1月24日元町駅近くの私学会館でタウンミーティングを開催しました。
30名近くの方に来ていただき、イスが少し足りないほど盛況でした。
今回は、神戸リメイクプロジェクトの今年の活動方針と、
平成20年度の神戸市交通局の高速鉄道事業と自動車事業(主に市バスと地下鉄)の
開示されている貸借対照表から何が読み取れるか?を
私からお話させてもらいました。
高速鉄道事業の方の人件費は単純割りすると一人当たり年収942万円、
自動車事業の人件費は一人当たり1123万円です(両方とも間接人件費を含む)。
補助金は両方合わせて約45億円を年間に使っています。
特に鉄道事業の方は、減価償却費が重く、年間85億円もかかっています。
西神線は既に黒字ですが、赤字路線である海岸線の敷設に使った
約2500億円の償却負担はまだまだ20年くらい続くのではないでしょうか。
また支払い利息も巨額です。鉄道事業の支払い利息は年間52億円。
これも10年~15年くらい続くのでしょう。
累積欠損金は平成19年度で1182億円を超えています。
敬老パスは有料化された後、今度は値上げもされるようです。
利用者の4分の1が敬老パス対象者だとすると、その収入は約25億円。
「たられば」は今更言っても仕方ないのですが、
海岸線を開通しなければ・・・、人件費がもう少し安ければ・・・、
造ったからにはもっと乗客を増やす仕掛けが出来ていれば・・・。
まだまだ私たちは知らないこと、意識してないことが多くあります。
少しでもみんなと共有していければと思っています。
そのトライアルのために、twitter中継もやってみました。
まだまだ使いこなせていませんが、徐々にレベルアップしていきたいと思います。