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娘(6)→なーちゃん
息子(4)→ちいくん
の2児のママ、かしみやです。
先日、X(旧:Twitter)で『きょうだい児』(※)というワードがはいったポストがバズってたのを目にしたんです。
(※『きょうだい児』とは、重い病気や障害を抱える兄弟姉妹がいる子供のこと)
この言葉で思い出した映画があります。
『ワンダー 君は太陽』という映画です。
ストーリーを簡単に紹介すると
オーガスト(オギー)という10歳の少年(主人公)は先天性の遺伝子の病気で顔の形が変形して生まれてきます。
27回に及ぶ顔の整形手術で入退院を繰り返えす日々。教育は家庭で母親が教えていたのですが、容態が安定したオギーは学校に通うようになります。
しかし、クラスメートたちに差別やいじめを受けるんです。
オギーは自分の顔が普通ではないことや周りに受け入れてもらえないことに苦しみながらも、他者との理解を深めようと努力します。
家族愛や人間愛がテーマになっている作品です。
ストーリーの軸は基本的に主人公のオギーなんですが
私にとってこの作品で印象的だったのはオギーよりも、姉のヴィアだったんです。
ヴィアは重度の疾患をもって生まれた弟の姉、つまり『きょうだい児』というポジションの女の子。
作中、ヴィアの一人語りで自身の人物紹介がされます。
以下、ヴィア視点での一人語り
オギーは太陽
パパとママと私はその周りをまわる惑星
私は弟が好きだし
その太陽系にはもう慣れた
(中略)
ママもパパも世界一手のかからない子ってよく言ってた
そうかな…
私どころじゃないって知ってただけ
このヴィアの言葉がまさに『きょうだい児』である多くの方が抱えている心境なんだろうと思います。
私は『きょうだい児』ではありませんが
障がいのある子を育てる親としての視点で、
この語りが、胸にグサグサと刺りました。
出来るだけ子供達を平等に手をかけてあげたいという気持ちはあるんですが、息子の方ばかりに目がいってしまうって感覚はすごく感じていたんです。
なのでこのヴィアの語りに、娘を重ねて
いつかこんな風に感じる日が来るのかなとか…想像してしまいました。
息子の方が障がいがある分、ケアしてあげなければならない場面はどうしてもあると思います。
それは仕方がないことなんですが
娘にはできるだけ「自分は放っておかれた」とか「弟が中心の家庭だった」と感じないような接し方をしていかなければいけないなと思いました。
例えば、娘とふたりだけの時間を作ることなどは今できていることなので、これからも続けていきたいです。
ヴィアのシーン以外にもグッとくる場面の多い『ワンダー 君は太陽』という作品。
家族愛、ヒューマンドラマが好きな方はぜひ観てみてください。
気軽に覗いていってください
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