次世代には史実を伝えるだけで、過去の恨みを語り継がない | かしのたかひとマインドマップ

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かもめ地域創生研究所
理事
樫野孝人のブログ

この本で一番印象に残ったこと。いや感銘を受けたこと。

「第二次世界大戦後、国境を接しているドイツとフランスの距離は
限りなく遠かったのに、今の両国関係は有史以来初めてと思われるほど
揺るぎない。
その和解が可能だったのは、両国が次世代には史実を伝えるだけで
過去の恨みを語り継がなかったからだ。
史実と感情を切り離す独仏の友好プログラムが
青少年に対して意識的に行われ、
すべてを水に流すという刹那的なやり方ではなく、
理性で勝ち取った関係なのだ。」

これは外交でも、ビジネスでも、男女間でも、
とても芯を食った話ですね。