【事例】2番手から競合他社との競争に勝つ方法 | 貸倉庫東京Rのブログ

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飲食店に対する時間制限などで、駅前では『テナント募集』の看板が増えていますが、一方で『セントラルキッチン』『食品工場』として利用できる物件の問い合わせがコンスタントにある。デリバリー市場が拡大している背景があると思われます。

 
飲食店として募集している物件は供給過多


セントラルキッチンとして利用できる物件は供給不足


こんな状態ですので、セントラルキッチンとして利用できる物件は競合他社と物件を巡って取り合いになってしまいます。

 
年間1000物件以上の倉庫・工場の情報を扱い、宅建士である私が


先月、セントラルキッチンを契約した事例を元に


2番手からでも競合他社との競争に勝つ方法を解説したいと思います。



   


   



   


   



   


   

【事例】2番手からでも逆転で契約



   

今回事例として上げるのが、こちらの工場


建物内はこんな感じ

   



   

元々は食肉工場としてされていたので、冷蔵庫が残っていたり、グレーチングがあったりと、造作コストが削減できそう。デリバリーが増えているということで、早めに物件を借りたいという意向があるテナントさんでした。


僕が内見をしたのが3月15日。その段階で1番手の方が申し込みを入れており、僕が内見をさせて頂いたテナントさんは2番手という扱いでした。


そこから約1周間後 3月23日に契約をしています。


何故、2番手という状態から1週間程度で逆転できたのか?今回のテナントを四字熟語で表すなら『百戦錬磨』。百単位で物件を借りている企業ですので、物件を借りることに慣れていました。

   


   


   

逆転に向けてのタイムスケジュール




内見から契約までを時系列にしてみますね。


3月14日 問い合わせ
お電話で問い合わせを頂いた段階で
・1番手の申し込みがあり、審査完了している。
・見積もりの数字を待っている状態


1番手の方が契約に向けて準備をしているので、テナントさんは諦めるのかなと思いきや、明日内見したい旨をいただきました。

   


   

3月15日 内見 14:00~17:00



内見の時間が3時間。通常の内見にしては時間が長いですね。今回内見したのは1回のみ。テナントさんの営業の人が2人。電気工事屋さん1人。冷蔵庫の会社の方2人。内装業者さんが1人。1回目の内見で造作工事の見積もりをとってます。1番手がいるとは言え、段取りがよすぎます。

   


   

3月15日 オーナー挨拶 18:00
内見、現地確認が終わり、タイミングよくオーナーさんに挨拶することができました。パンフレット(会社概要)を持参してましたので、オーナーさんにアピールすることができたのも良かったです。

   


   

3月16日 入居申込書提出
1番手の方が『見積もりがでてから、契約をする』という条件でしたので、月内に契約をする。申込の段階で契約日は3月23日と指定しました。1番手の方がトロトロしていたこともあり、この段階で2番手から1番手に昇格しました。

   


   

3月18日-22日 リーガルチェック(契約書確認)
週末にかけて書類の確認を終わらせる。実はこの段階で造作工事の業者さんが概算で数字を出していたので、正式にGOサインがでたのはこのタイミングだったのですね。

   


   

3月23日 契約

   


   

このスピード感は通常の契約でもかなり早い部類です。僕がこれまで数百件契約した中でも、最速なんじゃないかと思うぐらいでした。

   


   

もっといい物件があるんじゃないか?他にも物件を見てみよう。と思うのが普通の感覚だと思います。部屋の場合はそれでいいかもしれません。しかし、倉庫、工場の場合は、他の不動産と違い、圧倒的に供給不足。新築が建つことが少ないのです。この物件は使えると判断したら、明日でも契約できますよ。という勢いでした。

   


   


   


   

【逆転勝利】3つのポイント




   

僕の不動産仲介の経歴でベスト3に入る、最速勝利という出来事でしたので、つい言ってしまいました。『今月の数字が上がったので、ありがとうございました。』そして営業担当の方には、スマイルを頂きました。

   

2番手から逆転した3つの要因


1.内見は1回で終わらせる


2.申込みの段階で契約日を指定する


3.1番手より、安心できるポイントを提示する




   


   

何故こんなにも早く契約ができたのかを振り返ってみると、この3つのポイントが抑えられていたからだと思います。


『物件がなかなか見つからい』と思っている方って


この3つのポイントの逆のことをしていませんか?


   


   

1.内見は1~2回で済ませる
何度も内見をするテナントさんを見かけることがあります。過去に物件を借りたことがないので、慎重になっているのかもしれませんが、慎重になりすぎている。もしくは、100%に近いものを求めている傾向にあります。しかし、僕の感覚になるのですが、借り慣れているテナントさんは理想の7割型のものがでれば、GOサインをだしている傾向にあると思います。即断即決できるテナントさんは物件を借りられなかった時のマイナスのほうが大きいという判断なのでしょうね。

   


   

2.賃貸の契約日とは入金日とイコール
契約日を明示したことも、今回の勝因だったかもしれません。契約日イコール入金日です。早く契約をしたいと思っていたところでしたのでオーナーさんは喜んで、1番手に格上げされたのでしょう。目の前に『人参をぶら下げる』って古典的ですが、一番効きます。

   


   

3.内見時には会社パンフレット・決算書は持参するべし!
不動産の契約を『結婚』と例えることがあります。そして『お見合い』をするには『お見合い写真』と『プロフィール』が必要ですね。これを『申込書』と言い換えることができるのですが、『会社パンフレット』と『決算書』を内見時に持っていれば、事が進むのが早い。借り主が男性であれば経歴が『会社パンフレット』、給与明細が『決算書』とでもいえるのでしょう。奥さん(貸主)は毎月給料をちゃんと稼いできてくれるのかを見るわけですね。

   


   


   


   

『物件が見つからい』というテナントさんは沢山います。僕は心の中で、『だったら、土地を買って自分で建てちまえ。』と思ってます。しかし現実は『建てれる土地とお金がないから、賃貸で探しいてる』わけです。


『物件がないない』言う前にまずは


理想と現実の妥協点を見つけてください。


『物件探し』のドツボにハマったら、1年、2年と続けている会社って思ったより、多いもんです。大体、社員さんが物件探しに疲れてしまっています。効率よく物件探しをしたいのであれば、ご相談ください。

   


   

食品工場向け物件(セントラルキッチン)の特集ページ

   


   


   


   


   

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