市民のために原点に立ち返って「心の復興」を。 | かしのたかひとマインドマップ

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かもめ地域創生研究所
理事
樫野孝人のブログ

1月17日。神戸にとって特別な日。


多くの人が様々な思いを胸にこの日を過ごしたことと思います。


そんな中、今週、新長田駅南地区の再開発ビル「アスタくにづか」で、

店舗が住宅の8倍の管理費負担を強いられているのは不当として、

店舗所有者が市出資の管理会社を相手取り、過払い金の返還を求める訴えを

神戸地裁に起こしました。


原告は全店舗の約半数に当たる40人を超えるようです。


しかも別の棟では訴訟になった際に、

管理費を住宅の1.5倍にする和解をしていながら他の棟の是正をしなかったとのこと。


南地区の再開発ビルは店舗の床面積約7万6000平方Mのうち、

売却できたのは半分以下の約3万7000平方M。


震災から17年が経過しても、復興事業が軌道に乗らず、まだまだやるべきことは多々あります。


東日本大震災で被災された方々の心の痛みも決して簡単に消えるものではありません。


復興に向けて動き出しながらも今きちんと考えて対応しておかなければ

2次災害、3次災害が何十年経っても住民を苦しめることになります。


一年に一度のこの日、もう一度原点に立ち返って市民のために何をなすべきかを考え、

神戸市政には「心の復興」を進めていってもらいたいです。