5月の松林と浜崎海岸をのんびり歩く

5月26日(日)のJRウォーキングです。 この日は朝から気温が上昇していた。 9時13分の列車に乗って、博多駅・筑前前原で乗り換え、虹の松原駅到着は10時52分。 スタート受付の終了が11時なので、ウォーキングに参加できる最後の列車だと思う。 30人程が下車した。

虹の松原駅

 

コースマップを確認して、スマホの万歩計をオンにしてスタート。

 コースマップを良く見ると、コースタイトルの虹の松原と浜崎海岸沿いを歩く距離は短い。 僕としては、松原の中を森林浴のようにゆっくり長く歩きたいのだ。 でも、健康の為のウォーキングとして歩くのだから「良し」としよう。

 

 駅前の松林とは、数十メートル歩くと一旦お別れして、線路を越え202号線に向かう。

 

 202号線の赤水交差点に向かう。 正面に佐用姫伝説で有名な鏡山(283m)が見える。

 

 202号線を左折する。 鏡山山頂手前に鎮座する「鏡神社」の大鳥居が見える。 「鏡神社」は松浦国の総鎮守で、神功皇后が戦勝祈願するため祠を建てたのが始まりとされる。 と言うことで、ご祭神は神功皇后・・・山頂方向に一礼して先に進む。

 古民芸の明治屋さんの前を通る。 壺や置き物、こーゆうの見るのは好き。

 

 最近、ニュースも下火になった「BIGMOTOR」の看板が目に入る。 店前の202号線の街路樹は枯れてはいなかった。滝汗  従業員の姿は歩道からは見えたが、ずらっと並んだ中古車が何となく空しく見えた。 その一つ先にあった「ガリバーGulliver」の店が元気に見えたのは気のせいかな・・・。 202号線の両側は、ウォーキングコースの区間だけで5~6社の中古車販売店があった。

 

 午前11時35分、「おさかな村」に到着。

 中は広くて盛況だった。

 駅でコースマップを確認した時に、今日のランチは「おさかな村」の隣にある「海鮮料理 漁師村」で海鮮丼と思っていたが・・・到着すると、大勢の人が並んでいた。

 「おさかな村」の駐車場横の「鶏めし キッチン みのり」を思い出した。  地元の人達が並んでいたので、人気の「鶏めし」なんだと判った。

 弁当とおにぎりだけの販売なので、会計は早い。 おにぎり2個を買って「おさかな村」横の休憩テーブルで食べた。 海鮮丼からおにぎりに変更なので、安くついたが・・・鶏めしの味は間違いなかった。 それに、時間が短縮できた。 5分で食べて出発。

 「おさかな村」前の広場で「フリーマーケット」が開かれていた。 古着・雑貨・園芸用品・装飾品など等、リサイクル運動の一つとして、良いことだと思う。

 

 202号線の両側は飲食店も多い。 「とんかつ きのや」と「麺屋 なら」の交差点を左折して、「虹の松原」へ向かう。

 しかし、この交差点の地名「干居」を「ひつばる」と読むらしいが、由来に興味が湧く。

 

 「干居=ひつばる」の交差点を左折した途端に12時となり、浜玉町の町内有線で正午を知らせる音楽が流れた。 青春時代に聴いた懐かしいメロディだった。 久しぶりだったので、何の曲だったかしばらく考えたが直ぐに思い出した。 ポール・モーリアの「恋はみずいろ」だった。  「恋はみずいろ」は1967年、ヴィッキーの歌「L’amour est bleu =恋はみずいろ」で大ヒットしたが、翌年にポール・モーリアのオーケストラがイージーリスニング曲として編曲演奏し、不動の名曲となった。 

 

帰宅してからも浜玉町の有線で流れた「恋はみずいろ」が耳から離れない。 You-Tubeを探してきたので貼り付けます。 聴いて下さい。

恋はみずいろ ポール・モーリア You-Tube

清々しい曲です。 浜玉町の皆さんは、毎日正午にこの曲が聞けるとは羨ましい。 しかしながら、浜玉町の誰がどんな理由でこの曲を選んだのか興味あります。

 

 途中、左側の家屋の横に奇妙なものが立っていた。 最初は何なのか分からなかったが、良く見てると・・・これって、旅客機の尾翼ですよね?  何の為? アートかな?

 

 虹の松原駅からここまで、民家や農家の庭先で「キンカンの木」を何度も見た。 とても色づきが良く、宮崎県の「たまたま」のように大きい実もあった。 土壌なのか、気候なのか、「キンカン」が良く育つ土地みたい。

 

 田園風景の先に、今日のウォーキングの目玉「虹の松原」が見えて来た。 その手前左側に大きな建物が見えている。

 

 その建物の前の看板は「唐津コスメパーク」とあり、五つの企業名が書いてあった。

現在、唐津ではこの土地で生産される「椿の実」、「ミカンの花」、「バジル」などの原料を使った化粧品が商品化されている。 佐賀県では美容・健康産業の集積地をつくる「唐津コスメティック構想」が進んでいて、その中心施設がこの「唐津コスメパーク」らしい。

 

 「唐津コスメパーク」の前庭には、日本国旗を真ん中にイタリア国旗フランス国旗が風になびいていた。 化粧品分野での提携が関係しているのだろう。 国際的な雰囲気でいーネ!

そう言えば、202号線の「おさかな村」の手前に、コラーゲンで有名な岩本初恵さんの「愛しとーと」の事務所とレストランがあったが・・・関連しているのだろうか。

 

↓ 筑肥線の踏切を渡ると、「虹の松原」の松並が続く。 

江戸時代初期、唐津藩初代藩主・寺沢広高が、開発した新田の防風林・防砂林・防潮林として黒松を植林した。 当初は長さが二里(約8km)あったので、「二里(にり)の松原」と呼ばれていたが、浜が虹の弧のように見えるので、いつの頃からか「虹(にじ)の松原」になったとさ。 静岡県の「三保の松原」、福井県の「気比の松原」と並んで、日本三大松原の一つに数えられている。 現在は約4.5kmの松林が続く。

 

 ウォーキングコースは約400mで松林を横断する。 旧唐津街道の一部はこの松林の中を通っていた。 気温は29度とのことだったが、松並木は木陰となり清々しい潮風がゆっくりと吹いていて、気持ち良かった。 

 

 松林を横断すると、青い空と海が広がる浜崎海岸に出た。 

 浜崎海岸虹の松原の東に連なる海岸で、夏の海水浴やマリンスポーツで賑わう。 虹の松原が西に弧を描き、唐津湾には高島鳥島大島が見える。

 デジカメの望遠ズームを最大にすると、唐津城が撮れた。

 

 砂浜から一段上がった遊歩道を北東方向に歩く。 幾組かのウォーキング参加者が、沖を眺め、冷たいお茶を飲みながらのんびりと休憩している。 暑いが風が心地よい。

 若者達がウィンドサーフィンを楽しんでいた。

 「玄海国定公園 浜崎海岸」と刻まれた大きな石碑から、JR浜崎駅方向へ折れます。

 

 コースマップに指定された最後の訪問地は「諏訪神社」。 奈良時代後期(784年)の創建で、秀吉名護屋城へ向かう途中に朝鮮出兵の戦勝祈願をしたと伝えられている。

 右側の阿形狛犬・・・良く見て下さい。 少し首を傾げているのが分かりますか? 左の吽形の狛犬も同じで・・・両側の狛犬の正面に来る手前で、二匹がこちらを見つめている感覚になります。 何かしら愛着が湧きました。

 

 拝殿横で、ソフトバンクホークス王会長のサインが見えた。

↑ この諏訪神社には、百済から大和朝廷にを献上するために使者が渡来したとの、「」にまつわる話が残っている。 そんなことから、唐津市(諏訪神社)とソフトバンクホークスの連携が始まったようです。

 

 諏訪神社前の通りに面した理容室?。 ハサミの看板デザインがシャレトンしゃー。

 

 浜崎海岸が近くなってから、良く見かけたが・・・電信柱に「海抜〇m」の案内。 地震時の津波に対する日頃の心得が大切です。

 

 午後12時48分に浜崎駅にゴール。 浜崎駅舎は虹の松原駅に比べると、かなり立派です。 

52分の筑前松原行が入って来たのでジャストタイミングでした。 おにぎりランチも含め、丁度2時間のウォーキングで、歩行数は9,082歩でした。

 

JR九州ウォーキング事務局の皆さん、コース中での誘導員の皆さん、お疲れ様でした。

 

 

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