環境・エネルギー工学専門の大学院

JR九州ウォーキング2023年春編の大野城駅です。 5月27日(土)は、九州大学筑紫キャンパスの「オープンキャンパス」がウォーキングに組み込まれているとのことで、早くから楽しみにしていた。 僕らの年代にとって、伊都キャンパスが創設される前の九州大学と言えば箱崎・馬出・六本松だった。 僕と同じく、筑紫キャンパスの存在を知らなかった人は多いと思う。 昭和54年(1979年)、大学院の多様化に対応するため、環境・エネルギー工学専門の総合理工学府として設置されたようだが、あまりにもレベルが高すぎて、庶民の会話の中に出て来ることが少なかった。

コースマップ

 

香椎駅9時53分の二日市行普通列車に乗って、大野城駅に10時31分に着く。歩いて数分で「九大筑紫キャンパス」の「大野城門」に着く。 エッ!これが九大の門? 狭ッ!

 

 申し訳ない言い方だが、旧箱崎キャンパスの正門に感じられた歴史の重厚さは無い。キャンパス北側の「春日門」が正門で、ここは通学用の裏門になるのだろう。

=大野城門 =春日門

 

 大野城門から一番近い施設が「グローバル イノベーションセンター」で、体験イベントは「ゲルマニウムラジオを聞いてみよう」だった。 これだったら小学生の時に作ったことがあるので、話が解るかも。 しばらく説明を聞いていたが・・・「ダイオード」?、「半導体」?・・・年寄りには、関連性がさっぱり解らない! それでも、高校生?は「ウン、ウン」と頷いていた。

 

今日の「オープンキャンパス」は地域とのふれあいも兼ねているので、子供も楽しめるイベントや食べ物出店エリアも準備されているのだ。 そこだと年寄りも楽しめるだろう。 

 

 キャンパス中央の「総合研究棟 C-CUBE」に寄った。 ここでは大野城市と春日市ののキャラクターステージショーが始まっていた。

 右から大野城市の「大野ジョー」、次は大牟田市の「ジャー坊」のようだが・・・特別応援かな・・・、「ジャー坊」の左が、春日市の「かすがくん」と「あすかちゃん」、一番左が大野城市の「まどかちゃん」です。 子供たちが喜んでいた。

 

構内を少しブラッと歩いてみよう。

 

 芝生の広場では、外国人留学生らと来訪者が世界地理ゲームを楽しんでいた。

 

総理工棟や他棟の実演・展示にも顔を出して、しばらく聞いていたが・・・「有機半導体デバイス」、「プラズマ乱流」、「宇宙線ミュオン」・・・やっぱり内容はほぼ理解出来ない。 な~んか、少し空しさも感じる。

 

 建物を出たところで、子供用の大きなシャボン玉体験があった。 これだと解る・・・表面張力の原理だな。

 

九大筑紫キャンパスの「オープンキャンパス」に、我々レベルが訪れる時は、「子供年齢に戻って来訪すると楽しい」と言うことが分かった。

 

話は逸れるが、現在の春日市役所から航空自衛隊春日公園、そして九大筑紫キャンパスまでの一帯は「米軍春日基地」の敷地だった。 当時の基地ヘッドクォーター(H・Q)は、ここ筑紫キャンパスにあって、建物の横に「カイズカ」の垣根があったそうだ。

 売店や学食が入った「ビスタホール」の近くに、その大きく育った「カイズカ」の巨木が並んで残っていたが、当時の米軍基地は偲べない。

米軍春日基地の名残り「カイズカ」並木

 

そろそろ、「大野城市・春日市出店エリア」に行ってランチを食べようと思う。

 唐揚げ、ハンバーガー、カレー、豚まん等、10店以上が出店していた。

 

会場をひと廻りして、僕の目に留まったのが「鶏ぼっかけ」。 数年前、あるイベントで、大野城市のソウルフードだと聞いていたが食べたことはない。 鶏好きの僕にとっては、たまんない! さっそく注文!

 

会場近くのイートイン休憩所で、「いただきまーす」。

 

親睦酒宴の「シメ」に食べるもので、鶏肉の入った鶏ガラ出汁の汁を御飯にかけた「鶏ぼっかけ」と呼ばれる料理。 上大利牛頸地区あたりで、江戸時代から伝えられてきた郷土料理。 これは本当に旨い。 出汁がいいー。

 

鶏ぼっかけ」を食べながら思った。 「オープンキャンパス」で、これほどの実演・展示があるのに、何も解らないのも悔しい。 僕にも理解出来るだろう、と思われる展示会場を探そう。

 

応用力学研究所」の建物棟に入った。

 「海洋プラスティックごみに係わる動態・環境影響の・・・・」の展示は、海の中道海岸の清掃活動にも参加しているので、少しだけど、現状問題を理解出来たことが嬉しい。

 

 でも、「海洋モデリング研究室」の「海洋内部の複雑な環境の変動・・・」を聞いていて、再び頭が痛くなる。

 

 頭の痛さを救ってくれたのが、隣の子供用体験コーナー「海水カクテルを作ってみよう!」だった。

 海水は、温度が低いほど重く、塩分濃度が高いほど重い。 この説明を聞いて「海水カクテル」を作っている子供たちは楽しそうだった。

 

今日は「JRウォーキング」なので、九大筑紫キャンパスでの滞在時間もほどほどにしなければ・・・。

でも、思った・・・九州大学筑紫キャンパスでの研究者の持続的活動が、将来、地球上で暮らす人類の幸せと安全につながっている。 感謝しなければいけない。 

 

 コースマップに従い、筑紫キャンパスの「春日門」から「春日の杜通り」を歩く。 写真右側が「春日公園」になる。 新緑が気持ち良かった。 春日1丁目から31号線を右折する。

 

 31号線に沿って「春日公園」を過ぎると、「航空自衛隊春日駐屯地」の小高い基地内に置かれた戦闘機が見える。

 

この後、「奴国の丘 歴史資料館」に向かうのだが、多くの参加者が、そのまま31号線を真っ直ぐ「岡本交差点」へショートカットしていた。

 

僕はこれまで、マップで指示されたコースを近道したことはない。 正確に言うと一度だけ、道に迷って結果的に近道したことはある。 「奴国の丘 歴史資料館」は、JRウォーキングでも数回、個人的にも何回も訪問している。 今回は九大筑紫キャンパスでの滞在が長かったので、「奴国の丘 歴史資料館」での見学そのものはスルーする。

 でも、コースだけはマップ通りに歩くので、「歴史資料館」の前までは行った。

 

毎回のコースマップの裏側に「コース上の注意」が書かれている。

その中に「横に広がっての通行はご遠慮下さい」とある。

 次は「陸上自衛隊福岡駐屯地」に沿った歩道での写真。 四人のご婦人がこの状態のまま話しながら歩いている。 しばらくして僕が「すみません」と声を掛けると、右側のご婦人が歩道の中央に寄って空けてくれた。 何の言葉も無かった。 四人にとっては、久しぶりに友達同士でウォーキングに参加し、おしゃべりを楽しんでいたのであろう。 でも、気を付けたいものである。 

 

JR九州鹿児島本線の踏切を渡り、西鉄大牟田線雑餉隈駅の方向へ向かう。

 「マルキョウ雑餉隈店」の前を通る。 ここが「マルキョウ」の第一号店だ。

 

 西鉄大牟田線の手前から「銀天町商店街」の中を歩く。昭和の香りがする各地の商店街の多くが苦しんでいる。 その中でも雑餉隈の「銀天町商店街」は、皆が力を合わせて頑張っている。

 

 商店街の南側出入口がウォーキングのゴール受付だ。

 

今回は九大筑紫キャンパスでの実演・展示に、衰えた脳ミソを酷使し過ぎたので、少し頭が痛い。 早く家に帰って、シャワーを浴びて、心身を休めたい。

 

JRウォーキングのスタート・ゴール受付、コース誘導スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

 

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