香椎の町を想う!

 

中央区長浜で生まれたうっちゃんが、「香椎」を「終の住処」として住み始めて25年・・・4分の1世紀が経ちました。 その間、単身赴任もありました。 息子にとっては、小学6年生から大学卒業までを過ごした故郷で・・・年に数回、帰省した時にクスノキ並木を通っては「ホッとする」と言います。 

                 香椎参道(勅使道)  

 

うっちゃんは長男として、親の実家(サニータウン=香椎台)に近い所に住もうと決めたことがキッカケなのですが・・・「住めば都」・・・今では、心から香椎の町を愛しています。 

4分の1世紀と一言で言っても、25年間は長い・・・アイランド・シティにタワーマンションは建ってなかったし、千早地区は何も無かった。  

 

香椎に引っ越して来た頃、「香椎副都心土地区画整理事業」がスタートしました。 福岡都市圏東部の交通拠点及び多機能中枢都市の形成を目指す事業となってました。 

アイランド・シティ千早地区などは、大きく変化を遂げました。 

                アイランド・シティ 照葉 

 

                千早 なみきスクエア前   

   

アイランド・シティは埋立地、千早地区は操車場跡地で元々更地でしたから、縄張りも容易で、計画通りに進められたと思います。 しかしJR香椎駅西鉄香椎駅周辺のオールドタウンは、戦後からの急な発展が続いて来て、古き良き時代の趣を残しつつも老朽化した建物が立ち並んでいました。 土地区画整理事業はスクラップ・アンド・ビルドになります。

 

                 JR香椎駅前 (昭和33年)  

 

               JR香椎駅前 (平成25年)   

 

              JR香椎駅前 (平成30年2月撮影)   

 

                                     JR香椎駅前 (令和元年5月撮影)  

 

 

区画整理事業初期の立ち退き交渉に時間を要した感がありましたが・・・何とか更地に。 5~6年前、新しい建物の建設が始まった頃、思ったのですが・・・建設のスピード感が無くて、建物が不揃いなんです。 

新しいビルとビルの間に、新しく2階建ての民家が建つんです。 幾つかの民家が立ち退いた後の広い更地は、ビルの建設でなく駐車場になっています。 

 

「香椎の町の賑わいが縮小している」・・・うっちゃんのみならず、この様に感じておられる住民は多いと思います。 「みゆき通り」、「キラキラ通り」にお店が幾つかは戻って来ていますが、人の往来がありません。 以前、「濱男通り」には4軒の「焼き鳥屋」がありましたが、今は一軒もありません。 仲間達で通った「焼き鳥 相兵衛」もここでした。

                濱男通り  (令和元年5月撮影)  

 

キラキラ通りにある某お店の主人が言ってました・・・「区画整理事業で不動産の価格が上がったので、需給バランスが崩れている。 賃貸でお店を経営していた店主が戻って来ていない」・・・立ち並んでいたお店が無くなると寂しいものです。 通りから賑わいが無くなっています。

 

前出の某お店の主人は、加えてこうも言いました・・・「住民が居なくなっているのでは無いので、自治会や我々事業者が知恵を出し合って、元の賑わいを取り戻さなくてないけない」

そうなんですよね、近隣の人口は増えている訳ですから、新しい街並みに合った新しい取り組みが必要なんでしょう。 まだまだ更地も多く、建物の建設もこれからです。 

              3階から駅前を撮る  (今月17日撮影)

 

                駅舎正面 (今月17日撮影)   

 

               JR香椎駅前 将来イメージ図    

 

JR香椎駅前については、以前に発表されたイメージ図に近くなって来ました。

 

新しい香椎の全体完成まで、まだまだ時間がありますが、行政だけでは限界があります。 大切なのは自治会や事業者会、加えて住民の一人ひとりが我がまち「香椎」を愛することだと思います。 愛する想いの中に地域活性のヒントが隠されているのではないでしょうか。

 

 

1960年代の古いレコードを思い出しました。 P.F.スローンの「孤独の世界」・・・邦題の「孤独の世界」は、歌詞とは少し意味が異なっています。 本題は「From A Distance」・・・泥沼化したベトナム戦争や核を競う米ソの冷戦時代で、メッセージ性の強い反戦歌です。 

             P.F.スローンの「孤独の世界 

 

歌詞からすると「From A Distance」は「遠くから物事を見つめて、平和の原点に戻ろう」のような意味ですかね。

 

香椎の町で何気なく見ている景色でも、遠くから見つめれば新しい発見があるかもしれない。 将来に向かう為のアイディアやヒントが見つかるかもしれない・・・。

 

そんなことで「From A Distance」をBGMに、香椎の町のYou-Tubeを編集してみました。 

タイトルは「ザ・香椎」です。 

          「ザ・香椎」  You-Tube  提供:香椎うっちゃん

 

歌詞のこの部分ですね。

 

Have you ever heard  a crying angel sing

天使が悲しみ泣きながら唄う歌を聞いたことがありますか
From a distance  from a distance  you can hear a crying angel sing
少し遠く離れたところから見ると、泣きながら唄っている天使の歌が聞こえますよ

 

ベトナム戦争や核の冷戦に天使が泣き悲しんでいました。

 

Have you ever wondered  just how tall is tall

高いと言うのは、どれくらいの高さを言うのか考えたことありますか
From a distance  the highest building still looks very small
一番高いビルを少し遠く離れたところから見ると、とても小さく見えます

 

物事とは単純なものではありません。 何かと難しいです。でも、色んな角度、距離から眺めて考えれば、香椎の将来の姿・方向性が見えてくるかもしれません。

 

 

天使を香椎宮神功皇后に置き換えると・・・香椎の町の賑わいの縮小に、神功皇后が悲しんでいます。 もう一度、皆で香椎の町を見つめ直そう。 ちょっと遠い距離から、違った角度から香椎の町を眺めてみよう。 そしたらアイディアが生まれて、何か新しい町造りが出来るよ!

 

大丈夫、神功皇后が守ってくれる!  未来の素晴らしい香椎を夢見て!

 

香椎あれこれ

香椎浪漫

 

             神功皇后は飲酒運転を許しません!