今年というか最近ちょいちょい耳にする事
「キムケンさん今年強くなりましたね」
そこを余計なお世話ながら検証してみました(笑)
撮影 :SEIGO SAITO
まず当たり前だけど、キムケンさん
釣りは上手い
アメリカの経験もかなり長くやってきたから当然他のエリート三名よりも長けてる
ここで一つ大切なこと事は私の持論
「バスフィッシングはメンタルのスポーツ」
ここに注目をして以下お送りします
アメリカでバスフィッシングトーナメントに参戦するには当たり前だけど「資金がとんでもなく必要」です
では資金や予算があれば・・・とならないのが実情です
その一つには「英語力」があります
→ここはキムケンさんは問題なし
では「生活力」はどうでしょう?
トヨタの新型タンドラを購入
前のタンドラからキャンパーを移設
ホテル住まいではなくキャンプ場生活
ここも全く問題ないはず
では肝心な面の「資金力」
ここもスポンサーさんと良いお付き合いをされてるから問題はない、と感じてます
ではトーナメントは「結果」が順位として出てくるから釣りの技術としては?となると、他の日本人と比べて明らかに違う面があります
それは「プリプラ」が絶対的に少ない事です
大森選手も深江選手もこの「プリプラ」が本当に少ないです
日本人はプリプラかなり好きです(笑)
でもゼロでは無いにしても絶対的に少ないです
いかに公式プラクティスの3日間に集中してやれるか?そこがかなり大切です
あとはご存知の通りSDG Marineとしては、トーナメント用のボートをキムケンさんには貸与艇として使って貰ってる
だから他の日本人と比較してメンテナンスやアップグレード作業がダントツで多い
ほぼ毎日サービスヤードで、何らかのチェックや作業をしてる
つまりバスボート仕様はいつも最適状態をキープ
また装備品も、すべて理に適ってるモノを搭載
だからこそ、少しでも変化を感じると連絡してくる
「少し気になるので見てください」
これが一番のポイント
この一年で、最もキムケンさんが変化した点
通常トーナメンターは大半が、壊れてから連絡してくる
キムケンさんも前は「もっと早く言うてきてよ」だったけど、昨年半ばくらいから明らかに予防や予知的な感覚で連絡してくることが多い
それは昨年秋に2022年仕様の船をロールアウト
B.A.S.S.セントラルオープンの2戦
スミスレイクとグランドレイクで投入
彼のスタイルや希望を、聞きながらセットアップ作業をしたことが、凄い今年の成績に影響してる
ボートに不満も不安もない事は良い
でもそれは場合により気付かないうちに緩んできたり、外れてきたりするケースが多々ある
それに気づけるようになると、湖上に出た時のほんのわずかな変化も感じる事ができる
これが、相手が魚という自然を相手にするには人間本来が持つ「野生」的な要素が大きく関係してくるはず
船が壊れない、船を壊さなくなってきた
だからこそ、大外しはしなくなった事
これはホントに大きな関係がある
その証拠には、よく言えばその日その日のコンディションに合わせて進化させる、変化させる、対応させることが出来るようになったと思う
船に問題が起こっても帰ってこれる状態や復旧できる状態をキープしてること
そしてサービスヤードでメンテナンスしながら船の事を色々とレクチャーしてる
だから、彼とはほとんど釣りの話はしない(笑)
いつもボートの装備や走らせ方などに会話がシフトする
バスボートってこんな乗り物で、こーやって走らせる乗り物を身体で理解が相当進んだな!と感じることが多くなりました
バスボートに不安があると、戦略にも大きな影響を与えるから、壊さないように使うこと
これ大切
そしてそれをサポートできてるSDG Marineのサービスカーゴの存在も相当貢献してる
メカニックさせてる通称ジャッキーくんも、昔の言葉でいうところの私の弟子みたいな感じで、相当しごかれてるけど技術も知識もレベルアップできてるし
それらか全て噛み合いだしたから、先月のB.A.S.S.ノーザンオープン開幕戦も優勝、第二戦も7位とかワンランク平均して成績に表れてる
それは彼の顔みてくれたら、良くわかるはず
撮影 :SEIGO SAITO
明日は準決勝となる3日目
天気予報は、予選よりも風吹く感じ
どんな結果なるか楽しみです
バスフィッシングはメンタルのスポーツ
それをバスボート整備メンテナンス面から支えるのが我々の仕事で貢献したいですね
明日も日本から日本人3人に熱い応援声援をお願いします