にかなりのばらつきがあり
そこが今後の課題として、ほぼ歌会が終わった後に設けられた
「雑談部屋」というスレッドで共有されました。
第二回は、コメント書き込み、作者コメント書き込みにも〆切りを設けて
開催されることになりました。

インターネットの掲示板に書き込むということに慣れていない方とか
口頭でコメントをするのはいいけれど
書くのはちょっと苦手、とかいう方もいらっしゃるかと思いますので
必ずしも万人向きの方法ではないかもしれませんが
私は一つの歌会のあり方として、大いにありだと思っています。
私個人としては口頭より、書く方がむしろ得意なので
たいへん楽しませていただきました。

また、メンバーのみのクローズドな形ということで
だいたいお互いのノリを知っているどうしなので
楽しく盛り上がったという面もあるかと思います。
ただ、今回のようにクローズドな形ではなく
オープンで試みられる方がいらしてもいい形かもしれません。
それはそれでまた違った楽しみがありそうです。

さて、今回の一席になった歌には
メンバーの稲本英さんが、画像をつけてくださるという
サプライズプレゼントがありました。
同点一席の二首をここでご紹介いたします。


ではまた。