遠賀川に広がる20万球のチューリップを楽しむ

JR九州ウォーキング2024年春編の直方駅です。 昨年(2023年)9月24日の有明海多良駅100回目の記念ウォーキングでした。 ホッとしたのか、その後は回数が伸びていない。 今回は久しぶりの102回目となり、天気も良く、夫婦で参加して来た。

 

長者原駅で篠栗線快速に乗り換え、10時3分に直方駅到着。 

直方駅

お昼過ぎに20度を超す気温になったがウォーキング日和。 

 

コースマップ

平成29年(2017年)4月9日(日)に、同じ「チューリップフェア」を中心とした直方駅ウォーキングに参加している。 この時は、英彦山川を渡って、直方バイパスにある「もち吉」のお店にも寄る7kmのコースだった。 今回は英彦山川を渡らないので、3.5kmの短距離コースに設定されていた。 

 

 駅舎2階の改札前で受付を済ませ、陸橋を渡って線路の西に出る。 

 

 駅途中、道路右側に「雲心寺」が見えた。 クスノキの若葉が青空に映えている。

  この寺には、筑豊の炭鉱王の一人である貝島太助の墓がある。

 

 多賀神社の横道を過ぎると「直方市石炭記念館」に着く。 記念館前に坑夫像が立っていて、その後ろに蒸気機関車と繋がれた石炭車が野外展示されている。

 この蒸気機関車(C11-131号)は昭和13年から昭和45年までの32年間、筑豊地区で170万kmを走り続け活躍した。 その距離は地球を32周したことになる。 健闘を讃えたい。

 

館内で石炭の歴史を学ぶ

 

 筑豊の炭鉱王・・・左から、伊藤伝右衛門安川敬一郎麻生太吉貝島太助

 

 明治に始まった筑豊石炭鉱山では大きな災害(落盤・ガス炭塵爆発・坑内火災・坑内出水など)も多発した。 明治45年、筑豊石炭鉱業組合直方会議所に於いて、災害発生時の罹災者の救護訓練が始まった。 日本で最初の救命器具を使用した救護訓練だった。

ドイツから輸入された救命器具

 館の後ろには、救護隊の訓練坑道が保存されている。 ここで、45,000人の救護隊員が練習を修めたそうだ。

 

 JRの線路を越えると、旧長崎街道に出る。 趣を感じる町並を右折すると「ギャラリーのぐち」の幾つかの店舗前に着く。

和洋雑貨・ガラス製品・陶食器・手作り小物などインテリア雑貨ギャラリーの老舗。

2017年のウォーキング時にも訪れたが、その時よりも規模が大きくなっている気がした。周りの系列店舗数が増えているような・・・奥さんは店の雰囲気が気に入ったのか、かなりの時間を過ごした後、1,200円の小さなガラスの置き物(動物の形をした)を購入していた。

 

 「ギャラリーのぐち」を出て・・・「谷尾美術館」を経て、遠賀川へ向かう。

 

 遠賀川の河川敷に着く。 川べりの菜の花と、その川の向こうに桜並木が見えた。

菜の花と桜と青い空のコントラストが、こころをウキウキにしてくれる。

 遠賀川は木造の人道橋を渡る。 先に「遠賀川水辺館」が見える。

 

 桜並木の下をチューリップフェア会場に向かう。

 

 チューリップフェア会場に着く。 大勢の人で賑っています。

 チューリップの花言葉は「博愛」、「思いやり」です。 誰からも好かれる花。

 会場内には多くの飲食店テントが並んでいた。

 

 ブルーダイアモンド  ブルー寄りの優しい紫色で、バラのような八重咲チューリップ

 20万球のチューリップに圧倒される。

 

 黄色のチューリップの名前は「ノビサン」。 人の名前じゃないよ! 

「ノビサン=Novi Sun」で「Novi」は米国ミシガン州の街の名前・・・Noviの太陽。

 

 ピンクのチューリップの名前は「ビッグ・ラブ」。 豪快な恋愛の予感かな・・・。

 

 会場は遠賀川英彦山川に挟まれた自然公園。 パステルカラーの鮮やかなチューリップが咲き誇る。 その空間に身を置くと、穏やかで元気な気分に包まれる。

 下流側の木造人道橋を渡って直方駅に戻る。

 駅前の魁皇関からパワーを頂いて香椎に戻って来た。

 

ウォーキングコースの距離は短かったが、102回目のJRウォーキングは天候に恵まれ、花に癒され、大いに楽しめた。

 

 

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