淡路島のアニメ新劇場、プロセスに問題ありあり。 | かしのたかひとマインドマップ

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かもめ地域創生研究所
理事
樫野孝人のブログ

この記事、一見すると面白そうな話に見えるのですが、

議会では紛糾しました。

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201802/0010989509.shtml

 

補正予算9億円は国から割り当てられた「働き方改革」のための予算ですが、

「農業・観光・芸能の3束のわらじを履かせる人材の研修の場」という

無理から作文した理屈で、劇場という「ハード整備」に

税金を使います。

目的外使用っぽいんですよね。

 

しかも、この場所はパソナが委託を受けた公演の中に

作るので「県のお金ではなく、パソナが建設するべき」という意見が

建設常任委員会でも多数出ました。

 

しかし、悩ましいのは

これを却下するとどうなるか?

 

この国の補正予算は使われずに、国民の税負担が少なくなるかというと、

そうはならず他の県が獲得して別の用途に使われるだけです。

 

であれば、すっきりしないけど兵庫県で使ったほうが

まだ良いか・・・などとも思います。

 

この問題の本質は

使い方が決まってないのに、

バクっと国が予算を決めて、それを獲得するために

地方自治体が作文をして使途を官僚とすり合わせるという

仕事のプロセスにあるんですよね。

 

こういうのを近くで見ていると

国の予算はもっと減らせると思うし、

もっと必要なところに使えるように

国はきめ細かい予算編成をしてもらいたいと痛感します。